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珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴とは?メスの特徴も紹介

更新日:2024年08月01日

ミヤマクワガタは、なぜ珍しいと言われるのでしょうか。それは生息地や生態に秘密が隠されていました。本記事では、ミヤマクワガタについて詳しくご紹介しています。これを読めば、特徴的なオスだけでなくメスや個体差についても詳しくなれますので、是非ご一読ください。

珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴とは?メスの特徴も紹介

ミヤマクワガタを飼育する際に気をつけたいこと

ミヤマクワガタは、他のクワガタに比べて成虫になってからの寿命が短いと言われています。温度や湿度に敏感で、野生の個体は人の手があまり入っていない場所を好んで生息しているので、他のクワガタと比較すると少し難しいかもしれません。

ここからは、ミヤマクワガタを飼育する時に特に気を配りたいポイントについてご説明します。放置せずしっかり観察しながら、ミヤマクワガタがストレスなく安心して住める環境を整えてあげましょう。

環境を整えてあげる

先述通り、ミヤマクワガタは涼しい環境に生息しています。適正温度は20℃〜23℃とされており、これ以上暑くなってしまうと寿命が短くなってしまう可能性があります。夏場の暑い時期に飼育する場合は、クーラーを利用して室温を下げるように心がけましょう。

より自然に近い環境にするために、飼育ケースの中に腐葉土と朽木マットを混ぜたものを使用すると良いと言われています。腐葉土は園芸用を使用する場合、農薬や殺虫剤が含まれていないことを確認してから使用してください。

腐葉土と朽木マットをよく混ぜて、飼育ケースの高さの半分以上、厚く敷いてあげるのが理想的です。ミヤマクワガタは上によじ登ろうとする習性があり、よく転倒してしまいます。これを繰り返すと早く弱ってしまう可能性あるので、できるだけ登らなくても良い高さに保ってあげましょう。

適切な餌を与える

ミヤマクワガタの餌は、常温の昆虫ゼリーをあげると良いでしょう。ゼリーにはクワガタに必要な栄養素が含まれているので安心です。皿状の小さい丸太が販売されているので、その皿木にのせてあげると、ゼリーがひっくり返らず、ケース内を綺麗に保てます。

リンゴやバナナも好んで食べるので、小さめにカットして与えてください。果物はいたみも早いので、食べ残しがある場合はすぐに取り除きましょう。

同じ果物でもスイカやメロンのような水分の多いものはオススメしません。お腹を下す原因になったり、飼育環境の悪化を招く恐れがあるからです。

蜂蜜や砂糖水で代用する方法を聞いたことがあるかもしれませんが、こちらもあまりオススメできません。蜂蜜の場合は粘度が高いので、そのままあげると蜂蜜が体にまとわりついてしまい、動けなくなってしまいます。

砂糖水はサラサラとしていて甘いので、クワガタも好んで寄ってくるかもしれませんが、栄養価が低いので、メインは栄養がある餌にしましょう。ほぼ水分でお腹を壊してしまうことがあるので注意してください。

越冬について

ミヤマクワガタは成虫になって交配と産卵を終えると、亡くなってしまいます。ですので基本的には越冬しないと考えられています。

ただし交配と産卵をしなかった個体については、稀に越冬して次の春まで生きる場合があるようです。飼育下でも冬眠して寒い冬を越したミヤマクワガタが確認されていますが、この場合も交配と産卵はしていない個体のみ成功したようです。

ストレスを与えないよう注意する

ミヤマクワガタにストレスを与えないことも、長く飼育するために必要な条件の一つです。ミヤマクワガタに限らず、昆虫は触られることにとてもストレスを感じます。直接触れる機会は、餌やりの時に場所を確保する場合や、飼育ケースの掃除の時のみに抑えると、ミヤマクワガタが快適に過ごせる空間になります。

また相性の悪いオスとメスを一緒に入れておくことも、大きなストレスになります。ケンカになったり、互いを傷つけあったりする場合があるので、交配させたい時は、同じケースに入れてしばらく観察し、争っている様子が見られたら、どちらかを即別のケースに移しましょう。

オス同士、メス同士のケンカにも注意が必要です。

ミヤマクワガタを繁殖させる方法はあるの?



ミヤマクワガタのオスとメスの成虫がいたら、繁殖にトライしてみるのも良いでしょう。先ほども記載した通り、相性の良さを見極めるのも重要です。一緒のケースに入れてみて、ケンカをしなければ、10日間程度で交配します。

交配したメスが産卵できるように、産卵用に準備した飼育ケースに移してあげましょう。産卵用のケースには、高さの7割程度までマットを敷き、地をしっかり固めてあげます。その上からふんわりともう一度マットを敷き、フワフワの足場を作ります。止まり木と昆虫ゼリーなどの餌を置いたら準備完了です。

幼虫はさらに温度の低い場所を好むので、卵が確認できたら16℃〜20℃を保ちましょう。

珍しいと言われがちなミヤマクワガタを捕まえる方法

ミヤマクワガタは標高の高い山にいるので珍しいと考えられていますが、いる場所が分かれば探すことも十分可能です。涼しい山に採取しに行きましょう。

ミヤマクワガタがいそうな場所を見つけたら、以下の方法で捕まえてみることをオススメします。

光に集まる習性を利用する

他のクワガタと同様に、ミヤマクワガタも光に集まる習性があります。白や青っぽい色の光を好み、黄色っぽい光やLEDには寄ってきません。

白っぽい街灯や自動販売機付近を狙って探すのもオススメです。

白い布にライトを当て、虫を誘き寄せるライトトラップを使った方法もありますが、これは場所によって禁止されている場合があるので注意が必要です。行う場合は事前に確認しましょう。
次のページ:珍しいと言われがちなミヤマクワガタの特徴や飼育方法を知っておこう

初回公開日:2022年10月13日

記載されている内容は2022年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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