猫がもみもみする理由・しない理由・痛い時の対処法|オス/甘え
更新日:2024年08月25日
猫が飼い主の手や腕・毛布をもみもみするのはなぜ?
飼っている猫が、飼い主の手や腕であったり、横になった飼い主の布団の上で前脚を使ってもみもみすることがあります。うっとりとした表情で両手をグーパーしながら交互に足踏みをする様子は、幸せそうでとても和みます。その姿を見るだけで癒されるという方も多いのではないでしょうか。
猫のこのもみもみする行動は、正式には「ミルクトレッド」や「ニーディング」と言います。もみもみにチュパチュパと吸うような行動が加わることを「ウールサッキング」と言います。1歳未満の幼猫がこのウールサッキングをよくしますが、時折、幼猫ではなく4歳くらいになってから始める子もいます。猫がこれらの行動をおこなうのは、いったいどういった理由からなのでしょうか。
猫のこのもみもみする行動は、正式には「ミルクトレッド」や「ニーディング」と言います。もみもみにチュパチュパと吸うような行動が加わることを「ウールサッキング」と言います。1歳未満の幼猫がこのウールサッキングをよくしますが、時折、幼猫ではなく4歳くらいになってから始める子もいます。猫がこれらの行動をおこなうのは、いったいどういった理由からなのでしょうか。
飼い主の手や腕をもみもみする
猫のもみもみの理由は、子猫時代の名残りです。母猫の母乳を飲む際に、両手で乳房を揉むように押して母乳の出を良くしていたしぐさから来ています。子猫が前脚で乳房をもみもみすることで、母猫の乳腺が刺激を受け、母乳がより出やすくなります。
家で飼われている猫は、早い時期に母猫から離され、離乳前から人間に育てられた子が多いです。飼い主のことを母親同然に慕っているため、大人になっても飼い主に対しては子猫気分でいることが多く、リラックスした状態の時に子猫時代に戻ってしまいます。人の手や腕は温かく柔らかいので、母猫の感触を思い出させ、思わずもみもみしてしまうのでしょう。
多くの猫は、眠りにつく前にその場所でもみもみします。眠たいけれどまだ眠りたくないといった顔つきで一心不乱にします。もみもみする行動には安心する効果があり、睡眠導入に繋がります。猫がもみもみし始めたら、母猫を思い出して非常にリラックスした状態ですので、邪魔をせずそっと見守ってあげましょう。
家で飼われている猫は、早い時期に母猫から離され、離乳前から人間に育てられた子が多いです。飼い主のことを母親同然に慕っているため、大人になっても飼い主に対しては子猫気分でいることが多く、リラックスした状態の時に子猫時代に戻ってしまいます。人の手や腕は温かく柔らかいので、母猫の感触を思い出させ、思わずもみもみしてしまうのでしょう。
多くの猫は、眠りにつく前にその場所でもみもみします。眠たいけれどまだ眠りたくないといった顔つきで一心不乱にします。もみもみする行動には安心する効果があり、睡眠導入に繋がります。猫がもみもみし始めたら、母猫を思い出して非常にリラックスした状態ですので、邪魔をせずそっと見守ってあげましょう。
毛布をもみもみする
人間と暮らしている猫は、人間と生活パターンが同じになってきますので、飼い主が布団に入る時に一緒に寝る準備をするようになります。猫がもみもみを始めるのは眠りに入る直前、半眠状態でいる時です。毛布は温かくて柔らかいため、やはり母猫の感触を思い出させるのでしょう。
また、毛布には飼い主の匂いが移っています。大好きな飼い主の匂いに包まれ、よりリラックスした状態になり、自然にもみもみをしてしまうのでしょう。また、毛布に付いている人間の汗の臭いが羊毛のウールオイルの成分であるラノリンに似ているため、その成分に反応してもみもみしてしまうという説もあります。
また、毛布には飼い主の匂いが移っています。大好きな飼い主の匂いに包まれ、よりリラックスした状態になり、自然にもみもみをしてしまうのでしょう。また、毛布に付いている人間の汗の臭いが羊毛のウールオイルの成分であるラノリンに似ているため、その成分に反応してもみもみしてしまうという説もあります。
他のものでももみもみをする
決まったぬいぐるみやクッションなど、猫が自分の気に入ったものをもみもみすることもあります。お気に入りに対する猫の強いこだわりの主張を表しています。クッションなどに飼い主の匂いがついていることがあり、その匂いで安心しているという場合もあります。
少し意味合いの違うオスのもみもみ
オス猫であっても、早くから人間に育てられた猫は例外なくもみもみをします。もみもみの最中は、飼い主のことを母親と慕い、楽しい子猫時代を思い出して幸せな気分になっています。
しかし、オス猫がもみもみをするのはあまり良くないと言われています。オスとしての逞しさが足りなくなってしまうからです。子猫をもうけたとしても、また甘えん坊なオス猫が生まれる可能性があるなど、オスとしての本能が弱まる傾向があります。
とはいえ、最近では子どもができないよう手術を受けさせることがほとんどです。そうすると、オスの性格は子猫時代の甘えん坊な部分が残るようになります。猫に甘えてこられるのが嬉しいという方には何の問題もありません。
しかし、オス猫がもみもみをするのはあまり良くないと言われています。オスとしての逞しさが足りなくなってしまうからです。子猫をもうけたとしても、また甘えん坊なオス猫が生まれる可能性があるなど、オスとしての本能が弱まる傾向があります。
とはいえ、最近では子どもができないよう手術を受けさせることがほとんどです。そうすると、オスの性格は子猫時代の甘えん坊な部分が残るようになります。猫に甘えてこられるのが嬉しいという方には何の問題もありません。
ゴロゴロ言うのは甘えのサイン?
