猫が穴を掘る理由とは？ホリホリする仕草から気持ちを知ろう！

餌を食べる前に手で餌の周囲をほりほりする仕草を見せた場合、餌に不満があると考えられます。「またこのご飯は嫌だ‼」「このご飯は嫌い‼」「このご飯はいらない‼」という、猫の不満を表現する行動の1つです。

この掘る行動をした場合、「猫の餌を変える」「猫の餌の量を変える」「猫の餌の時間を変える」「餌やりの場所を変える」「食器を変える」など、工夫をしてみましょう。

動物は、満腹で食べきれなかった餌を隠しておき、後で食べるためにとっておく本能があります。猫にもこの本能が備わっており、猫の場合は餌に砂かけをして隠す習性があります。

このように餌をほりほりする理由に、「今は満腹だから、あとで食べたい」という猫の気持ちが隠れています。餌のたびにほりほりが続くようであれば、餌の量を減らしてみてはいかがでしょうか。

猫が食事を終えてほりほりと掘る仕草を見せる場合、餌が足りていないことが考えられます。餌が足りていない場合、掘る仕草以外に「見上げる」「舐める」「まばたきをする」「もみもみ」をするなど、さまざまな表現でアピールをします。

このような表現は、信頼している飼い主に対しての愛情表現の1つでもあると考えられます。餌をあげた直後にこのような行動を見せたら、餌を足してみると良いでしょう。

猫が餌をほりほりする理由に、食欲がないことを伝えている場合も考えらます。餌の時間にほりほりする行動が続くようであれば、1度動物病院へ連れていきましょう。

このようにほりほりして餌を食べない状態が1日続くようであれば、病気も考えられます。自己判断で解決せずに、必ず動物病院へ連れていき受診しましょう。

紹介したように猫が床やカーペットを掘る、または餌を掘る仕草の理由は、猫の気持ちの現れです。紹介した掘る仕草以外にも「マーキング」「好奇心であなをほる」などという理由もあります。

猫の掘る仕草は飼い主とのコミュニケーションでもあるので、正しい知識を身に着けましょう。そして状況に応じて、猫が何を訴えているのかを明確にし、正しい対応をとることが大切です。

掘る仕草を良く観察し、猫の気持ちを汲み取りましょう。