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バトラクスキャットの飼育方法|餌の与え方から白点病まで詳しく紹介

更新日:2024年02月24日

バトラクスキャットを熱帯魚店などで見かけ、飼ってみたいと思われる方もいるのではないでしょうか。本記事では、バトラクスキャットについて、その飼育環境の整え方から飼育する際の注意点まで、様々な視点で紹介していきます。是非参考にしてみてください。

バトラクスキャットの飼育方法|餌の与え方から白点病まで詳しく紹介
底砂はお腹をこすってしまったり飲み込んだりする可能性があるので、積極的におすすめするアイテムではありませんが、水槽の景観を良くするために設置したい方もいるでしょう。

バトラクスキャットの水槽には、ガーネットサンドや田砂がおすすめです。田砂は角が鋭利ではなく、粒も1mm程で細かいです。

また、ガーネットサンドや田砂はその中でも比重が重い方に分類されるので、バトラクスキャットの動きや水流によって舞い上がりにくい特性をもっています。

水槽の立ち上げ方



水槽の立ち上げとは、バトラクスキャットを含めた水槽の生物が生きやすい環境に整えてあげることを言います。

先程のバトラクスキャットを飼育するために必要なアイテムを揃えたら、まずは水槽をセッティングしていきます。この際、地震などで倒れてしまわないように安定した場所を確保しましょう。底砂を入れる方は、水を入れる前にレイアウトします。

水を入れる際はカルキ抜き剤を使用します。バクテリア剤を使うと水槽内のバクテリアが増え、水槽の立ち上げを早くすることが可能です。ヒーター、ろ過フィルターなどを起動し、魚を入れる前には2日ほど置いておくといいでしょう。

水合わせについて

水質や水温が急激に変わると、バトラクスキャットのような熱帯魚には負荷がかかり弱ってしまうので、水合わせの工程は重要です。

まず、バトラクスキャットが入っている袋を1時間ほど水槽に浮かべます。袋と水槽の水温が揃ってきたら、袋をあけ水槽の水を少しずつ注ぎます。袋の中の水は汚れているので、水槽には入れないように破棄しましょう。

水槽の水を袋に注ぐ際は一度に行わず何回かに分け、水槽の水を増やすごとに約30〜40分置きます。

最後に、バトラクスキャットを水槽に放つ時は、袋の水が水槽に入らないように網などで掬うといいでしょう。

バトラクスキャットの飼育方法

バトラクスキャットの飼育方法|餌の与え方から白点病まで詳しく紹介


バトラクスキャットは、ポイントを守れば長く飼育可能な魚です。ただし、一般的な熱帯魚とは飼育環境が異なる部分もあるので、後述する点を押さえて飼育していきましょう。

餌の種類と与え方

バトラクスキャットは肉食性で生き餌を食べます。丸呑みにして食べるので、体の大きさに合わせて選ぶといいでしょう。ミナミヌマエビ、金魚、ヒメダカや小赤などは、栄養価も高くおすすめです。冷凍餌でポピュラーなものはワカサギ、きびなご、赤虫などがあります。

人工飼料を与えたい場合は、生き餌と混ぜながら徐々に慣らしましょう。ただ、個体によっては時間をかけても人工飼料に慣れないこともあるのでご注意ください。

バトラクスキャットは与えた分だけ食べてしまうので、2〜3分で食べ切れる量だけ餌をあげましょう。

適している水温

バトラクスキャットを飼育するのに適した水温は大体23〜28℃です。水温が低下すると病気にかかりやすくなってしまうので、冬場は注意が必要です。逆に、水温が高くなりすぎると水中の酸素の含有率が下がってしまいます。

ナマズの仲間のバトラクスキャットはフンを多くするために水質が悪化しやすいので、適切な水温管理が必要になっていきます。

水質の保ち方

バトラクスキャットの水槽は、硝酸塩濃度が高くならないように注意しましょう。硝酸塩は放っておくと水槽内にどんどん蓄積してしまい、濃度が高くなってバトラクスキャットに悪影響を及ぼす可能性があります。

バトラクスキャットは大食感でフンが多く、水質が汚れやすい傾向にあるので注意しましょう。

水換えの頻度は1週間に1回行い、水を変える量は全体の3分の1程度にしておくといいでしょう。一気に全量変えてしまうと魚の負担となってしまいます。

レイアウト

バトラクスキャットは深い水の底で岩陰に潜み、ゆったりと泳ぎながら獲物を捕食したりします。隠れ家となるものをレイアウトすると安心して落ち着きます。

水換えの際に底砂があると大変ですが、敷きたい方は前述した田砂やガーネットサンドなど、あまり巻き上がらない比重の重いものがおすすめです。肌が弱く傷つきやすいので、流木や角が丸くない石などは入れない方がいいでしょう。

多頭飼育や混泳について

バトラクスキャットは単独飼育が基本です。大きな餌でも丸呑みしてしまうので、サイズを間違えれば一緒に飼育する魚も捕食してしまいます。

また、混泳する魚に餌を食べられて痩せる可能性も高くなります。さらに、他の魚から攻撃されると皮膚が弱いためすぐに傷ついてしまうでしょう。

バトラクスキャットにストレスを与えないためにも、複数飼いや混泳はおすすめしません。

バトラクスキャットの繁殖の仕方

次のページ:バトラクスキャットを飼育する際の注意点

初回公開日:2022年06月18日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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