【季節別】セキセイインコの飼い方｜老鳥/つがい/ひな/手乗り

ペットの鳥として定番なのが、ホームセンターなどで売られているセキセイインコです。黄色や水色などの綺麗な色をしているのが特徴で、可愛らしい声で鳴き、人の声を覚えておしゃべりしたりもします。そんなセキセイインコは、鳥の中でも飼いやすく、懐きやすいと言われています。

しかし、セキセイインコは体が小さいゆえに飼い方を間違えると命に関わってくることもあります。また、鳴くので近隣に迷惑がかかる可能性もあります。無知で病気や事故を起こしてしまわないためにも、セキセイインコの正しい飼い方を熟知しましょう。

セキセイインコを購入できる場所は、小鳥を扱うペットショップやホームセンターなどです。セキセイインコでもさまざまな毛色や特徴があり、お気に入りの子が見つかれば、あとは飼育用品を購入するだけになります。そこまで高くないセキセイインコなら、用品合わせて1～2万円ほどあれば大丈夫でしょう。

鳥は箱に入れてお家まで運びます。もし寒い季節ならば、毛布などの箱をくるむものがあれば準備は完璧です。

鳥に限らずですが、どんな動物も命がある生き物です。自分と一緒に生活していくパートナーのようなものなので、最後まで責任をもって正しい飼い方をする必要があります。このことから、自分の生活をセキセイインコに合わせるという飼い方ができないという方が、セキセイインコを飼うのは難しいと言えます。

なお、セキセイインコをペットとして選ぶポイントとして、もし家を空けている時間が長いという方はつがいをします。一羽よりは寂しくありません。おしゃべりをさせたいという方は、オスのセキセイインコの方がおしゃべりします。

セキセイインコは、つがいとして飼う飼い方もあります。先ほど紹介したように、家を空けている時間が長い方は、つがいとしての飼い方がです。セキセイインコは本来は群れで生活する鳥です。すなわち、「ひとりぼっち」なのが苦手な鳥です。つがいのパートナーがいれば、寂しくないでしょう。

つがいで飼うメリットは、寂しくないということと寂しくないからストレスなども軽減されて病気の予防にもつながることです。ストレスのないようにセキセイインコを飼うなら、寂しくないようにしましょう。そして初めから同じ小屋で飼育しても良いですし、別々での飼育でも良いでしょう。

これまでは一羽しかセキセイインコを飼っていなかったけれど、後から二羽目として新たなセキセイインコをお迎えする場合は、既にいる古株のセキセイインコのケアを優先的に行いましょう。配慮が十分にできていないと、おしゃべりしなくなってしまったり、懐かなくなってしまうということが起きてしまいます。

飼い主とペットは、見えない絆で結ばれています。新たなセキセイインコにだけ愛情を注いでいては、今までいたセキセイインコは傷ついてしまいます。気をつけて飼いましょう。

つがいでのセキセイインコの飼い方をする際に注意するのが性別です。常日頃から喧嘩ばかりということではありませんが、繁殖時期になってしまうと大変です。同性の場合の飼い方では喧嘩してしまうことがあります。オス同士ならメスの取り合いをしたり、メス同士だと巣箱や巣になるような場所などの取り合いをするため、ひどい喧嘩になってしまいます。

喧嘩を避けるためにも、小屋を別々に分けて飼育する飼い方にしましょう。セキセイインコにストレスをかけないためにも、つがいでの飼い方の場合は性別に気を付けてください。

セキセイインコは10年から15年程度が寿命だと言われています。寿命は、セキセイインコの飼われている環境や餌などでも変わってきます。飼い主としても、セキセイインコには長く生きてほしいことでしょう。

セキセイインコが老鳥になったとしても、特別環境を変える必要はありません。今までどおり、ストレスのない環境で飼う飼い方の方が長生きができるコツになります。しかし、老齢になっていけば体力的にも衰えてくるでしょう。そのため、それぞれのセキセイインコにとって住みやすい環境を用意した飼い方をしましょう。

セキセイインコの寿命が10年から15年ほどだと紹介しましたが、実際は5年ほどで亡くなってしまうことが多いと言われています。なぜそのようなことが起きてしまうのかと言うと、セキセイインコの飼い方が大きく関係しています。

飼育されているセキセイインコは、餌を多く与えられたり、運動不足であったりすると、内臓脂肪がついて、結果的に病気で亡くなってしまうということが多いと言われています。

まだ若いセキセイインコに腫瘍は発生しやすいと言われていますが、内臓脂肪がついて肥満体になったセキセイインコは、脂肪種という腫瘍ができて亡くなってしまうというパターンがあります。