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カルパチアンシープドッグとは?|性格や特徴を解説します!

更新日:2024年06月26日

カルパチアンシープドッグの歴史は?性格は?古くから護畜用に飼われてきた、家畜や家族を外敵から守る犬。狼と犬を交配させてつくられたので、容姿もどことなく狼に似ています。日本では未輸入の勇敢な”騎士”犬、カルパチアンシープドッグの魅力をたくさんご紹介。

カルパチアンシープドッグとは?|性格や特徴を解説します!

希少な犬種

第一次世界大戦と第二次世界大戦によって多くの犬たちが絶滅の危機に陥りましたが、カルパチアンシープドッグもその被害にあった犬のひとつです。

なんとか生き残るため、ボスニア・ヘルツェゴビナのトルニャックや、ブルガリアのカラカハン・ドッグなど、近い種類の血を借りることに。終戦を迎えたあと戻し交配を行い、愛好家たちの努力によりやっとの思いで純血を取り戻しました。

カルパチアンシープドッグは原産国であるルーマニアにおいても希少な犬種です。その多くが牧場などで実用犬として飼われていますが、国際畜犬連盟に公認犬種として登録されて以降はペットとしてもが出るようになりました。

現在は各国にいくつかの犬種クラブが設立されており、日に日に頭数は増えています。

オスとメスの体格差が大きい

カルパチアンシープドッグはオスとメスとで大きく体格が異なります。オスの体高はおよそ65~73cm、メスの体高はおよそ59~67cmと、差のある個体だと15cm近くも大きさが変わってきます。

これだけ大きさが違うと、まるでまったく異なる種類の犬のよう。ここまでオスとメスとで体格差がある品種は珍しいので、カルパチアンシープドッグの大きな特徴のうちのひとつといえるでしょう。

カルパチアンシープドッグの飼い方

狼の血が流れていたり、家畜から家族を守るような勇敢な性格をしていたりと、ペットとしての犬とは少し違った特徴を持つカルパチアンシープドッグ。どのような飼い方をしていくべきなのでしょうか。

カルパチアンシープドッグは、運動量が豊富で活発な犬種のため、飼う上でしつけは必須です。

特に飛びついたり噛みつき癖があるような攻撃性の高い性格の子に対しては、トラブルを起こさないよう、しっかりとしつけなければなりません。

また、毎日最低1時間は運動させてあげるようにしましょう。関節疾患に罹患しないよう激しすぎる運動を長時間させないようにすることも大切です。被毛の毛玉や汚れを防ぐため、週に二回程度は優しくブラッシングをしてあげましょう。

カルパチアンシープドッグは、他のペット用の品種に比べて上級者向けであり、やや飼う難易度の高い犬だといえます。

カルパチアンシープドッグの特徴をしっかり知ろう!

さて、本記事ではカルパチアンシープドッグの歴史や性格、飼い方について説明してきましたが、いかがでしたか?

カルパチアンシープドッグは、家畜と家族を守ってくれる犬で、性格は温厚で勇敢な、歴史のある品種です。

こちらの動画には、カルパチアンシープドッグと羊たち、そして家族とのコミュニケーションの様子の映像が映っています。

羊たちを守り、牧羊犬としての役割もこなし、家族たちにはよく懐き、深く愛情のある関係を築けているということが一目でわかります。

日本では未輸入のとても珍しい犬ですが、こんな青空の下でカルパチアンシープドッグと一緒にのどかに暮らしてみたいですね♪

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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