エンマコオロギの飼育方法！捕まえ方や繁殖方法などを詳しく解説

「エンマコオロギはどうやって飼うの？」
「エンマコオロギは捕まえることができるのかな？」
「エンマコオロギは繁殖できるの？」
このように、これからエンマコオロギを飼育したい人は悩みや疑問が多くあるでしょう。

本記事では、エンマコオロギとはどのような生き物か、飼育する方法や必要なもの、繁殖させる時のポイントを紹介していきます。

この記事を読むことで、エンマコオロギの基礎知識に加え、飼育方法や飼育に必要なものを知ることができます。その知識をもとに、エンマコオロギの生態を知った上で飼育することができ、飼育に必要なものを揃えることができるでしょう。

エンマコオロギを飼育してみたい人は、是非この記事をチェックしてみましょう。

エンマコオロギとはどのような昆虫かご存じでしょうか。比較的、身近な場所で見ることができますが、どのような生態をしているのでしょうか。

ここでは、エンマコオロギの生態や特徴、性格について知ることができ、どれくらい生きることができるのか解説していきます。エンマコオロギのことを詳しく知った上で飼育すると上手に育てられますよ。

では、エンマコオロギとはどのような昆虫なのかチェックしてみましょう。

エンマコオロギは、北海道と沖縄以外の地域、本州や四国、九州に分布しています。山里の草原や田畑、身近な場所では家の周りに生息しています。

エンマコオロギは8月～11月頃に活動し、夏の終わりから秋になると見ることができるでしょう。全長は約23～33mmでバッタのように跳ねて飛びます。

成虫のエンマコオロギは越冬しませんが、卵の状態で冬を越します。日本の南部にいるタイワンエンマコオロギは幼虫で越冬することが確認されていますよ。

エンマコオロギは身近な昆虫で、日本にいるコオロギの中では体が大きい種類です。オスは羽を持ち上げて綺麗な音を出して鳴きます。鳴き声は、メスを誘う時は美しい音を出し、縄張りを守る時は鋭く鳴くでしょう。

エンマコオロギは、鳴き声を聞く耳がとても発達していると言います。足の脛の部分にある小さな穴で音を聞いています。

性格は比較的おとなしくて穏やかな昆虫ですが、コオロギ同士でケンカをしたり人間の手を噛んだりすることもあるでしょう。

エンマコオロギの寿命は1年位と言われています。季節の変化にあわせた生き方をしており、成虫は8～11月頃に活動し、オスとメスは交尾をしてメスが卵産んで次の世代を残します。

成虫になって約1か月半ほどしか生きられず、短い寿命と言えるでしょう。エンマコオロギは、卵のままで越冬をし、5月頃に孵化します。

幼虫は雑食でいろいろな物を食べて大きくなるでしょう。幼虫は脱皮を繰り返し、2か月ほどで羽化をして成虫になります。

エンマコオロギの生態がわかると、今度は飼ってみたくなりますよね。エンマコオロギを飼育するには環境を整えてあげることが大切です。

エンマコオロギはポピュラーな昆虫ですから、専用の飼育用セットも販売されています。選ぶのが難しいと感じたら利用してみても良いでしょう。

ここでは、エンマコオロギの飼育に必要なものを紹介していきます。どのような物が必要なのか確認をして、エンマコオロギに最適な飼育環境を作ってあげましょう。早速チェックしてみて下さい。

エンマコオロギを飼育するに飼育ケースが必要です。プラスチックの昆虫用ケースは、さまざまなサイズが販売されています。エンマコオロギが過密状態にならない大きさを選びましょう。

過密状態になると共食いを始めてしまい、飼育環境が悪くなります。また、エンマコオロギを飼育していると、コバエの問題もあるでしょう。気になる方はコバエ対策をしたケースを選ぶと良いです。掃除のことも考えて飼育ケースを選びましょう。

コオロギの餌はコオロギ専用のものや鈴虫の餌でかまいません。少し高額になりますが、コオロギ専用のクリケットフードもあります。嗜好性や栄養価を考えたブレンドで健康的なコオロギに育つでしょう。

また、エンマコオロギに卵殻カルシウムをまぶして与えると、不足しがちな栄養を補うことができます。