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猫の表情の一覧・表情で気持ちはわかるのか|表情筋/しっぽ

更新日:2024年03月07日

猫の表情ってどんなものなのかいまいちよくわからないのではないでしょうか。猫の変な顔や猫がじっと見つめる眼差しにはどんな意味が隠されているのかをご紹介します。猫の尻尾での合図や、やんちゃな子猫への対処法、なかなか懐かない猫への注意点をお伝えします。

猫の表情の一覧・表情で気持ちはわかるのか|表情筋/しっぽ
猫にも表情筋はあります。人間よりも少ない表情筋ですが、猫の髭が生えている場所の「マズル」が猫の表情を表しているといえるでしょう。その猫の髭を動かす表情筋が猫の表情を伝える役割をしています。

たとえば、警戒している時の猫の髭は横に広がります。猫の髭がピンと広がることで、自分の身体が通れる場所なのかを髭を使って判断しているといわれています。自分の体が通り抜けられる場所かどうかを探るために髭が通るかを確認しているのでしょう。

怖がっている時の猫の髭は前に飛び出していますし、喜んでいる時の猫の髭全体は上にあがっています。また髭が生えている部分のマズルがプっクリと膨らんでいる時は、好奇心が満たされている状態です。集中しているため、些細な音に驚いて急にジャンプすることもあります。

何かを発見した時は興味津々で、警戒しつつそれが何かを確かめようと、前足でツンツンつついたりする仕草をよく見かけます。

猫の表情はしっぽでわかるのか

猫の表情は尻尾でも知ることができます。猫の尻尾がピンと立っている時、嬉しいか遊んでほしいと甘えている時です。なにかしてほしいときに猫の尻尾がピンと立っていることが多いです。かまってほしいサインでもあるため、猫に触りやすいでしょう。

尻尾を下げている時の猫は具合が悪い事が多いです。気持ちが心細くなっていたり、しょんぼりとしています。そんな時は猫の様子をよく観察して猫の健康に注意をはらいましょう。

猫の尻尾がふわっと膨らんでいる時があります。恐怖を感じている時や猫が威嚇をするときには尻尾が太くなるといわれています。猫の尻尾が太い時はあまり猫を刺激しないようにしましょう。ちょっとした仕草に驚き反応が強く出ることがあります。

猫の尻尾が素早く横に振る時は何かを嫌がっているといえます。尻尾をゆっくり動かすときは喜んでいることが多く、上下に尻尾を動かし先端を巻いたらドキドキわくわくしています。

猫の表情と臭いの関係

猫は臭い匂いをかいだ時に、口をあけて暫く匂いの余韻に浸っていることがあります。しかし猫がそのような変な顔をしていたとしても、けっしてその匂いが臭いからというわけではなさそうです。というのも猫のその表情はフレーメン反応という動物の生理反応だからです。

猫は匂いを嗅ぐ時に、フェロモン受容をする嗅覚器官に空気をあてることで、より多く匂いを感知する事ができるため、その表情になるのだといわれています。フレーメン反応の時の猫の表情は唇を引き上げて歯をみせていることから、口のあたりについた匂いを感じようとしているのが分かります。

猫の嗅覚器官は、鋤鼻器(じょびき)というヤコブソン器官です。猫の上顎にあるといわれています。とてもかわいいと評判の猫のフレーメン反応は猫の感情を表す表情とはいえませんが、見た目には猫が強烈な匂いにノックアウトされ打ちのめされた表情のように見えてしまいます。

猫の目を細めるときの表情の意味

猫が目を細めて日向ぼっこをしているときがあります。目を細める時には猫がリラックスしている代表的な猫の表情といえるでしょう。猫が目を細めるのは安心している証拠です。そして敵意のない心の状態を表しているといわれています。

猫の安心を持続させるためには猫を凝視しないほうがいいでしょう。可愛いからといっても猫の目をじっと見つめるのはやめましょう。眼をじっと見つめることは猫の世界では敵対をあらわすため、猫が警戒します。

猫の怒りのときの表情

その逆に敵意がある場合には猫が瞳孔を開くのだといわれています。瞳孔は暗闇でも開きますが、明るい時でも猫の瞳孔が開いている時、心的緊張状態であるといえるでしょう。そのようなときに猫を触ったりするとビクッとして驚かれます。怖がっている猫に爪で引っかかれないように気をつけましょう。

このとき猫を触るのは危険です。猫の目を見つめ続けていると猫はストレスを感じ、眼をじっと見つめるのは猫にとっては戦闘を意識させます。威嚇されたと感じた猫が戦闘態勢に入っているため猫が飛びかかってくる可能性もないとはいえないため、むやみに近づこうとせずにそっとしておきましょう。

猫を怖がらせないためには、目があったら微笑みすぐに目をそらすと良いでしょう。猫が近づくまで待つのが猫の警戒心を解します。

猫の性格別の信頼関係のきずき方

せっかく猫を飼ったのに、猫となかなか仲良くなれずに困り果てていることもありがちです。子猫のころから飼っている猫なら、どんな性格の猫なのか分かりやすいですが、ただ猫がまだ幼いためにやんちゃすぎて困ることがありそうです。

大人になってから飼った猫はなかなかなじもうとはしないため、扱い方がわからないことも多いのではないでしょうか。そこで今回はそんな困った猫のタイプを二つにわけた対処法をお伝えします。

無関心猫

子猫の時に安心できる環境にいなかった猫は、周りは敵だと認識している可能性があります。そのため、猫に自分は安心な人間であると分かってもらう必要があるでしょう。

そのような猫の特徴としては、飼い主が触ろうとするとシャーッと言いながら威嚇して来たり、近づくと逃げるという警戒心が強いタイプが多いでしょう。母猫が野良猫だった場合も人間を信頼できずに育つので、まずは母猫のように自分は安全だとわかるようにえさの与え方を工夫する事から始めましょう。

無関心猫への注意点

エサを与える時は手を近づきすぎずにエサの入ったお皿だけを猫の手前に置きます。猫が目を細めてリラックスしている時をねらって、下からそっと指をさしだし猫に匂いを嗅がせましょう。猫にたっぷり匂いを嗅がせたら、そっとなでてみましょう。

頭や顎が良いでしょう。背中やお尻や足やしっぽは猫が怖がるのでやめておいた方が無難です。触ろうとしたら逃げるようなら、猫の方から近づくのをひたすら待つだけです。

猫がびっくりしないように大声を出したり、目をじっと見つめたりするのはやめて、目を適度にそらすようにしましょう。それを繰り返すと、無関心猫と仲良くなれるでしょう。
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初回公開日:2018年03月04日

記載されている内容は2018年03月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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