家猫と人間の赤ちゃんは同居ができるのか？猫が赤ちゃんに優しい理由

猫は生まれつき母性本能が強い動物と言われています。上記でも述べましたが、母親猫は、子猫を1人前になるまで、一人で育てあげます。その行動はまさに母性本能の強さからくる行動です。

また、猫は一度に多いと9匹産むこともあります。多いとき、母親猫一人で、9匹育てるため、子猫1匹1匹を見ることはできません。

しかし、見比べて育てるのではなく、別け隔てなく育てます。そのため、他の子猫に対しても広い心と母性本能をもって、別け隔てなく優しく接します。迷子の子猫に対しても、まるで自分の子猫のように優しく接します。

「小さいものを守ってあげなくてはいけない」本能からくる場合もあります。猫は基本的に弱いものに優しい習性があります。野生の喧嘩がちな凶暴な猫でも、子猫には手を出すことはありません。

例えば、猫が、飼い主が落ち込んで元気のないとき、悲しいとき、いち早く察知して、何も言わずそっと寄り添ってくれた経験はないでしょうか。

そんな行動をされると、味方や仲間が守ってくれているような、心強い気持ちになります。そのような猫の優しさは本能からきており、人間の赤ちゃんという自分より弱い生き物に対しても本能を働かせて、優しく接します。

人間の赤ちゃんのことを飼い主が産んだ大切なものと認識できている可能性があります。飼い主は、ご飯をくれる人であり、住居を提供してくれている大切な存在です。

赤ちゃんを傷つけてしまうと、自分の立場が危うくなってしまうと考えている可能性もあります。また、ご飯をもらえなくなってしまっては困るので、きちんと常識をもって生活しています。

猫の観察力はすごく、見てないようで、見ていて、きちんと人間の大切にしているものの分別ができており、飼い主を悲しませるような行動はとりません。

以下の注意点を守っていれば、猫と人間の赤ちゃんの同居は可能です。子供ができたから、猫は飼えなくなったと悲しい気持ちの方など、ぜひ下記を読んで、猫との暮らしを楽しみましょう。妊娠中や子育ての大変な生活の中に、猫がいるのといないのでは、気持ちが全然違います。

猫を触って痒くなったりという症状は、接触量が、その人のもつ許容量を超えたときに発症します。一緒に寝かすことは、猫と触れ合う時間が長くなるということのため、猫が赤ちゃんのベッドに乗らないように工夫しましょう。

また、ベッドで一緒に寝てるとき、猫が赤ちゃんの呼吸を塞いでしまう可能性もあるため、やはりベッドは別々が安全です。

また、上記のような症状は小さい頃から免疫をつけておくとかかりにくいという説もあります。適度なコミュニケーションが丈夫な子を育てます。

人間でも動物でも数は違いますが、菌は誰しもが持っています。猫の口の中にも菌はいて、もし口からの間接的な接触があると病気を引き起こしてしまう可能性があります。口移しは絶対にしないようにしましょう。

猫の食器と、人間の赤ちゃんの使っている食器を同じスポンジで洗うのも念のため、行わないようにしましょう。別々のスポンジを用意しましょう。

猫はよく、おしりを舐めたり、床を歩いた手を舐めたりという行動をしています。猫の行動をよく観察していれば、見ることができます。

お尻を舐めるということは、うんちを舐めていることになりますので、猫の口はキレイではないということは確かです。歯磨きもきちんと行う訳ではありません。

また、上記でも述べましたが、猫に対して痒みを感じるなどの症状は唾液やフケから発症することが多く、猫の口の中にはいろいろな菌が生息しておりますので、赤ちゃんの口元を舐めさせないように猫と赤ちゃんが接しているときは目を離さないようにしましょう。

猫と触れ合った後は手を洗いましょう。トイレ掃除のあと、猫と遊んだあとなどは特に入念に手洗いしましょう。思わぬところからの感染を防ぎます。

手は意外ときちんと洗えていないことが多いです。可能ならば、指輪や時計などを外し、しっかりと石鹸を泡立て、手の平、手の甲、爪の間、指の間までしっかりと洗いましょう。手を洗ったら、清潔なタオルで拭いてください。手からの接触感染を防ぐことができます。

ふれあいによる怪我を防ぐために、爪を常に切っておきましょう。猫の爪は、通常の状態は隠れている状態で、肉球に力が入ったときに、爪が飛び出す仕組みです。

爪が長い猫の場合、通常の状態でも、爪の先端が出てしまい、危険です。猫がフローリングを歩いているときに、コツコツと爪の音がしているのならば、爪が長いというサインです。

また、爪が長いと猫自身もカーペットに引っかかったり、巻爪になったりとして危ないので、こまめに猫の爪は切りましょう。