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ボーダーコリーの珍しい毛色『ブルーマール』ってどんな毛色?

更新日:2024年01月10日

ボーダーコリーの毛色のバリエーションについての記事になります。基本的なカラーに加え、ブルーマール、チョコレートマールといった珍しいカラーもご紹介!ボーダーコリーが持つ「マール遺伝子」に関してもお話しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ボーダーコリーの珍しい毛色『ブルーマール』ってどんな毛色?

様々な犬種の血を引いている

今ではその美しい毛並みに、底知れないスタミナと有数クラスの知能を持つボーダーコリーですが、今のこの姿に落ち着くまでに様々な犬種と交配を繰り返してきました。

ルックスではなく牧羊犬としての性能を重視していた初期から、ショードッグとしてルックスに重きを置くようになった最近まで、ボーダーコリには様々な犬種の血が濃くも薄くも流れています。

カラーに影響をもたらす遺伝因子が多いのも頷けます。

マール種のボーダーコリーの毛色

先に記述したマール遺伝子を持つボーダーコリーの毛色は、基本のブラック・レッド・ブルーと違い、とても特徴的な毛色になる場合が多いです。

そのカラーバリエーションも豊富で細分化されています。

毛色

  • ブルーマール
  • ブルーマール・ホワイト
  • ブルーマール・タン
  • ブルーマール・ホワイト&タン
  • セーブルマール・ホワイト
  • ストレートマール
  • チョコレートマール
  • チョコレートマール・ホワイト

ブルーマール

ボーダーコリーが持つ遺伝子の中には、毛色を3色にするトライというものがあります。メインはブラックで足や目の周り、頭部などにタンカラーが入る事が多いです。

このトライカラーのブラックの一部分が、マール因子でブルーがかった薄いグレーのようになり、ブラック部分が身体のいたるところに出るカラーそのものをブルーマールと呼びます。(いわゆる”ブチ柄”と呼ばれるものです)

まるで大理石のような美しい見た目と個性溢れるその毛色は、思わず見惚れてしまう程です。ブルーマールでもその子によって柄は全然違いますが、どんな柄のブルーマールでも非常に珍しく、レアカラーと呼ばれています。

ブルーマール・ホワイト

ブルーマールとホワイトのカラーのボーダーコリーの事です。

タンカラーがないブルーマールとホワイトの組み合わせは、なんといってもそのクールな印象が魅力的と言えるでしょう。

タンカラーがない分、ブルーマールのブチ柄が身体のどこに出るかによっても大きく印象が変わるところも魅力的です。

ブルーマール・タン

ブルーマールに、トライカラーのタンが身体のどこかに出ているボーダーコリーの事です。

ブルーマールのブチ柄の出方やタンの比率もありますが、色合い的にもとても個性的なカラーのブルーマール・タン。

国内じゃまだまだ珍しいカラーではありますが、オーストラリアなど海外では良く見るカラーの一つです。

ブルーマール・ホワイト&タン

ブルーマール・ホワイトにトライカラーのタンが身体のどこかに出ているボーダーコリーの事です。

タンは目の周りや足先に出る事が多いですが、背中やお尻の方に出る事もあります。

ブルーマール・ホワイトのクールな印象から一転して、どこか暖かく柔らかい雰囲気を纏ったカラーが印象的なカラー種類になります。

セーブルマール・ホワイト

セーブルとは、基本となるカラーに黒い毛が混ざっている事をさすカラーです。頬から耳にかけて入っていたり、ホワイト部分に混ざって入っていたりします。

そんなセーブルにマール因子が作用したカラーと、ホワイトの組み合わせのカラーになります。

セーブルの色合い的に、マール因子が作用する箇所が少ないので、成長すると共に普通のセーブルと見分けがつきにくい場合があります。

スレートマール

スレートマールは、ブルーマールを薄くしたカラーのボーダーコリーの事です。

マール因子と、ベースのカラーを薄くする因子が作用した事により生み出されたそのカラーは、薄いシルバーのような色合いになっています。

光の加減で薄いバイオレットブルーの様にも見えるスレートマールは、とても神秘的な印象を抱きます。

チョコレートマール

ブルーマールのグレー部分がチョコレート色になったボーダーコリーの事です。

チョコレートはその名のとおりチョコレート色のカラーの事です。チョコをレッド、チョコより薄いカラーをライラックと呼ぶ事もあります。

ブルーマールよりも繁殖が難しく、国内においては頭数がとっても少ないカラーになっています。
次のページ:マール種のボーダーコリーを飼うには?

初回公開日:2019年08月30日

記載されている内容は2019年08月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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