猫の中には、もみもみしながらゴロゴロと喉を鳴らす子がいます。猫のこのゴロゴロについてはまだまだ解明されていないことが多く、謎に包まれています。一般的には、嬉しい時や甘えたい時などに発すると言われています。
猫は生後1週間目くらいになると、母猫の母乳を飲みながらこのゴロゴロを出すようになります。一説によると、まだちゃんと鳴くことができない子猫の鳴き声の代わりと言われており、授乳を促したり、自分の存在をアピールしたり、「お乳を飲むことができて満足」という気持ちを母猫に伝えていると言われています。
ゴロゴロは母猫と子猫の間のコミュニケーションの方法であり、本来は子猫でいる間か、母親になった大人猫しか発することはありません。しかし、早いうちから母猫と離された猫は、心がいつまでも子猫のままです。飼い主の体や毛布をもみもみし、その最中にゴロゴロと言ってしまうのは、飼い主を親だと認識して甘えている証拠です。
猫は生後1週間目くらいになると、母猫の母乳を飲みながらこのゴロゴロを出すようになります。一説によると、まだちゃんと鳴くことができない子猫の鳴き声の代わりと言われており、授乳を促したり、自分の存在をアピールしたり、「お乳を飲むことができて満足」という気持ちを母猫に伝えていると言われています。
ゴロゴロは母猫と子猫の間のコミュニケーションの方法であり、本来は子猫でいる間か、母親になった大人猫しか発することはありません。しかし、早いうちから母猫と離された猫は、心がいつまでも子猫のままです。飼い主の体や毛布をもみもみし、その最中にゴロゴロと言ってしまうのは、飼い主を親だと認識して甘えている証拠です。
猫がもみもみしないのはなぜ?
猫がもみもみをしない理由とは?
猫がもみもみをするのは、飼い主に甘えている証拠であるとご紹介しました。しかし、猫の中には最初からもみもみをしない子もいます。けれども、甘えてくれないから信頼されていない、というわけではありません。
猫は、子猫の頃に母猫からしっかりと愛情を受けて育つと自立心が芽生えます。自立し、親離れができている子は、それ以降母乳を飲むことも、母親への甘えも必要としないため、もみもみをしません。
母猫に甘えたくてもじゅうぶんに甘えることができなかった子に、子猫時代の癖が強く残ってしまい、もみもみをします。子猫気分が抜け切っていなくて、自分を大きな子猫だと認識している猫がするので、自分の子供がいる大人猫はもみもみをしません。
また、オスの中で自分が強いと自負している子も、もみもみをしない傾向があります。強さを誇示したいオス猫は威厳を重んじるのでしょう。外で暮らしている野良猫もしません。
猫は、子猫の頃に母猫からしっかりと愛情を受けて育つと自立心が芽生えます。自立し、親離れができている子は、それ以降母乳を飲むことも、母親への甘えも必要としないため、もみもみをしません。
母猫に甘えたくてもじゅうぶんに甘えることができなかった子に、子猫時代の癖が強く残ってしまい、もみもみをします。子猫気分が抜け切っていなくて、自分を大きな子猫だと認識している猫がするので、自分の子供がいる大人猫はもみもみをしません。
また、オスの中で自分が強いと自負している子も、もみもみをしない傾向があります。強さを誇示したいオス猫は威厳を重んじるのでしょう。外で暮らしている野良猫もしません。
もみもみをしなくなった理由とは?
次第にもみもみをしなくなった子は、飼い主と一緒に暮らす中で、段々と成長していったと言えます。しかし、自立心が芽生えたからといって、飼い主への信頼や愛情が失われるということはありません。
もみもみをしない猫も、飼い主にグルーミングをしたり、頭を寄せつけたり、体をこすりつけたり、別の形で愛情表現をしています。大切なことは、飼っている猫の気持ちを飼い主がよく理解してあげることです。
もみもみをしない猫も、飼い主にグルーミングをしたり、頭を寄せつけたり、体をこすりつけたり、別の形で愛情表現をしています。大切なことは、飼っている猫の気持ちを飼い主がよく理解してあげることです。
初回公開日:2017年10月28日
記載されている内容は2017年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。