猫・子猫がシャーというときの気持ちと怖い時の対処法|威嚇
更新日:2024年05月24日
猫・子猫がシャーと言う時の気持ちは?
猫の鳴き声は「ニャー」ですが、時に「シャー」と言うことがあります。猫に「シャー」と言われた時には「怖い」となりがちですが、猫が「シャー」と言うことには、何か理由があるはずです。では、その理由とは何でしょうか。考えられる、猫が「シャー」と言う時の気持ちを、お伝えしていきます。
威嚇している
猫が「シャー」と言う時の、代表格とも言われている理由です。「威嚇」と聞けば「攻撃してくる」と思ってしまいがちですが、猫が「シャー」と言う時の「威嚇」は「防衛的な威嚇」で、「今から攻撃しに行くぞ」ではなく「これ以上来たら攻撃するぞ」ということです。あくまで受け身の攻撃性であり、無駄に争わないための警告になります。
つまり、猫の威嚇としての「シャー」は「身を守るため」の声です。猫の祖先はリビアヤマネコという砂漠に住む動物で、この砂漠には毒蛇がおり、その毒蛇から身を守るために身に付いた威嚇方法が「シャー」だと言われています。リビアヤマネコから経てペット化した猫が言う「シャー」は、毒蛇から身を守る本能の名残です。
つまり、猫の威嚇としての「シャー」は「身を守るため」の声です。猫の祖先はリビアヤマネコという砂漠に住む動物で、この砂漠には毒蛇がおり、その毒蛇から身を守るために身に付いた威嚇方法が「シャー」だと言われています。リビアヤマネコから経てペット化した猫が言う「シャー」は、毒蛇から身を守る本能の名残です。
遊びの一環
特に子猫はレスリングのようなジャレ合いをすることがあり、その中で「シャー」という声を上げることがあります。大人の猫もジャレ合う中で「シャー」と言うことがありますが、威嚇の時に上げる「シャー」を聞くと「遊びではないのでは」と思ってしまうこともあるでしょう。
「遊び」か「喧嘩」を見分けるためには、猫の様子や状態をよくよく見る必要があります。「本気の喧嘩」の時には「瞳孔が縦長」になり「耳は後ろ側に倒れ」て「毛を逆立てる」状態が見られ、様子としては「腹・足・目鼻などの急所を本気で噛み付く」ことや「爪を立てる」こともします。
「遊び」の場合はコミュニケーションなので、交互にやり合います。邪魔をしない方が良いでしょう。ただし、片方が「喧嘩腰」の場合もあるので双方の様子に注意を向けてください。また、野良猫や外猫と対する場合には「喧嘩」の可能性が高いので、すぐに大きな音を立てるなどして止めさせます。
「遊び」か「喧嘩」を見分けるためには、猫の様子や状態をよくよく見る必要があります。「本気の喧嘩」の時には「瞳孔が縦長」になり「耳は後ろ側に倒れ」て「毛を逆立てる」状態が見られ、様子としては「腹・足・目鼻などの急所を本気で噛み付く」ことや「爪を立てる」こともします。
「遊び」の場合はコミュニケーションなので、交互にやり合います。邪魔をしない方が良いでしょう。ただし、片方が「喧嘩腰」の場合もあるので双方の様子に注意を向けてください。また、野良猫や外猫と対する場合には「喧嘩」の可能性が高いので、すぐに大きな音を立てるなどして止めさせます。
挨拶と警戒の混合
その猫に、もともと警戒心がある場合は「ニャー」と「シャー」が混合することもあります。「ニャー」と言ったかと思えば、すぐに「シャー」と言ったりする様子が見られますが、これは「挨拶しながらも警戒している」気持ちがある様子だと考えられています。
「この人は大丈夫そうだけど、まだ警戒が抜けないから距離感を保ちたい気持ちもある」といった感じです。「挨拶」するくらい他より良いと思っているけど、気を許すほどの安心はしていないという複雑な心境なのでしょう。
猫は積極的な構い方を嫌うので、様子を見ながら、猫の様子に合った対応をすることが望ましいです。警戒心が強い猫は過敏な部分があるため、その猫の気分に合わせた対応をすることで、少しずつでも心を開いてくれることでしょう。
「この人は大丈夫そうだけど、まだ警戒が抜けないから距離感を保ちたい気持ちもある」といった感じです。「挨拶」するくらい他より良いと思っているけど、気を許すほどの安心はしていないという複雑な心境なのでしょう。
猫は積極的な構い方を嫌うので、様子を見ながら、猫の様子に合った対応をすることが望ましいです。警戒心が強い猫は過敏な部分があるため、その猫の気分に合わせた対応をすることで、少しずつでも心を開いてくれることでしょう。
猫がシャーというのが怖いときの対処法!
