猫の集会が開かれる理由とは？猫の集会の意味や特徴を紹介！

猫は暑さや湿気を嫌います。そのため、夏～秋は風通し良くここちよく過ごせる場所を求めて夕涼みをするために集まっているのではないでしょうか。

涼しく居心地の良い場所、というのはどの猫にとっても、過ごしやすい場所となります。その居心地の良い場所を求めて、自然と同じところに猫が集まります。そしていつの間にか猫の集会所となる、ということです。

逆に冬場は温かい日向を求めて猫が集まりそこが集会所となっていると考えられます。

夏から秋にかけての時期に集会が行われるためお見合いや相手探しとして集まっているとする意見もあります。人間でいうところの婚活パーティーや合コンのような役割をしているという考えです。

実際に繁殖シーズンには集会中にオスとメスが愛し合う姿を目撃することもあります。

猫の集会は繁殖シーズン以外にも開催されており、集会の目的がお見合いのみとするには少し違うように感じます。しかしながら、繁殖シーズンの集会は長くなりがちだと言われています。

テリトリー内または中立地帯にある餌場の確認をしています。

定期的に集会を開くことにより、新しい顔はいないか、いなくなった猫はいないか、新しく餌場は増えていないかを確認しあっています。

猫たちにとってどの猫がどの餌場を利用しているのかはとても重要なことです。いなくなった猫がいる場合はその餌場が空きます。逆に新しい猫が来た場合は自分の餌場を横取りされている可能性があるからです。

新しく餌場が増えたなら自分のテリトリー内に増えたのかどうか確認します。

猫の会議は猫たちの情報交換の場であるという人もいます。

情報交換と言っても猫同士の会話が行われるのではなく、「あそこの猫に子猫が生まれた」「最近あの猫を見ない」「あの猫は新入りではないか？」など確認を取り合っているのでは推測されています。

猫達の定期集会は、人間の情報交換のように口頭で重要事項を告げ合うのではなく、テリトリー内の情報を目視するため、確認するために行われています。

猫の集会にはメス猫や子猫も参加していますので、時には「出産や育児の情報交換をしているのではないか」という説もあります。

猫集会の真実は特に理由はなく、なんとなく集まっているだけという説もあります。

猫の習性として集団で行動するということはありません。よって、ただ単に日当たりの良いところを求めて、餌場を求めて集まっているだけという説もあります。

猫の集会が行われる理由は猫を研究している学者でも、よくわからないみたいです。

猫が集会を開く理由がは特にわかっていませんが、集会を開くのは日本の猫だけでなく、外国の猫にもみられる行動となっています。

猫の集会をよく見るとそれぞれが違う方向を見ていたり、円陣を組んでいるようにもみえたり、時には数匹づつ固まっていたり、規則も法則も読み取れず、なんとも不思議な印象を受けます。

そして集会にはたくさんの猫が集まるにも関わらず、ケンカがありません。また性別や年代の区別なく集まる、など猫の集会はさまざまな謎に満ちています。これらの理由のほとんどに、猫の習性が関わっています。

そんな猫の集会の不思議に迫ります。

猫の集会所で喧嘩の目撃が少ないのは、猫たちが一定の距離を保ちつつ、くつろいでいるためです。

猫の集会に集まる猫たちは、だいたい1ｍ~4ｍほどの距離感で座ったり、毛つぐろいをし、のんびり時間を過ごしています。この距離感は土地によって、さまざまですが、どこの土地の猫も、やはり一定の距離を保っています。

このパーソナルスペースさえ守られていれば、猫は無駄に威嚇してきたり、喧嘩に発展するなど問題は起きません。

集会には近所にどんな猫がすんでいるか顔合わせの意味があるので、オスもメスも子猫も参加します。自由参加となっており性別も年齢も関係ありません。

母猫が子猫を連れて参加する場合は社会デビューの意味が含まれます。またそのような母猫同士で集まることもあり、育児を協力しあっているようにもみえます。

オスもメスも集まっていますのでシーズンにはお見合いや婚活の意味が含まれます。新しく参加する猫には挨拶の場となりますし、猫の集会所は猫たちにとって大事な社交場となっています。

猫たちは集まってもお互いに一定の距離を保ち、お互いに干渉しません。

夜、集会所であったことがある猫でも昼間、会うとお互いに知らないふりをします。これは猫の狩りが単独で行われる事に理由があります。

集団で行動してしまうと獲物に気づかれる可能性が高くなりますが、お互い知らないふりをしていれば獲物に気づかれにくくなり、狩の成功率があがります。

この猫のお互いに知らないふりをする習性は、相手を思いやる気持ちから生まれた習性です。