ハムスターの目やにの対処法とは？考えられる病気や健康チェックの方法も解説

ハムスターの健康状態を知る上で、目やに以外にも重要なポイントはいくつかあります。

もし長期間にわたって目やにが出ている場合は、色々なポイントをチェックしてみましょう。そうすることで、ハムスターの体の異変をいち早く察知できます。

ハムスターを長生きさせたいと考えているのであれば、細かいチェックも欠かさないようにしましょう。

ハムスターの口に、傷や腫れが無いかチェックしてみましょう。ニオイが目立ったり血や膿などが見受けられる場合は、口腔内になっている可能性があります。

また、頬やお腹に傷や腫れが見受けられる場合は炎症や膿瘍、内臓の病気になっている可能性があります。

目やにや涙が見受けられる場合、結膜炎や角膜炎の可能性が考えられます。目が赤い場合は皮膚炎、白い場合は白内障も疑われるでしょう。

この場合は発見次第、早めに病院で診てもらう必要があります。そうすることで、症状の早期回復が見込めるでしょう。その際に、獣医さんに症状や生活環境など、細かく伝えるようにしてください。

目やにの他に鼻水や、鼻の下に炎症が見受けられる場合は、風邪や鼻炎、肺炎などの病気になっている可能性が考えられます。

これらの原因として、細菌感染やアレルギーが原因で引き起こされている場合がほとんどです。稀なパターンとしては、胸の中の腫瘍や心臓病に関わっている場合もあるので、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

基本的にハムスターは鼻呼吸をする生き物です。そのため、呼吸が荒かったり、口呼吸をしている症状も見逃さないようにしましょう。

歯が欠けていないか、伸びすぎていないかをチェックするのも忘れないようにしてください。

ハムスターはげっ歯類の仲間なので、摩耗しない限り伸び続ける生き物です。そのため、柔らかい餌ばかり与え続けていると、歯も伸び続けていまします。

そのままだと、歯が欠けてしまったり、折れてしまう原因にもつながるでしょう。硬い餌を定期的に与えていれば自然に歯もすり減ります。ただ、伸びすぎているのを見つけた場合は自分で切断せず、病院で診てもらうようにしてください。

歯と同様に、爪も定期的に伸びすぎていないかチェックするのを忘れないようにしましょう。

飼育されているハムスターはゲージの中で暮らしているため、活動範囲も限られています。そのため、爪がすり減らずに伸び続けてしまうことがあります。

そのままにしてしまうと、ハムスターが目元を擦った時に眼球などに傷をつけてしまう可能性も出てきます。日頃から伸びすぎないように素焼きや、砂遊びできる環境を作っておくと良いでしょう。

耳の汚れやニオイ、膿、出血などがないかチェックしてみましょう。どれか当てはまる場合は、外耳炎のような病気の可能性が考えられます。

主な原因としては細菌感染によるもののため、ゲージの中の掃除が足りていなかった可能性があるでしょう。毎日のお世話やこまめな掃除をすることで、このような病気の予防にもつなげられます。

しっぽ付近からニオイがしたり濡れている場合は、ウェットテイル（下痢症）の可能性があります。ウェットテイルは消化器系の病気で、重篤化すると生死に関わることもあるでしょう。

細菌感染の他に、不適切な食事やストレスなどの要因が重なると発症する可能性が出てきます。ハムスターを飼育する適切な温度管理がされていない場合も発症する恐れが出てくるので、ストレスなく快適に過ごせる環境を構築するようにしましょう。

毛づやが悪くなっている場合の他に、薄毛や脱毛、フケなどの症状が出ていないかチェックしてみましょう。どれかひとつでも該当する場合、皮膚炎や膿皮病などの可能性が出てきます。

ただ、ハムスターの年齢が1歳から2歳の間で高齢期に入ります。老化が原因で毛づやが悪いこともあるので、不安な場合は一度病院で診てもらうと良いでしょう。