猫に「シャー」と言われると、「怖い」と感じる人は少なくありません。なぜなら、「シャー」は「威嚇」だからです。つまり、こちら(人側)が下手なことしたら、猫に傷を付けられる可能性があるから「怖い」と思うのは当然のことだと言えます。
しかしながら、よく考える必要があります。猫は何の理由もなく「シャー」とは言いません。ということは、猫に「シャー」と言われた時には、何かしらの理由があったはずです。すなわち、こちら(人側)に何かしらの原因があった可能性があるということです。
野良猫や外猫ならまだしも、飼い猫に「シャー」と言われるのは、共存生活が危ぶまれます。以下に一般的な対処法をご紹介していくので、猫が「シャー」と言う理由を探しながら、合った対処法を見つけてください。
しかしながら、よく考える必要があります。猫は何の理由もなく「シャー」とは言いません。ということは、猫に「シャー」と言われた時には、何かしらの理由があったはずです。すなわち、こちら(人側)に何かしらの原因があった可能性があるということです。
野良猫や外猫ならまだしも、飼い猫に「シャー」と言われるのは、共存生活が危ぶまれます。以下に一般的な対処法をご紹介していくので、猫が「シャー」と言う理由を探しながら、合った対処法を見つけてください。
目を合わせない
人は人と目を合わせることに関して、良いことだとしている風習があります。アメリカでは目を見て話さない人は不誠実だと思われるそうで、日本でも目を見て話さないことを指摘する人は多いです。そのことから、猫とも目を合わせたがる人がいます。
猫の目は綺麗で容貌も可愛いので、見ていたい気持ちも分かりますが、猫にとって目をじっと合わせることは「喧嘩を売る」意味になります。そのため、目以外のところを見ましょう。
よほど警戒されている場合を除けば、猫側から合わせた目を逸らすこともあります。それでも見続けると嫌われる可能性があるため、猫が目を逸らした時には「喧嘩をしたくない」合図だとして、ある程度の仲間意識が築かれていると思いましょう。また、動物の仕草では「目をゆっくりつぶること」は親愛の証なので、それをしてみるのも良いです。
猫の目は綺麗で容貌も可愛いので、見ていたい気持ちも分かりますが、猫にとって目をじっと合わせることは「喧嘩を売る」意味になります。そのため、目以外のところを見ましょう。
よほど警戒されている場合を除けば、猫側から合わせた目を逸らすこともあります。それでも見続けると嫌われる可能性があるため、猫が目を逸らした時には「喧嘩をしたくない」合図だとして、ある程度の仲間意識が築かれていると思いましょう。また、動物の仕草では「目をゆっくりつぶること」は親愛の証なので、それをしてみるのも良いです。
縄張りに侵入しない
猫は、縄張り意識が強い動物です。そのため、縄張りに入ると「シャー」と威嚇してきます。飼い猫にとっての縄張りは、その飼われている住居内(庭などの土地も含む)です。そのため、飼い主さん自身の飼い猫が縄張り侵入の理由で「シャー」と言うことは稀と言えます。
しかしながら、その飼い猫が大切にしている場所がある場合、そこを移動させようとしたり・触ろうとした時には「シャー」される可能性があります。基本的には飼い猫は、縄張りのことで飼い主さんに「シャー」ではなく、外猫に対して「シャー」をします。
しかしながら、その飼い猫が大切にしている場所がある場合、そこを移動させようとしたり・触ろうとした時には「シャー」される可能性があります。基本的には飼い猫は、縄張りのことで飼い主さんに「シャー」ではなく、外猫に対して「シャー」をします。
嫌がることをしない
撫でている時に、突然「シャー」と言われたことはありませんか。これは「もういいから止めて」ということを伝える「シャー」で、簡単に言えば「満足以上に撫でられて不快」の意味です。人側からすると「撫でていたのに何だよ」となりそうですが、「シャー」と言う前に、猫は何かしらのサインを出しています。
たとえば、尻尾が動き始めたり、体を押し付ける力が弱くなったりなどが「もういい」のサインです。単純に「撫で方が好ましくない」理由の場合もありますが、尻尾を踏まれたなどの明らかな理由のこともあります。よく観察して、早めにサインを察し、猫が「嫌だ、シャー」となる前に止めることが大事です。
たとえば、尻尾が動き始めたり、体を押し付ける力が弱くなったりなどが「もういい」のサインです。単純に「撫で方が好ましくない」理由の場合もありますが、尻尾を踏まれたなどの明らかな理由のこともあります。よく観察して、早めにサインを察し、猫が「嫌だ、シャー」となる前に止めることが大事です。
子育て中の母猫に近寄らない
初回公開日:2018年02月05日
記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。