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珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴とは?メスの特徴も紹介

更新日:2024年02月13日

ミヤマクワガタは、なぜ珍しいと言われるのでしょうか。それは生息地や生態に秘密が隠されていました。本記事では、ミヤマクワガタについて詳しくご紹介しています。これを読めば、特徴的なオスだけでなくメスや個体差についても詳しくなれますので、是非ご一読ください。

珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴とは?メスの特徴も紹介
「珍しいミヤマクワガタはどこに生息しているの?」
「ミヤマクワガタについて詳しく知りたい。」
「ミヤマクワガタの飼育は難しい?」
クワガタやカブトムシ好きも憧れるミヤマクワガタに、上記のような疑問を持たれているのではないでしょうか?

本記事では、ミヤマクワガタの詳しい生態についてご紹介しています。ミヤマクワガタの生息する場所や、体の特徴、飼育の仕方まで記載していますので、飼育してみたいという方はご一読ください。

ミヤマクワガタのオスは、他のクワガタに比べると、少し特徴的な姿をしていますが、メスは全く違った形をしていて、その点も非常に魅力的です。このメスの特徴についても載せていますので、あまり興味がなかった方も、これを読めば注目したくなるでしょう。

魅力を知ると、会ってみたくなること間違いなしです。是非飼育などもご検討ください。

ミヤマクワガタは珍しい昆虫なのか

ミヤマクワガタというと、珍しいイメージがあるようです。クワガタ自体、緑の多い場所にしか生息していないので、都会で目にすることはできません。

加えてミヤマクワガタは、他のクワガタと違って昼間に行動することが多く、クワガタを採集するときによく行う夜間の昆虫採集時は見つけるのは困難です。

ただミヤマクワガタが生息している場所に、珍しいと言われるヒントがあります。比較的涼しい場所を好むミヤマクワガタは、近年温暖化に伴い数が減少している可能性もあるようです。涼しい場所を求めて北上し、そこに多数生息していることも確認されています。

今後絶滅を心配されていて、生息域の環境調査のため、指標昆虫になっているようです。

ミヤマクワガタと呼ばれる由来

ミヤマクワガタは、漢字で「深山」と書きます。その名の通り、山の深い場所に生息しているのでこう呼ばれるようになりました。

手入れがされていない、自然が残る山奥が好きなミヤマクワガタなので、見つけるのが難しいと言われるのかもしれません。また気温が低い土地では、山奥でなくてもミヤマクワガタを見ることができるようです。

ミヤマクワガタの生息地

ミヤマクワガタは一部の離島や南西諸島を除いて、ほぼ日本全土に生息しています。特に湿度の高い涼しい場所を好み、幼虫も単なる朽木ではなく、腐食した朽木で成長します。この条件を満たしているのが、標高の高い山奥というわけです。

ミヤマクワガタには、2亜種存在が確認されています。一般的に見られるミヤマクワガタと、伊豆諸島に生息するイズミヤマクワガタで、オスの頭部と耳状突起がイズミヤマクワガタの方はあまり発達していません。

伊豆半島のそれぞれの島の中でも、若干個体の違いがあるようです。

珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴

珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴とは?メスの特徴も紹介


ミヤマクワガタが珍しいと言われる理由は、生息地が行きづらい場所だからだけではありません。ミヤマクワガタの姿形にも、他とは違う魅力がたくさんあります。

ここからは、体の作りについてご説明します。他のクワガタにはない、珍しいチャームポイントも押さえておきましょう。
  • 体に毛が生えている
  • 顎や足の力が強い
  • 体の大きさに個体差がある

体に毛が生えている

ミヤマクワガタのオスの体表には、細かい産毛が生えています。この毛によって、体色が金色や褐色に見えるのです。ミヤマクワガタの体色は艶がなく、木に擬態して目立たない効果があります。

また若い個体には産毛が多数見られますが、老齢になるとこの産毛が抜け落ちて、ほとんど見られない個体もあるようです。

メスの体表には毛がありませんが、腹側に産毛が生えています。

顎や足の力が強い

ミヤマクワガタのオスの大顎は、エゾ型、ヤマ型(基本型)、サト型(フジ型)の3種類に分けられています。顎の先端が二股に分かれていますが、その大きさと、第一内歯と第三内歯の長さで種類を分けています。

顎の先端が鋭利であり、挟む力も強いので、怪我をしないように注意が必要です。

また足の力が非常に強いので、木の表面に這っているミヤマクワガタを剥がそうとしてもなかなか引き剥がすことができません。足を一本つずゆっくり剥がしていくと取れるので、無理に引き剥がそうとしないことがポイントです。
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初回公開日:2022年10月13日

記載されている内容は2022年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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