初心者でも簡単！クワガタの飼育方法｜餌/セット/ケース/適温

直射日光は絶対に避けてください。またエアコンの風が直接当たるのもよくありません。必要以上にマットが乾いてしまいます。自然の風が抜ける涼しい場所を選びましょう。

クワガタの餌にコバエが発生しますので虫除け用にのシートを飼育ケースに上部に挟み込んで使用してください。餌換えは小まめに、マットが乾いていたら霧吹きで加水しましょう。フンで結構飼育ケースが汚れます。掃除は小まめに行ってください。

クワガタを上手に飼育するためには最低以下のものを用意しましょう。

◆飼育ケース
◆昆虫マット（飼育用の土）
◆のぼり木
◆昆虫ゼリー
◆その他：保湿用霧吹き、転倒防止のための枯葉など

やむを得ずクワガタを複数匹飼育する場合は、可能な限り大きな飼育ケースを選びましょう。ただし、カブト虫と混在させてはいけません。餌の奪い合いで死んでしまうことがあります。

クワガタを繁殖させたいのであれは、小さめの飼育ケースに「ワンペア」で買うことをします。クワガタには人間には想像できない彼らの社会があります。

昆虫マット（飼育用の土）は産卵・繁殖の目的がなく成虫のみの飼育であればこだわる必要はありません。農薬が混ざっていなければ園芸用の土も代用できます。

産卵・繁殖が目的の場合は適切なマット（発酵マット）を選ぶ必要があります。インターネットで調べるか、専門店に行って相談しましょう。

市販されている「のぼり木」は餌皿と兼用になっているものが多く見受けられます。餌皿は餌がマットの上にこぼれ落ちないためです。また、のぼり木はクワガタの遊び場所になったり転倒防止の役目も果たします。

クワガタはつかまる物がなく起き上がれないでいると弱って死んでしまいます。転倒防止に関しては枝や木の葉、樹皮などを一緒に入れてあげると喜びます。

のぼり木を購入する時は「朽ち木」でないか確かめてください。朽ち木タイプは産卵用、もしくは幼虫の餌用です。写真のようにしっかりしたものを選びましょう。

クワガタの飼育には専用のゼリーを与えておけば間違いはありません。先ほど餌としてバナナとリンゴを紹介しましたが、クワガタは桃やスイカも食べます。ただ、こうした果物は生ものですから腐敗します。アリやコバエも寄って来ます。

保存性や価格を考えるとゼリーの方が多くのメリットがあります。クワガタ専用ゼリーは各メーカーが、栄養のバランスを考えて製造しています。適度な水分も補給できます。

クワガタのマットの湿り気具合は毎日チェックしてください。室内で飼育していると夏場はエアコンを稼働します。クワガタの土も乾燥するので、乾いているなと感じたら適宜霧を吹いてください。

さらに、転倒して起き上がれないことはクワガタにとって致命傷になってしまいます。先ほどののぼり木にプラス枯葉や枝を入れて転倒を防止しましょう。

外来種以外の日本に生息するクワガタの場合はさほど神経質になることはありません。注意すべきことは直射日光に当てないことです。夏場は部屋の中も高温になります。飼育ケース内の通気を良くし酸欠を防ぎましょう。マットは湿り過ぎても乾き過ぎてもよくありません。