フクロモモンガの飼育の方法とは？懐かせる方法と必要なグッズ3選

それでは実際にフクロモモンガを飼うためにはどうすれば良いのか、購入までのルートや飼育方法をいくつか紹介します。

フクロモモンガ個体の購入方法や最低限必要なグッズなどを揃えてかわいいフクロモモンガのいる生活を始めましょう。

フクロモモンガを飼育するにはまずケージが必要です。フクロモモンガがペットとして流行し始め、フクロモモンガ用の高さがあるケージも色々な種類が販売されています。

アクリルケージのメリットは、おしっこがケージの外に飛び散りにくく匂いも部屋に広がりにくいので、マンションやアパートで飼う人にです。

透明なので写真も撮りやすくSNSに投稿したい人がよく使用していますが、値段は安くても20,000円ほどします。

金網ケージは全面が金網になっているのでフクロモモンガが金網に掴まって移動したり飛び移りながら遊んだりすることができます。

給水器やエサ入れなどをひっかけて設置しやすいのも金網ケージのメリットです。設置場所や環境によって調度良いものを選びましょう。値段はアクリルケージよりも安く8,000円ほどです。

フクロモモンガケージはペットショップやネット通販でも購入ができます。

ケージに設置するグッズとして、餌入れや給水器、床材、止まり木、回転車などが必要になります。

また、匂い対策としてペット用消臭スプレーやウェットシートなどを毎日のお手入れに使用している飼い主さんもいます。

爪切りを自宅で行う場合は小動物用の爪切りも用意しましょう。

フクロモモンガを購入するには、ペットショップだけでなく里親になったりブリーダーから購入する方法があります。

里親になるには、里親募集サイトやSNSで探します。お互いの条件が合うようであれば個体のお金がかからないというメリットがあります。

ブリーダーから購入する場合は里親とは違い個体のお金はかかりますが、お迎えするまで面倒を見ていてくれるのでべた慣れ状態の個体である可能性が高くなります。

ペットショップでの購入は主に輸入の個体が多いため、早くに母親モモンガから離されています。その個体の健康状態をしっかりと確認したうえで購入するようにしましょう。

ここでは、フクロモモンガを人に懐かせるための方法を紹介します。日々の飼育ポイントとコツを押さえれば、ほとんどのフクロモモンガは飼い主さんのことを大好きになってくれます。

お迎えしたフクロモモンガに長生きしてもらうためにも、フクロモモンガを慣れさせるコツを知っておきましょう。

犬や猫もそうですが、小さい時からお世話をしてくれる人に心を許すことになります。フクロモモンガも同じで、母親モモンガと離されてからは飼い主がいなければ生きていきません。

ベビー期から飼育する際には、フクロモモンガミルクを人肌に温めてスポイトやシリンジで人口授乳する必要があります。

数時間おきに授乳しなければいけないので、仕事や学校がある人は離乳をしてからの個体をお迎えした方が良いでしょう。

フクロモモンガは大人になっても栄養補給としてフクロモモンガミルクは与えるので、飼い主に慣れるまでは置きミルクと並行して時々人の手からもミルクをあげて絆を深めましょう。

フクロモモンガを懐かせる飼育方法の二つ目が、好みの餌で気を引く作戦です。フクロモモンガや小動物用のおやつや副食がペットショップには売っています。

主食のペレットに加えて果物や野菜をあげることになりますが、その中でも好んで食べる餌を把握して手渡しするようにします。

おいしい餌をくれる人だ、と認識してもらえればケージに近寄ると寄ってきてくれるようになります。

おやつなどをあげる時は名前を呼びかけて声を覚えさせたり、手の匂いや衣類の匂いを覚えさせたりすることがべた慣れへの近道となります。

フクロモモンガを懐かせる飼育方法の三つめは、大きな物音を立てたりせず、ストレスの少ない安心できる環境を整えることです。

小さなお子さんや他の動物と同じ空間で生活するのでは、いつも心のどこかで警戒していなければならなくなり、ストレスが溜まってしまいます。

ストレスを抱えたフクロモモンガは人間を警戒し、近づいてきたら威嚇をしたり噛みついたりする可能性も高まりますが、それは防衛本能であって彼らに悪気は一切ありません。

日中は空調を整えたなるべく静かな部屋でゆっくり熟睡できる環境を整えてあげましょう。