ハムスターのケージに敷くキッチンペーパーの作り方｜床材

野生のハムスターは、地中に巣穴を掘って生活をしています。体を温めたり身を隠すとき、使っている土や葉の代わりとして、ハムスターを飼育する際に必要不可欠な「床材」。

床材は色んな種類のものがありますが、キッチンペーパーが意外と優秀なのを知っていましたか？

キッチンペーパーは、人間の食べ物に触れて問題ないようにできているため衛生的で、汚れが分かりやすく清潔です。

ハムスターの床材には、木製の素材が一般的です。木というのはぬくもりを保ちやすく、巣材としても敷材としても、平均的な性能を持っています。

ただ稀に、毛が禿げたり目の周りが赤くなったりといった症状が出る子がいます。

紙はその心配がないので安心です。またキッチンペーパー自体の色が白いため、オシッコの色が普段と違ったり、出血したときなど、ハムスターに何が異常があった際にも気づいてあげやすいです。

キッチンペーパーは吸収性がよい・暖かい・柔らかいの三拍子が揃っており、巣箱の中の巣材に最適です。クッション性があるためハムスターを傷つける心配がありません。

運びやすいサイズにしてあげるとせっせと巣箱に持っていきます。同じ紙類でティッシュペーパーを使っている方をよく見かけますが、頬袋に張り付きやすいため避けたほうが無難です。

ちなみに巣材として綿が売られていますが、綿はダメです。繊維が切れないため、足に巻き付いて事故が発生しています。誤って飲み込んだ場合も危険ですので避けましょう。

お掃除するときは、汚れているキッチンペーパー部分を取り除き、きれいな部分を1/3程度残して新しい床材と混ぜればOKです。

全て取り除かずきれいな部分を残すのは、ハムスターの匂いを残すためです。ハムスターは、自分の匂いがきれいさっぱり消えてしまうと不安になってしまいます。

特に飼い始めたばかりのときは緊張していますから、極力汚れていない部分は残してあげると安心するでしょう。

キッチンペーパーは、水分を吸収しやすくふわふわとした素材のため、ハムスターの敷材として代用できます。ただし、どんな素材のものにもデメリットがあります。

デメリットは、大きいまま入れると爪に引っかかる危険があることと誤食の心配です。ハムスターにキッチンペーパーをあげると、口の中に入れている様子を目にする飼い主も少なくありません。

ハムスターがキッチンペーパーを口に含むところをよく見かけますが、食べているわけではありません。最初のうちは口の中にいれてもぐもぐしていても、しばらく見ていると遊んでいるだけだったりします。

また巣箱の寝床用として、頬袋につめては巣箱で出してを繰り返す子も多いです。ハムスターはキッチンペーパーを自分で噛んで好きな形にします。

もしゃもしゃと食べる心配はないので安心してください。ただ万が一キッチンペーパーを食べているようなら、お腹が膨らんできていないか、便に異常がないかをチェックするようにしましょう。

さて、では実際にハムスターのケージの中に敷く場合、どのようにして使えばいいのでしょうか？一枚そのままの状態で敷いて使うわけではありません。

ここからはキッチンペーパーで床材を作る方法をお話ししていきます。