キャバリアとは?コッカースパニエルではない?飼い方についても

キャバリアはキャバリア･キング･チャールズ･スパニエルと英語圏では呼ばれています。

まずはそんなキャバリアがどんな犬なのかについて紹介します。キャバリアの歴史、性格、特徴などについて特記していきます。キャバリアを飼う上でその犬のルーツや特徴を知ることは大切なことです。

また、今回がコッカースパニエルとの違いについて学ぶためにも、しっかりキャバリアがどんな犬なのかも理解しておきましょう。

名前についている｢スパニエル｣とは種類を指します。もともと、スパニエル犬種は猟犬であったとされています。16世紀頃には、キャバリアの祖先となる犬がいたそうです。

｢キング･チャールズ｣はイギリスのチャールズ1世とチャールズ2世に愛されていたこと、｢キャバリア｣は中世の騎士という意味を表す言葉に由来します。

原産国のイギリスでは1945年、アメリカでは1996年と、犬種に登録されたのはかなり最近です。さらには1960年にイギリスの王室に迎え入れら、現在はを博した犬種とされています。

キャバリアは非常に性格が良いことで有名です。神経質な部分が全くなく、大変落ち着いてて、他の犬と争うことを極端に嫌います。

そんな穏やかな一面ももちつつ、活発的であり、友好的な性格でもあります。遊ぶのも他の犬と一緒にいるのも大好きです。また、小さい子供とも遊ぶことができます。

また、賢さも兼ね備えています。その場の空気や雰囲気、飼い主を始めとする人の気持ちを読み取るのが非常に上手で、犬の方から優しく接してくれることもあります。

飼い主に触ってもらえるのが好きという愛情深いところから、性格も高評価です。

キャバリアの外見の特徴として目と耳がまず挙げられます。

キャバリアの目は比較的大きく、丸い形をしています。かなり水分を含んでいるため、輝いて見えます。可愛らしい印象は目から伝わるものとされています。

キャバリアの耳は垂れており、ウェーブのかかった飾り毛がついています。また、キャバリアの垂れ耳の毛には色がついていることが多いため、一目見ただけでインパクトを受けます。

また、目の周りの毛と耳の毛の色は同色であることが多く、垂れ耳の巻き毛からは大変艶っぽい印象があります。

キャバリアはオーバーコートもアンダーコートも持っている｢ダブルコート｣と呼ばれる被毛をしています。生まれてから3歳になるまでには、耳、胸、足に飾り毛も生えてきます。

キャバリアの毛にはまっすぐな毛であったり、比較的ゆるい巻き毛のストレートと、巻き毛が細かくなっているウェーブの2種類があります。

毛色はブレンハイムと呼ばれる赤褐色と白、赤褐色と黒と白のトライカラー、赤褐色一色のルビー、ブラックとタンのバイカラーと呼ばれる4つのパターンに別れています。

キャバリアとコッカースパニエルは、キャバリアの祖先が生まれたとされる16世紀頃から間違われることの多かった犬種です。現在でも多くの人が、その違いを説明できません。

では、キャバリアとコッカースパニエルはどこが違うのでしょうか。ここではこの2種の決定的に違う箇所について説明していきます。

まず、キャバリアとコッカースパニエルで大きく違うのは体の大きさです。

コッカースパニエルは中型犬に分類される大きさの体をしているのに対し、キャバリアは小型犬に分類される大きさです。体重も倍近く違います。

また、身体つきもキャバリアは華奢ですが、コッカースパニエルは筋肉質と、大きな違いが見受けられます。

さらに、顔つきにも違いがあり、キャバリアの口先は長めなのに対し、コッカースパニエルの口先は短く詰まっています。

毛は2種類ともダブルコートですが、コッカースパニエルの方が厚い毛並をしています。