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猫のしっぽの付け根を触ると喜ぶのはなぜ?叩くと腰を上げる理由

更新日:2024年09月24日

個体によっても変わってきますが、多くの猫は多くの猫はしっぽの付け根を撫でてあげると気持ちよさそうに喜んでくれます。オスとメスでは喜び方に差があるのでしょうか。嫌がる猫もいるのでしょうか。ここではその理由と、注意点について書いていきたいと思います。

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猫のしっぽの付け根を撫でると多くは気持ちよさそうにする

猫のしっぽの付け根を触ると喜ぶのはなぜ?叩くと腰を上げる理由
猫のしっぽの付け根を撫でてあげると、しゃちほこのように腰を高く上げ、しっぽも高く持ち上げて気持ちよさそうにしているのを見たことがある方は多いではないでしょうか。

ここでは、オスとメスで違いはあるのかをお話しします。

オスよりメスのほうが喜ぶ傾向がある

一般的に、しっぽの付け根を撫でて喜ぶのはオス猫よりもメス猫で、生殖行為の刺激とも似ていることから、避妊手術前の猫に多く見られます。

しっぽの付け根には、仙骨という骨があり、そこを触ることで仙骨の中にある、脊髄の生殖器につながっている神経を刺激するためだと言われています。

オス猫や子猫でも、しっぽの付け根を撫でられると喜ぶ猫はいるので一概には言えませんが、この事からメス猫のほうが触られたときに喜ぶ猫が多い理由と考えられています。

しっぽの付け根を撫でるという行為には懐疑的な繁殖行為としても効果があるので、一時的な気休めにしかすぎませんが、発情期の応急処置としても使うことができます。

猫のしっぽの付け根を撫でると喜ぶのはなぜ?

では、なぜ猫はしっぽの付け根を撫でると喜ぶのでしょうか。ここでは代表的な、神経が集中している・筋肉がほぐれるのでリラックス効果もある・人間のツボと同様の効果を持つの3つについてご紹介します。

猫が喜ぶ理由を知って、よりよい関係をきずけるよう上手に活用してください。

猫のしっぽの付け根を撫でると喜ぶのはなぜ?

  • 理由1:神経が集中している
  • 理由2:筋肉がほぐれるのでリラックス効果もある
  • 理由3:人間のツボと同様の効果を持つ

猫のしっぽの付け根を撫でると喜ぶ理由1:神経が集中している

猫のしっぽの付け根にはたくさんの神経があります。その中の快感にに繋がる神経に軽い刺激を与えることで、猫は快感を得ることができます。

猫がおしりをあげるのも、神経が通っているため、「きもちいい」「くすぐったい」「ゾワゾワする」といった感覚がある証拠にもなります。

尾骨神経という神経が尻尾全体に張り巡らされており、猫の細やかな尻尾の動きを可能にしています。

ただし、猫のしっぽの形はさまざまで、中にはほとんどしっぽのない猫もいるので、全ての猫のしっぽの構造が同じというわけではありません。

腰から尻尾の付けにかけてが、猫にとって気持ちのいいポイントになります。

撫でるときは、気持ちいいからといって、力強く叩いてしまうと、排泄や歩行に関する神経など大事な神経を痛めてしまう場合もあります。何度も優しくさするように撫でてあげましょう。

筋肉がほぐれるのでリラックス効果もある

猫のしっぽの付け根は、主要な筋肉の付いている部分でもあります。よく使う下半身の筋肉をほぐされることによって気持ちよくなり、猫のストレス解消にもなるのでリラックス効果があり、飼い主とのコミュニケーションの1つにもなります。

また、しっぽの付け根だけでなく、腰をトントンされるのも気持ちがいいようです。

音が鳴るような叩き方や、力強い叩き方ではなく、赤ちゃんを寝かしつけるように、優しく「トントン」と触れてあげましょう。ぜひ、猫の反応を見ながら、触ってあげてください。

シャンプーをするときのように指の腹で掻いてあげるか、軽くたたくようにしてあげると、猫にとってちょうど良い刺激になります。

猫のしっぽの付け根を撫でると喜ぶ理由3:人間のツボと同様の効果を持つ

猫の尻尾の付けには多くのツボがあります。人間もツボを刺激されると心地いいように、猫も人間同様にツボを刺激されると心地よいと感じます。ツボとは、神経が特に集まっている部分のことを指しています。

ブラッシングとの時に、毛先を使って軽く叩いてあげるのもマッサージ方法です。猫によって触るときの強弱の好みはさまざまです。猫が好きな強さを探ってあげてください。

ただし、いくら気持ちよさそうにしているからといっても、しっぽの付け根は繊細で刺激の強い部分です。執拗に触ってしまうと、ストレスを与えてしまうのでほどほどにしておきましょう。

しっぽの付け根を触るのを嫌がる猫はいるの?

実は、しっぽの付け根を触っても、全ての猫が喜ぶわけではありません。猫はしつこい行動を嫌います。猫の反応をよく見て、反応の違いを見極めることも大切です。

嫌がったらやめよう・喜ぶ猫でもやり過ぎには注意についてお伝えします。

嫌がったらやめよう

猫の中には、しっぽの付け根を撫でると逃げてしまう猫もいます。ケガをしていないのにもかかわらず、触ったり叩いたりする段階で嫌がったり、逃げてしまう場合があります。

その場合は、気持ちいいどころか不快に思っているという意思表示なので、それ以上は触らないようにしてあげましょう。

また、しっぽの付け根を撫でたときに腰を上げても、飼い主の手を避ける・嫌がって体をひねる・飼い主の手を噛もうとするなどのリアクションをとる猫もいます。

その場合も、しっぽの付け根に触られることをあまり喜ばない猫なので、あまり触らないようにしてあげましょう。

それでも触っていると、猫にとってストレスになるだけでは無く、飼い主さんへの信頼も低くなってしまいます。優しく、顔や頭の近くを撫でてあげましょう。

喜ぶ猫でもやりすぎは禁物

喜んでいるからといっても、しっぽの付け根は刺激の強い部分なのでやりすぎは禁物です。いくら気持ちのいい部分でもやりすぎると猫のストレスになってしまいます。

さっきまで喜んでいたのに、いきなりイライラして飼い主の手から逃れようとする猫もいます。猫が喜んでいても過剰に触ることは避けた方が良いでしょう。

毎日のように長時間撫で続けることも、猫によっては過剰グルーミングに陥ってしまう危険もあります。その猫の好みに合わせてやりすぎないようにしましょう。

猫が人に触れられて気持ちいいと感じる部分は、他にもアゴの下・首回り・鼻筋・頬など顔周り・背中からしっぽがあります。基本的には、自分でグルーミングできない場所を撫でられることを好むようです。

かゆいことろに手が届くといった感じに、しっぽの付け根だけではなく、それらの部分にも触ってうまくスキンシップを取ってください。
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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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