エンマコオロギの飼育方法！捕まえ方や繁殖方法などを詳しく解説

エンマコオロギは雑食性で何でも食べてくれます。餌は基本的に毎日与え、古くなったものは捨てます。餌が残ってしまうとコバエが沸いたりして不衛生になるでしょう。食べ残しは必ず早めに捨てます。

食べ残さないためには、飼育しているエンマコオロギがどれ位の量を食べているのか知ることです。適量がわかると食べ残しが減り掃除が簡単になります。野菜を与える時は竹串などに刺して与えると交換が簡単です。人工餌は小皿などで与えましょう。

エンマコオロギの飼育ケースは定期的に掃除をします。掃除をする時は、エンマコオロギは別の入れ物に移してあげましょう。飼育ケースが2つあると、清潔なケースに床材を敷いてエンマコオロギを移してしまうと簡単です。

汚れている容器は床材を捨て、綺麗に水洗いをします。給水器やエサ入れなども同時に洗ってあげましょう。綺麗になったら元通りに設置してあげます。エンマコオロギは水分の多い食事を与えると尿の量が増えます。

床材をキッチンペーパーや新聞紙にしている場合は、こまめに取り除きましょう。

エンマコオロギは10℃以下にならないように15～25℃で飼育します。冬になると温度が下がってくるのでパネルヒーターなどを使用して温度を保ちます。パネルヒーターを使用する時は、飼育ケースの半分だけを温めるようにケースの下に敷きましょう。

湿度は40％前後を好み、ジメジメした環境を嫌います。湿度が高い時期は除湿機やエアコンを使用し、適度温度を保ちましょう。エンマコオロギのケージ内には温度計と湿度計を設置し、管理します。

エンマコオロギは夜行性の昆虫です。日中は直射日光のあたらない風通しの良い場所で飼育しましょう。必ず日中に隠れることのできるシェルターを入れてあげることがポイントです。

風通しの良い場所で飼育することで湿度の上昇も抑えることができます。外で飼育する時は雨にあたらない風通しの良い場所を選びます。ベランダで飼育する時も雨水には注意しましょう。

外で飼育する時は、目が届きにくくなります。部屋飼育以上にこまめな世話が必要になります。

エンマコオロギは、小さなケースで過密に飼育していると争いが起こり、共食いが始まります。必ず、飼育数に見合った大きさのケージを用意して飼いましょう。

また、争いが始まった時に狭いケージの中では逃げ場所がありません。必ず、シェルターを用意し身が隠せるようにしてあげましょう。

エンマコオロギは繁殖させることによって長期的に飼育できるようになります。繁殖方法はあまり難しくなく、初心者でもチャレンジできるでしょう。

エンマコオロギの繁殖シーズンは秋です。シーズンを迎える前に産卵床を用意して繁殖の準備をしておきましょう。ここでは、産卵床の作り方と吸水について解説します。

しっかりポイントを押さえてエンマコオロギを増やしてください。エンマコオロギの繁殖にチャレンジしたい方はチェックしてみましょう。

エンマコオロギは水を切らしてしまうと死んでしまいます。これは産卵床も同じで、大人のエンマコオロギ以上に気を配る必要があります。エンマコオロギは産卵すると、孵化まで10日前後～1か月ほどかかるでしょう。

この期間に産卵床を乾燥させてしまうと孵化せずに死んでしまいます。無事に孵化したあとは餌や給水は大人エンマコオロギと同じですが、生まれたてのエンマコオロギは渇きに弱いです。水を切らさないように注意しましょう。

エンマコオロギを繁殖させるには産卵床が必要になります。自然では土の中に産卵するので、人工的に同じような環境を作ってあげましょう。

産卵床のケースは浅めのタッパーでかまいません。その中に小粒赤玉土やバーミキュライトを3～4cm敷きます。産卵床は霧吹きなどで水浸しにならない程度に十分に湿らせておきましょう。

水で湿らせるときは、産卵床以外の場所に水分が飛ばないように気を付けてください。産卵床はメスコオロギが産卵ポイントにたどり着けるように通路を作るのがポイントです。

エンマコオロギの飼育方法や生態などを解説してきました。エンマコオロギは身近な昆虫で見たことがある人も多いでしょう。比較的初心者でも飼育しやすく、繁殖にチャレンジしている方も多くいます。

このポイントを押さえれば上手に飼育や繁殖ができるでしょう。

ここで知ったことを参考に、秋になると心地よい音色出してくれるエンマコオロギを飼育してみましょう。