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バトラクスキャットの飼育方法|餌の与え方から白点病まで詳しく紹介

更新日:2024年08月11日

バトラクスキャットを熱帯魚店などで見かけ、飼ってみたいと思われる方もいるのではないでしょうか。本記事では、バトラクスキャットについて、その飼育環境の整え方から飼育する際の注意点まで、様々な視点で紹介していきます。是非参考にしてみてください。

バトラクスキャットの飼育方法|餌の与え方から白点病まで詳しく紹介


バトラクスキャットの繁殖方法は、実はあまりわかっていません。その理由もあってか、他の熱帯魚より流通量が少なく価格も高めです。ただし、全く繁殖しないわけではなく、稀に産卵したケースもあるようです。

繁殖させたい場合はもちろんペアで育てる必要がありますが、その場合は共食いに気をつけましょう。相性があるので、最初のうちは分けて様子を観察しながら飼育することをおすすめします。

オスとメスの見分け方

オスとメスの見分け方は、バトラクスキャットの後ろの方にあるお尻のヒレの違いでわかります。白い生殖口を持った方がオスで、ない方がメスと言われています。

ただ、小さいうちは判別が難しく、判別できるようになるには12〜13cm程度まで成長する必要があります。

店舗によっては雌雄で販売されているところもあるので、繁殖させたい場合は取扱店舗で購入するといいでしょう。

バトラクスキャットを飼育する際の注意点



バトラクスキャットを飼育していると、急に餌を食べなくなり痩せてしまったり、逆にお腹が膨らんだまま弱ってしまったりと、不安になることがでてくる場合があります。そんな時は下記の項目をチェックしてみましょう。

絶食期間がある

野生下では、その環境に合わせて餌が豊富な時期に栄養を蓄え、繁殖期間中や季節的に餌がなくなる時期に絶食をする生物がいます。バトラクスキャットにも長期間餌を食べなくなる、絶食期間がある個体が存在するようです。

ただ、絶食と摂食不良は違うものなので、痩せてしまったり極端に弱っていたりするようでしたら、人工飼料の場合は生き餌を与えてみたり水温を少しあげてみて、新陳代謝を活発にすることにより消化を促してあげるなどするといいでしょう。

生餌は小さいものを与える

バトラクスキャットは巨大な生き餌を丸呑みにするので、それを見たくて大きめの餌を与える方もいるのではないでしょうか。実は、バトラクスキャットは消化器官がそこまで強いわけではなく、気をつけないと消化不良をおこしてしまう場合があります。

また、あまり大きいと口周りが傷つき変形してしまい、食欲がなくなったり餌を食べなくなったりすることもあります。生き餌はなるべく小さいものを与えましょう。

噛まれないように注意する

バトラクスキャットには細かい歯がたくさんあります。

比較的人になつきやすいので、個体によっては口元まで餌を持っていってあげると直接餌を与えられるようになりますが、その際は噛まれないように注意しましょう。

白点病について



白点病とは、ウオノカイセンチュウという寄生虫が原因で、熱帯魚の体の表面が白点で覆われてしまう病気です。特に導入直後は、輸送のストレスや水質の変化などで魚の抵抗力が弱っていて、ウオノカイセンチュウが寄生しやすい状態です。

エラに寄生してしまうと大変危険で、呼吸困難に陥り急死してしまう可能性があります。早めの対処が大事なので、導入時は注意深く観察しましょう。

出典:白点病|ガーデン動物病院
参照:https://garden-ah.com/2266.html

出典:病名:白点病|地方独立行政法人 大阪府立 環境農林水産総合研究所
参照:http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/kankyo/gijutsu/seika/yamai/haku.html

適切な環境でバトラクスキャットを飼育しよう

バトラクスキャットの飼育方法について、いくつか注意点やポイントを紹介しました。他の熱帯魚でも当てはまることや、バトラクスキャット特有のものもありましたが、これらを注意すれば長く飼育していくことは可能でしょう。

一度環境に馴染んでしまえばその後は比較的飼育しやすい品種なので、飼育環境をしっかりと整え、導入時はバトラクスキャットの様子を特に観察し丁寧なケアを心がけましょう。

初回公開日:2022年06月18日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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