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カラスの知能指数・実験結果・何歳・自動販売機|犬/オウム

更新日:2023年12月04日

カラスの知能の高さは、都市伝説?その実態を知れば知るほど、都市伝説じゃなかったんです。賢いとは思っていましたが、予想以上でビックリしました。カラスはなんと、鳥類でありながら鳥類を超えてしまった生き物なのです。その驚くべき生体とは?

カラスの知能指数・実験結果・何歳・自動販売機|犬/オウム

カラスとオウムは?

これは同じ鳥類です。和歌を詠んだ古来から「オウム返し」という言葉があるくらい人間の言葉を真似ます。人間の子供も三歳児くらいだとよく「オウム返し」をふざけてするようになります。

カラスとオウムは両者ともに賢く、思考の複雑さと多様性は鳥類の中でも群を抜いています。研究者のさまざまな実験により、オウムは5歳児程度の知能と言われているのが通説で、カラスの方がちょっと賢いとされています。

しかし、通説は仮説に過ぎません。訓練を積んだオウムの思考能力の底知れぬ可能性を示すエピソードで、50の物体、7つの色、5の形を記憶し、簡単な会話もでき、死ぬ前夜「また明日、こんな風に会おう。」と、意味深な最後の言葉を残しています。

カラスとチンパンジーは?

チンパンジーの中でも、最も賢いとされているのが「ボノボ」、ピグミーチンパンジーとも言われます。ボノボはアフリカ語で「隠れた宝」。研究グループと暮らしたボノボは、言葉を理解し、人間の怒りを感じるとなだめます。

身体はゴツくて大きいですが争いを好まない、とても平和を重んじる性格で知性的と言えます。カラスの脳よりも大きな脳をもっていますが、知能を測るテストではなんと、カラスが勝ちました。

知能とはつまり、知能指数、IQであり、理解、分析、解説、予測、展開などがあげられます。知能は答えがあるものに発揮する数学力で、知性は答えがないものに発揮する「心」に近いです。ボノボは知性的です。人間はどちらでしょうか。

カラスと人間は?

知能で言えば、遥かに人間が上です。ゆえに時として人間は地球上でもっとも愚かな生き物です。カラスは、地球の自然を壊しません。人間は環境を破壊し、何年もどこかで戦争をしています。

戦地のカラスどころか生き物たちほぼ全体は、爆発や人間の異変を感じて、安全な地まで大移動しているでしょう。我々人間はいくら知能が高くても、それの根深さを知ったうえで、直ぐには何も止める術がありません。

世界経済崩壊、環境破壊からの地球規模の大氷河期の到来、何がきっかけで人間は変われるのでしょうか。その前に予想できうるさまざまな被害を、最小限に喰い止めるぐらいしか最善策は無いほど現代も近未来も愚かなままなのでしょうか。

カラスの歴史は人間の歴史?

戦後の日本の高度成長期は、公営住宅やマンション、ビルに高速道路と建築ラッシュが続き、家電や車が飛ぶように売れ、街の風景が一変しました。そこで森の奥に逃げた動物もいるなか、カラスは都会に見事に順応しました。

昔から当たり前のように、街に溶け込み違和感が無さ過ぎて、ここまで知能が高いとは思いませんでした。なんとなくカラスだけは絶対に絶滅しない気がします。何より人間を必要以上には恐れない冷静な知能の持ち主ですから。

カラスの知能の一つ、ユニークな遊びの進化も気になります。一部では嫌われ者のカラスですが、カラスが街から一羽もいなくなるような環境をつくってしまったら、それはそれでマズイのではないでしょうか。人間社会の鏡がカラスという見方もできます。

初回公開日:2017年11月14日

記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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