イカの目の位置・構造・役割とさばき方や食べられるのか
更新日:2024年08月06日
まず、親指を入れて、足の付け根をはがし、胴体と足を切り離します。片手で足の付け根を持ち、ゆっくりとはがすと、肝ごとすっぽりと抜けます。それから、墨袋、軟骨、エンペラの順にとってゆき、最後に皮をはぎます。これで完成です。
コウイカのさばき方
両手で甲を外します。墨袋を外し、エンペラと皮をはがします。最後に、エンペラの皮をはぎます。これで完成です。
イカの目の成分
ムギイカやホタルイカなど、小さいイカの眼はそのまま食べる人が少なくありません。しかし、大きなイカの眼は食べられるのでしょうか。
イカの目の中には何があるのかというと、実はほぼ水分なのだそうです。ですから、イカの目を噛むと、目が破れて水が出てきます。食べられないということではありませんが、大きいイカの場合、食べることはほぼありません。
イカの目の中には何があるのかというと、実はほぼ水分なのだそうです。ですから、イカの目を噛むと、目が破れて水が出てきます。食べられないということではありませんが、大きいイカの場合、食べることはほぼありません。
イカの目の見え方
イカの目がいいって本当?視力はどれくらい?
刺身がおいしいコウイカ。この種のイカの視力は、なんと0.6という測定結果が出ています。これは、ヒトであれば、メガネをかけなくても日常生活に支障がないほどの視力だといわれています。
後ろが見えない
イカは、後ろ向きに泳ぎます。しかし、実は自分の後ろを見ることができません。人間でいうと、背泳ぎをしながら生活しているような感じです。ですから、釣りの擬餌鉤などは、一度横目で見過ごして、それから体の向きを変えて餌に食いついてきます。
サングラス機能付き
「イカはしゃべるし空も飛ぶ」という本の中に、面白い研究が紹介されていました。
イカは夜行性です。夜行性の動物の多くは、光がない空間に対応できるよう、聴覚を発達させているそうです。しかし、伝統的なイカの漁を見てもわかるように、イカは電球などの光のもとに集まってきます。イカは、強い光に対して、どのように眩しさを調節するのでしょうか。
スルメイカの眼の網膜には、「桿状細胞」と呼ばれるほそながい細胞があります。その中には、黒い色素が含まれており、強い光に出会ったとき、その黒い色素は上の方に上ってくるそうです。そして、目のデリケートな部分を隠し、まるで「サングラス」をかけたかのような状態になり、イカの眼の中で、光の加減を調節するとのことです。
人間も、暗い部屋に入ると、光をそのまま通し、明るい太陽の元では濃い色がつく「調光サングラス」を開発しました。しかし、太古の昔から生きているイカの眼に、このような機能が備わっていることには、驚きを禁じえません。
イカは夜行性です。夜行性の動物の多くは、光がない空間に対応できるよう、聴覚を発達させているそうです。しかし、伝統的なイカの漁を見てもわかるように、イカは電球などの光のもとに集まってきます。イカは、強い光に対して、どのように眩しさを調節するのでしょうか。
スルメイカの眼の網膜には、「桿状細胞」と呼ばれるほそながい細胞があります。その中には、黒い色素が含まれており、強い光に出会ったとき、その黒い色素は上の方に上ってくるそうです。そして、目のデリケートな部分を隠し、まるで「サングラス」をかけたかのような状態になり、イカの眼の中で、光の加減を調節するとのことです。
人間も、暗い部屋に入ると、光をそのまま通し、明るい太陽の元では濃い色がつく「調光サングラス」を開発しました。しかし、太古の昔から生きているイカの眼に、このような機能が備わっていることには、驚きを禁じえません。
イカは「白黒の世界」
イカは、視力が非常に良いですが、色彩を見分けることはできません。彼らの世界には白と黒しかありません。
それでも、ある種の訓練を施されたイカは、白いボールと黒いボールを見分けることができるようになったという研究結果が出ています。異なる色によってつくられるコントラストの微妙な違いなら、眼で認知できるということです。また、イカは奥行きを把握することもできます。
それでも、ある種の訓練を施されたイカは、白いボールと黒いボールを見分けることができるようになったという研究結果が出ています。異なる色によってつくられるコントラストの微妙な違いなら、眼で認知できるということです。また、イカは奥行きを把握することもできます。
イカも鏡を見る
前述「イカの心を探る 知の世界に生きる海の霊長類」の中には、興味深い実験について記されています。
ある時、アオリイカの水槽の中に鏡を設置してみました。すると、水槽の中にいたすべてのイカが鏡に対して交互に近づいてきました。そして、とてもやさしい穏やかなタッチで、「まるで鏡に映っている自分の像を確認するように」何度も何度も鏡面を触り続けたということです。
イカが自分だと認識しているかは専門家でもわからないものの、それが、通常の触れ方とは違うため、鏡に映る像を見て何かしらの想いを抱いたと考えられるということです。イカも鏡を見るということが近年の研究によって明らかになりました。
ある時、アオリイカの水槽の中に鏡を設置してみました。すると、水槽の中にいたすべてのイカが鏡に対して交互に近づいてきました。そして、とてもやさしい穏やかなタッチで、「まるで鏡に映っている自分の像を確認するように」何度も何度も鏡面を触り続けたということです。
イカが自分だと認識しているかは専門家でもわからないものの、それが、通常の触れ方とは違うため、鏡に映る像を見て何かしらの想いを抱いたと考えられるということです。イカも鏡を見るということが近年の研究によって明らかになりました。
イカは「視覚の動物」
初回公開日:2017年11月13日
記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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