水中では可愛いと言われるブロブフィッシュとは?その特徴などを紹介
更新日:2024年07月28日
「ブロブフィッシュってどんな生き物?」
「見た目が気になるけど、どこかで実物を見られるのだろうか?」
ブロブフィッシュという生き物の名前を聞いたことがありますか?はじめて聞いた人や、名前や見た目は知っているけどどんな生き物かよくわからないという人もいるでしょう。
この記事では、ブロブフィッシュとはどんな特徴を持つ生き物なのかを紹介します。実物を見られる可能性があるスポットも併せてお伝えしていきます。
記事を読めば、ブロブフィッシュの目立った特徴である見た目の理由についてわかります。なかなか普段の生活の中ではお目にかかれない魚ですが、どこに行けば実物を見られるのかも知ることができます。
ブロブフィッシュがどのような生き物なのか気になる人や、食べられるかどうか気になっている人、ブロブフィッシュの特徴的な見た目が気になっている人はぜひチェックしてみてください。
「見た目が気になるけど、どこかで実物を見られるのだろうか?」
ブロブフィッシュという生き物の名前を聞いたことがありますか?はじめて聞いた人や、名前や見た目は知っているけどどんな生き物かよくわからないという人もいるでしょう。
この記事では、ブロブフィッシュとはどんな特徴を持つ生き物なのかを紹介します。実物を見られる可能性があるスポットも併せてお伝えしていきます。
記事を読めば、ブロブフィッシュの目立った特徴である見た目の理由についてわかります。なかなか普段の生活の中ではお目にかかれない魚ですが、どこに行けば実物を見られるのかも知ることができます。
ブロブフィッシュがどのような生き物なのか気になる人や、食べられるかどうか気になっている人、ブロブフィッシュの特徴的な見た目が気になっている人はぜひチェックしてみてください。
ブロブフィッシュとは?
【ブロブフィッシュ 】
— どん引き深海魚ワロタwww (@kimotiwarusinnk) September 5, 2022
こんなおっさん見たことあるwwww pic.twitter.com/jt0b6AHupq
ブロブフィッシュは、カサゴ目カジカ亜目カジカ上科ウクライナカジカ科に分類されます。日本では「ニュウドウカジカ」とも呼ばれる深海魚です。
大きさは約70cmに達する個体もいて、けっこう大きめの体長です。離れた小さな目が特徴的で、目と目の間隔は眼径の2倍以上も離れています。
ブロブフィッシュは「世界でもっとも醜い生き物」と言われる生き物で、なんといってもその見た目が特徴的でしょう。「ブロブフィッシュ」という名前は、「ふにょふにょした魚」という意味です。
別名もあり、日本では「ニュウドウカジカ」と呼ばれています。ブロブフィッシュのまるい身体とギョロッとした目を持つことから、坊主頭のお坊さんという意味で「入道」という名前が付けられているのです。
「ブロブフィッシュ」も「ニュウドウカジカ」も、どちらも見た目から付けられた名前であり、それだけ見た目が特徴的なのでしょう。
生息地
ブロブフィッシュは日本では、北海道オホーツク海沿岸や青森県〜茨城県の太平洋沿岸あたりの北の海に生息しています。また、世界的に見ると、オホーツク海やベーリング海近辺に生息しています。
深海魚であるため、水深480~2,800mの深い海の中で暮らしています。実は、ブロブフィッシュは深海魚であるがゆえに、なかなか水揚げして生態を詳しく研究することができません。そのため、まだわかっていない生態が多くあるのです。
食性は肉食で、海底にいる甲殻類を食べるという説が有力です。身体の筋肉が少なくあまり泳ぎ回りません。身体の大半がゼラチン質でできているため、泳がずに水中で浮力調整することで少ないエネルギーで活動しています。
深海魚であるため、水深480~2,800mの深い海の中で暮らしています。実は、ブロブフィッシュは深海魚であるがゆえに、なかなか水揚げして生態を詳しく研究することができません。そのため、まだわかっていない生態が多くあるのです。
食性は肉食で、海底にいる甲殻類を食べるという説が有力です。身体の筋肉が少なくあまり泳ぎ回りません。身体の大半がゼラチン質でできているため、泳がずに水中で浮力調整することで少ないエネルギーで活動しています。
水中と水揚げされた状態では違う姿になる
ブロブフィッシュの見た目はとても特徴的です。「世界でもっとも醜い生き物」という不名誉ともいえる称号を持っていて、ネットなどで見たことがある人もいるでしょう。
話題になる見た目は、陸にあげられたときの姿なのです。ブロブフィッシュは深海魚であるということもあり、水中から出されると水圧の変化や気圧の影響で、身体がドロドロに溶けてしまいます。もともと水分が多くてゼラチン質でできている身体であるため、水から出すと身体が潰れてしまうのです。
水中にいるときの生存中の姿はナマズのような姿で、身体の大きさのわりに小さい目が特徴です。身体全体にはヒゲが生えていて、そのヒゲ面が「入道」を連想させるということが「ニュウドウカジカ」の名前の由来にもなっています。
また、大きな頭を持つため、水揚げされると頭の皮膚が前面に垂れ下がり、大きな鼻のように見えます。水中での姿はかわいらしい見た目をしていますが、陸での特徴的な姿はキモかわいいと言われているようです。
話題になる見た目は、陸にあげられたときの姿なのです。ブロブフィッシュは深海魚であるということもあり、水中から出されると水圧の変化や気圧の影響で、身体がドロドロに溶けてしまいます。もともと水分が多くてゼラチン質でできている身体であるため、水から出すと身体が潰れてしまうのです。
水中にいるときの生存中の姿はナマズのような姿で、身体の大きさのわりに小さい目が特徴です。身体全体にはヒゲが生えていて、そのヒゲ面が「入道」を連想させるということが「ニュウドウカジカ」の名前の由来にもなっています。
また、大きな頭を持つため、水揚げされると頭の皮膚が前面に垂れ下がり、大きな鼻のように見えます。水中での姿はかわいらしい見た目をしていますが、陸での特徴的な姿はキモかわいいと言われているようです。
ブロブフィッシュには種類がたくさんいる
ブロブフィッシュが属するウクライナカジカ科には、およそ35種類いることがわかっています。ウクライナカジカ科に含まれるのはすべて海水魚で、世界中の海に生息しています。海底からあまり離れずに生活する底生魚のグループです。
生息する海深も、沿岸域付近で過ごすものからブロブフィッシュのように約2,800mまでの深海で過ごすものまで、さまざまです。
ウクライナカジカ科に属するブロブフィッシュの仲間は「アカドンコ」や「ボウズカジカ」などが挙げられます。これらもブロブフィッシュと同じく深海魚です。見た目も少し似ていることから、同じグループであると理解できるでしょう。
生息する海深も、沿岸域付近で過ごすものからブロブフィッシュのように約2,800mまでの深海で過ごすものまで、さまざまです。
ウクライナカジカ科に属するブロブフィッシュの仲間は「アカドンコ」や「ボウズカジカ」などが挙げられます。これらもブロブフィッシュと同じく深海魚です。見た目も少し似ていることから、同じグループであると理解できるでしょう。
ブロブフィッシュは食べると美味しい?
