猫はお腹を撫でさせてくれるのはなぜ？猫がお腹を見せる理由

猫が仰向けにごろんと寝転がりお腹を見せる姿は、とても可愛くて愛らしい行動の1つです。あまりの可愛さから思わず、お腹を撫でたいという衝動に駆られた経験があるのではないでしょうか。

ここでは、まず猫がお腹を撫でさせてくれる理由について解説します。

猫がお腹を撫でさせてくれる理由の1つとして、信頼しているためを挙げることができます。

猫はとても警戒心が高く、お腹を弱点としている生き物です。身の危険を感じた時に、心に張りつめた糸を解きお腹を見せると攻撃を受けるリスクが高まります。

弱点であるお腹を負傷すると致命傷となり、命に危険を及ぼす恐れがあります。そのため、猫は警戒心を持っている対象に対して、撫でさせてくれることはおろかお腹を見せません。

周囲の環境や人間に対して身の危険がないという信頼感を持っているからこそ、猫はお腹を撫でさせてくれます。

猫がお腹を撫でさせてくれる理由の1つとして、安心しているためを挙げることができます。

猫は周囲の環境や人間に対して不安感を持っている場合、撫でさせてくれることはおろかお腹を見せません。また、仰向けでごろんと寝転がると、何か身の危険が迫った時にとっさに逃げることができません。

周囲の環境や人間に対して安心感を持っているからこそ、猫は仰向けでごろんと寝転がりお腹を撫でさせてくれます。

猫がお腹を撫でさせてくれるもう1つの理由として、かまってほしいためを挙げることができます。

ふとした瞬間に猫を見た時、いきなり仰向けにごろんと寝転がりお腹を見せてきたことはありませんか？猫はお腹を見せることで、飼い主さんに「撫でて欲しい」、「かまって？」という意思表示をしています。

猫の「かまってほしい」という気持ちの欲求に応えるためにたくさん撫でたり、時間に余裕がある飼い主さんはおもちゃで遊んであげましょう。

おもちゃで遊ぶことにより、日頃から猫が感じているストレスを解消するきっかけにもなります。

猫がお腹を撫でさせてくれる理由の1つとして、リラックスしているためも挙げることができます。

猫が窓際で日向ぼっこをしている時に、ごろんと仰向けに寝転がる姿を1度は目にしたことがあるでしょう。そのような姿はぽかぽかと差し込む日差しの心地よさから、猫がリラックスしていることを意味しています。

リラックスしている猫に悪戯を仕掛ける、あるいはちょっかいを出すと、猫にとってのリラックス空間を乱してしまうことになり、ストレスを感じさせる原因にも繋がります。

猫がリラックスできるよう、そばでそっと見守りましょう。

猫がお腹を撫でさせてくれる理由の1つとして、ただ単に暑いためを挙げることができます。

普通に座っている体制ではお腹の近辺に熱がこもり、徐々に体全体の体温も上がります。
お腹付近にこもった熱を分散させるために、猫は仰向けにごろんと寝転がりお腹を見せる体勢を取ります。

また、猫は自身で体温の調節をすることが苦手です。体温が上昇した状態で放置されると熱中症になる危険性があるため、飼い主さんはエアコンや扇風機などを利用して室温の調節を行いましょう。

猫と飼い主さんがどれほど信頼関係を築けている仲だとしても、猫にとって弱点であるお腹を撫でさせてくれることは容易ではありません。

ここでは、猫が喜ぶお腹の撫で方をご紹介します。猫が喜ぶ撫で方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

猫のお腹を撫でる時は、ゆっくり優しく触ることを心がけましょう。

猫のお腹には、胃や肝臓などたくさんの臓器が存在します。そのため、猫のお腹を強い力で圧迫する、あるいは乱暴に撫でると臓器の損傷に繋がる恐れがあります。

人間と同様で、猫はお腹に存在する臓器を損傷されると命を落とすリスクが高まります。したがって、猫のお腹を撫でる時はゆっくり優しく触ることが望ましいです。

ゆっくり優しく触ることを心がけることにより、猫は飼い主さんによりお腹を撫でさせてくれるでしょう。