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タラバガニはなぜヤドカリの仲間なのか・共通点|足の数

更新日:2024年02月20日

タラバガニはカニではなく、ヤドカリの仲間なのかどうか、ヤドカリとの共通点やエビとカニ、クモとの関係性などについて、お話していきます。また、タラバガニの食べ方やタラバガニ以外のカニの種類、ヤドカリの関係性についても載せていきます。

タラバガニはなぜヤドカリの仲間なのか・共通点|足の数
タラバガニとヤドカリは本当に仲間なのでしょうか。タラバガニとヤドカリのそれぞれの生態についてお話しましたが、次は共通点をみていきます。ヤドカリはエビやカニと同じ十脚甲殻類です。十脚甲殻類の特徴は頭と胸が甲羅でおおわれていることです。また、脚が全部で10本あることも特徴の一つです。

脚と目が共通していた!

タラバガニとヤドカリには左右のハサミのサイズが異なることが共通してあげられます。また、脚も10本ではありますが、後ろの脚2本が前の脚に比べて小さいことも共通しています。脚以外に、目が真ん中によっていることもタラバガニとヤドカリの共通点です。

ヤドカリも食べられるの?

目と脚以外にもタラバガニとヤドカリで共通している部分があります。それは、油分の多さです。ヤドカリの肝は油分が多く、またタラバガニのカニ味噌も油分が多くあります。

油分が多くあることで、食べてしまうとお腹をこわしてしまう可能性があるので、食べることはできません。タラバガニのカニ味噌は油分が多いので食べられませんが、ズワイガニのカニ味噌は食べることができます。

タラバガニはヤドカリの仲間だということがわかりました。タラバガニは焼く・ボイル・刺身などおいしい食べ方がたくさんありますが、肝は油分が多いので食べられませんが、ヤドカリも食べることができるのでしょうか。

一般的にヤドカリというと小さいものを想像しますが、大きいヤドカリは食用としても食べることができます。新鮮なものはお刺身で食べることができますが、だいたい塩ゆでして食べます。島根県では今でもヤドカリを食用として食べています。

タラバガニの他にもヤドカリの仲間のカニはいるのか

タラバガニの他にもヤドカリの仲間はいます。アブラガニ、花咲ガニ、イバラガニはそれぞれエビ目ヤドカリ下目タラバガニ科と分類されタラバガニと同じくヤドカリの仲間に分類することができます。それぞれどのような特徴があるのでしょうか?それぞれの特徴を詳しく説明していきます。

アブラガニ

ボイルする前は全体的に少し青みががっているため別名アオガニとも呼ばれています。タラバガニとアブラガニは非常によく似ており、タラバガニと偽ってアブラガニを販売している業者もいるので注意しましょう。見分け方は背中の棘の数です。タラバガニは6本棘がりますが、アブラガニは4本しか棘がありません。

花咲ガニ

花咲ガニはとても流通量が少ないので幻のカニともいわれるほどの貴重なカニです。殻の大きさは比較的大きく脚も太くて身もしっかり入っているのが特徴です。

イバラガニ

水揚げ量が少ないので、食用としては珍しいカニです。見た目はタラバガニに似ていますが、タラバガニより脚が細いです。またその色合いからアカガ二とも呼ばれています。

同じ仲間のタラバガニとヤドカリ

今まで、何気なく食べていたタラバガニが実はヤドカリと同じ仲間だっだことがわかりました。見た目や大きさの違いから同じ仲間だと言われても不思議ですが、雑学として知っておいても損はしません。タラバガニがカニ科ではないことを皆さんに教えてあげましょう。きっと、驚かれること間違いなしです。

また、食品を食べる時にはアレルゲンに十分注意をしましょう。万が一、アレルギーを発症してしまった場合はおちついて、すみやかに病院へ受診をしましょう。

初回公開日:2018年04月06日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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