生き物を調べていくと、食べられるかどうかやその味などが気になるものです。ブロブフィッシュはその強烈な見た目に反してじつは意外とおいしいという情報があります。海外では人気があり、食べると「カニ」の味に似ているなどと言われています。
うろこはなく、見た目の通り皮がプルプルしていて身も骨もやわらかいようです。煮たり揚げたり、汁物にしたりするのがおすすめです。ブロブフィッシュが属するカサゴ目の中には、高級魚とも言われる魚もいます。同じカサゴ目の仲間なため、ブロブフィッシュも美味しい可能性は大いにあります。
うろこはなく、見た目の通り皮がプルプルしていて身も骨もやわらかいようです。煮たり揚げたり、汁物にしたりするのがおすすめです。ブロブフィッシュが属するカサゴ目の中には、高級魚とも言われる魚もいます。同じカサゴ目の仲間なため、ブロブフィッシュも美味しい可能性は大いにあります。
ブロブフィッシュがいる水族館
ここまで読んでみて、ブロブフィッシュの実物が見たいと思った人もいるでしょう。ブロブフィッシュは深海魚であり、陸にあげる過程であの特徴的なピンク色の見た目になってしまうことがわかりました。その理由から、水族館でも飼育はとても難しいのです。
陸にあげるときの水圧の変化で原形がなくなってしまうし、餌を含めた詳しい生態もわかっていないため、地上で飼育するのは困難です。飼育例はあるものの、長い期間の飼育展示例はまだありません。
しかし、「アクアマリンふくしま」で、2018年に50日以上の飼育に成功しています。その前年に展示に成功したときは、約1か月しか生存していませんでした。このように、展示することに加えて、長く飼育することも非常に困難な魚なのです。
静岡県にある「沼津港深海水族館」は、深海魚をメインに展示している水族館です。ブロブフィッシュは展示されていないものの、同じウクライナカジカ科のアカドンコやボウズカジカを見られる可能性があります。
「アクアマリンふくしま」での実例のように、奇跡的に水揚げされて展示に至る可能性もあります。どうしても実物を見てみたい人は、水族館のニュースやブログをチェックしてみましょう。展示期間も長くない可能性が高いため、展示の情報を見かけたらすぐに見に行くのがおすすめです。
陸にあげるときの水圧の変化で原形がなくなってしまうし、餌を含めた詳しい生態もわかっていないため、地上で飼育するのは困難です。飼育例はあるものの、長い期間の飼育展示例はまだありません。
しかし、「アクアマリンふくしま」で、2018年に50日以上の飼育に成功しています。その前年に展示に成功したときは、約1か月しか生存していませんでした。このように、展示することに加えて、長く飼育することも非常に困難な魚なのです。
静岡県にある「沼津港深海水族館」は、深海魚をメインに展示している水族館です。ブロブフィッシュは展示されていないものの、同じウクライナカジカ科のアカドンコやボウズカジカを見られる可能性があります。
「アクアマリンふくしま」での実例のように、奇跡的に水揚げされて展示に至る可能性もあります。どうしても実物を見てみたい人は、水族館のニュースやブログをチェックしてみましょう。展示期間も長くない可能性が高いため、展示の情報を見かけたらすぐに見に行くのがおすすめです。
ブロブフィッシュについて知ろう
アクアマリンふくしまのニュウドウカジカとオオグチボヤ!初めて見た
— な (@nekomoLovedayo) September 6, 2022
めちゃくちゃでかいオオメンダコもいた?
珍しいのいっぱいで楽しい。 pic.twitter.com/uB4pDZdJ3A
ブロブフィッシュは「世界でもっとも醜い生き物」と言われる、とても奇妙な見た目をしています。水中にいるときと水揚げされたときの姿が大きく異なるのも、とっても面白い一面でしょう。その見た目で「かわいい」「キモかわいい」などと言われて、注目を集める生き物です。
現在生きたブロブフィッシュを見るのは難しいですが、いつかまた展示される可能性もあります。今後調査が進んで生態が詳しくわかったり、多くの施設で展示されたりすることを心待ちにしましょう。
初回公開日:2022年10月03日
記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。