猫の集会が開かれる理由とは？猫の集会の意味や特徴を紹介！

広い空き地や駐車場などに猫が複数匹集まっていることを「ねこの集会」もしくは「ねこ会議」と呼びます。また、このように猫が集まる場所を「ネコの集会所」といいます。

ねこ会議とは猫たちが集まって会議をしているように見えるためそう呼ばれています。しかし、猫たちは本当に会議をしているのではありません。ただのんびりと時間を過ごしています。

猫の集会は公園や駐車場、神社や空き地など見通しの良い開けたさまざまな場所で開催されます。

また、この他にテリトリーの中立地点や餌場という条件もあります。時々、この条件に当てはまらない場所にもかかわらず猫が集まる家があります。

こういった条件に当てはまらない場所は以前、その家から残飯などをもらい猫たちが餌場としていた家の名残です。餌がもらえなくなっても、そのまま猫たちが留まり猫の集会場となるケースです。

猫の集会は夕方からに夜にかけて開催されます。時には夜になっても解散せずに一晩中続くこともあります。また集会が開催される時期は、多くが夏から秋にかけてです。

新海誠監督の『猫の集会』という短編アニメーションでも夜に猫が集会を開いているというシーンが出てきます。

猫は夜行性の動物ですが、実際は夕方くらいから活動し始めることも多いです。猫の集会に出会いたいなら、夕暮れ時に散歩に行ってはいかがでしょうか。昼間より猫の集会に出会える可能性が高くなります。

猫の集会に参加する条件は近所に住んでいることです。基本的に猫の集会へは、その土地に縄張りをもっている猫が参加しています。

飼い猫でも野良ネコでも近所にさえ住んでいれば集会への参加資格があります。集会毎に顔を出せない、ときどきしか外を散歩しないような飼い猫でも、テリトリー内に住んでいれば参加資格があります。

餌などを求めて他所から、ふらりと来た猫には参加資格はありません。近所に住んでいるかどうかが重要となります。

「猫の集会に誘われた」「招待された」という話も聞きますが参加メンバーが決まってるため基本的に人間は参加できません。

本当に人間は参加できないのでしょうか。猫の集会に参加したい方、全く参加できないという分けでもありません。飼い猫に招待されて猫の集会に参加したという人もいます。

しかし、知らない人間が無理に参加しようとパーソナル・スペースをこえて近づくとクラッキングという威嚇の声をあげられ集会を解散し逃げていきます。

猫の集会を見かけても無理に参加しようとせず、見守るようにしましょう。

どうして猫の集会が開かれるのか、実は、はっきりとした理由は分かっていません。しかし、猫たちの生態を観察し考察した結果、いくつかの理由が推測されています。

理由がわからなくとも、猫たちが集まって集会を開いているのは事実です。では、猫たちはどうして猫の集会を定期的に開催しているのでしょうか。

猫の集会に隠された、猫の秘密を7つ紹介します。

猫達の定期集会が行われる理由としてテリトリー内に異常が無いか確認しているという説があります。

テリトリーに新参猫が入ってきていないか、亡くなった猫がいてテリトリーが変わっていないか確認しています。これは共通のえさ場を守るために、猫たちが協力していることを意味します。

テリトリー内で喧嘩に発展しないように、相手のにおいや姿を確認し合っているそうです。

また、母猫が生んだ子猫を連れていくママ友会のようなケースも見られます。

猫の社会にも序列が存在しており、テリトリーを共有する猫たちが自分たちの序列を確認するため集会に集まっています。

猫の序列は体の大きさ、喧嘩の強さで優劣が決まります。また、子猫時代には遊びで優劣がきまる場合あるそうです。眼力の強さが影響することもあるそうです。

人間と同じような力関係が成り立つので、いわゆるボス猫と呼ばれる最上位はオス猫がなります。優位にある猫と餌場がかぶっている場合、劣位にある猫は押しのけられ餌にありつけないこともあります。