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猫がゆっくり瞬きするのは愛情表現?行動パターンや意味を解説

更新日:2024年09月26日

猫の目はとても魅力的な体の部位ですが、人間ほど瞬きをしていません。猫の顔をずっと見ていると瞬きをしていないように見えたり、ゆっくりと瞬きをすることがあります。この記事では、猫がゆっくり瞬きをする理由について紹介します。ぜひ読んでみてください。

猫がゆっくり瞬きするのは愛情表現?行動パターンや意味を解説

恐怖を感じている

猫がゆっくり瞬きするのは愛情の印、好きのサインといった説は必ずしも当てはまるものではありません。

特に飼い主さんが猫の目をジッと見ていて逸らさないでいることは、猫にストレスや恐怖を感じさせています。

ジーッと目を見つめられた猫が瞬きをした時には、「やめて」という意味もあるのだという事を覚えておくと良いでしょう。

目に異物が入ってしまった

目に異物が入ると、猫は片目だけ瞬きをしていることがあります。

猫の目は横から見た時に表面が少し前に出ています。そのため、ゴミや毛などの異物が付着しやすい構造をしています。

本来は異物が目の中に入ると、結膜から涙が分泌されて、目のゴミは涙と一緒に外へ流れます。しかし涙の量が少ないと、ゴミが入りやすくなります。

また逆に涙の量が増えすぎても、常に目の表面が濡れていることでゴミが付着しやすくなるので注意してください。

瞬きをしない理由

猫は、1分間に約3回くらいしか瞬きをしないので、猫の瞬きを見ることはなかなかできません。猫は動物の中でも瞬きが少なく、反対に人間は多いと言われています。

ここからは、猫が瞬きをしない理由についてご紹介します。

猫の目は乾きにくい構造になっている

猫は人間よりも涙の量が多いため、瞬きが少ないとされています。
 
猫の持っている瞬膜の涙腺は、涙全体の30~50%を生産しています。ですので、瞬きをするだけで表面がしばらく潤います。また、視力が弱く、ピント調整も少ないので瞬きが少なくても大丈夫です。

さらに、猫には「第三眼瞼」という、猫の目頭あたりから出てくる瞼があり、瞬きをすると同時に横向きに動きます。

この第三眼瞼が瞬きの代わりになるので、猫は目が乾くこともなく、瞬きが少なくなります。

警戒しながら観察している

猫は表情筋が少ない動物ですが、大変感情豊かな動物で、体全体を使ってさまざまな感情を表します。ですので、目にも表情が表れます。

猫の目の瞳孔の開閉は自律神経によって支配されているため、自分の意志ではコントロールできません。 

昼間の猫は、瞳に入ってくる光量を調節するため、基本的に瞳孔が縦に細くなりますが、暗い場所でも細くなっている場合は怒りがMAXの状態です。

なわばり争いなどで攻撃態勢の時は瞳孔が細くなります。

喧嘩を始める合図

猫は、たとえ自分の方が「強くて勝てる」場合でも、なるべく無駄な争いはしない、という猫社会のルールがあります。

しかし、どうしても争わなければ行けない時があります。オス同士でメスを取り合う時などがそうです。

そんな時もなるべく戦わず、睨み合いだけで決着を付けようとします。優位にある猫の場合、相手の目をジッと見つめますが、反対に劣位にある猫の場合は目線をそらします。

猫も自分が怪我を負うのは命の危険につながるので、「目」で勝負をつけるのがほとんどです。

瞬きは猫に愛されている証拠!愛情で返してあげよう

猫が相手を見ている時にする瞬きの意味は「相手に対して敵意がなく、自分自身もリラックスしている」状態を表します。

つまり、瞬きをする事で、飼い主さんも愛情表現をしたのと同じになります。ジッと見つめてしまうと「緊張状態」を表してしまうので、気をつけましょう。

飼い主さんもゆっくり瞬きをして「あなたが好きだよ」という愛情表現をしてあげましょう。さらに大好きな猫との信頼関係が深まるでしょう。

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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