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穏やかで愛情深いグレートピレニーズの大きさは?その特徴や飼い方

更新日:2024年10月31日

アニメや映画でもの超大型犬、グレートピレニーズ。ふわふわな被毛と大きな体を持つこの犬は、ドッグランなどでも飛び抜けて目立つ存在です。誰しもが一度は触れ合いたいと感じるグレートピレニーズと一緒に暮らすためのポイントをわかりやすくまとめました。

穏やかで愛情深いグレートピレニーズの大きさは?その特徴や飼い方
グレートピレニーズは大型犬に分類されますが、その大型犬の中でも特に体が大きい犬種です。両足を揃えて立った時、オスは地面から背中までの高さが70㎝近くもあります。

体重もオスだと60kg近くの重さになり、ゴールデンレトリバーの2倍近くになり、同じ大型犬のゴールデンレトリバーが小さく見えてしまうほどです。
体高オス:70~80cm メス:60~75cm
体重オス:50~60kg メス:40~50kg

オスの大きさ

大型犬の中でも特に大きなグレートピレニーズですが、オスはメスよりも一回りほど大きく、ガッチリとした体型をしています。厚い被毛のせいでさらに大きく見えます。

グレートピレニーズのオスの平均的な体高は70cm~80cmで、成人女性の膝くらいの高さがあります。後ろ足で立ち上がると胸に届くほどの高さになり、かなり大きく感じます。

体重の平均は50kg~60kgほどで、どっしりとして落ち着いた安定感があります。成人女性と同じくらいの体重なので、抱きついても動じません。

メスの大きさ

グレートピレニーズのメスは、オスよりも一回り小柄ではありますが、それでも少し小柄な成人女性くらいの大きさと重さがあります。

グレートピレニーズのメスの平均的な体高は60cm~75cmで、小さな子供は見上げなければならない程の高さです。

体重の平均は40kg~50kgで、成人女性でも油断をしていると簡単に押し倒されてしまいます。

秋田県やゴールデンレトリバーよりも大きいので、怪我や関節の炎症などで歩けなくなると、大人1人では移動させるのが難しくなってしまう犬種です。

グレートピレニーズの身体的特徴

超大型犬のグレートピレニーズですが、その身体的な特徴もさまざまです。一般的には体高より体長がやや長く、骨太でがっちりとしています。

雪山で暮らしていたため、ダブルコートのふわふわの被毛に覆われています。そのため、実際の体格よりもさらに一回りほど大きく見えます。

ドッグランにいても目立つグレートピレニーズの身体的な特徴をご紹介します。

グレートピレニーズの身体的特徴

  1. 被毛
  2. 毛色
  3. 骨格
  4. 狼爪

グレートピレニーズの身体的特徴1:被毛

グレートピレニーズは、極寒のピレネー山脈でも活動ができるように、もふもふの厚い被毛を持っています。

分厚く密集した柔らかいアンダーコートと、やや硬く長めのコートの2層に分かれていて、換毛期になるとアンダーコートが季節に合わせて生え変わります。

グレートピレニーズはダブルコートであり体も大きく、換毛期でなくても下毛は相当抜けます。

抜け毛は大型犬の中でもクラスと言われるほど大量なので、換毛期に限らず、毎日のブラッシングは欠かせません。

グレートピレニーズの身体的特徴2:毛色

グレートピレニーズの最大の特徴は、真っ白でもふもふとした長い毛です。真っ白または白をベースとしたダブルコートに、さまざまなマーキングが入る個体もあります。

代表的な色は、白を基調にして頭や耳、尾の付け根などにマーキングが入ります。マーキングの色はグレー、ウルフカラー、薄いイエロー、オレンジなどで、濃淡はさまざまです。

この白色につぶらな真っ黒な目と鼻、少し垂れた唇がシロクマを連想させ、特に子犬時代は、やわらかな毛とコロコロとした体つきがさらに熊のイメージを強くします。

グレートピレニーズの身体的特徴3:骨格

グレートピレニーズは険しくゴツゴツとした雪山を駆け回っていたこともあり、がっしりとした骨太の大きな体をしています。

体長は体高よりやや長く、優雅かつ迫力のあるバランスの取れた姿をしています。

骨量豊かでがっしりとした、とても堂々としたボディに愛敬のあるV字型の大きな頭部に、中くらいの大きさの耳がたれています。

顎は強く、上顎と下顎がわずかに接触してはさみのような咬み合わせになっているシザース・バイトで、足先は太くしっかりとしています。

グレートピレニーズの身体的特徴4:狼爪

グレートピレニーズの大きな特徴の1つとして、狼爪(ろうそう)があります。狼爪は、一般的に他の犬では前足についていますが、グレートピレニーズは後ろ足についています。

極寒のピレネー山脈は、冬は大地が凍りつき滑りやすく危険な土地です。夏場でもゴツゴツとした岩肌がむき出しになっており、平坦な地形はありません。

このようなおうとつの多い土地で牧羊犬として仕事をしてきたグレートピレニーズは、不安定な岩場を登るために狼爪を必要としてきました。

現代では、一般的な家庭で飼う場合には、狼爪を除去する場合があります。
次のページ:グレートピレニーズの飼育方法

初回公開日:2022年09月06日

記載されている内容は2022年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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