ねこがすりすりしてくるのは愛情表現？ねこの「すりすり」の意味

猫は、飼い主さんの匂いが普段と異なる時にすりすりする場合があります。

例えば、外出先から飼い主さんが帰宅した時やお風呂上がりなど、猫にとっては「自分の匂いと異なる匂いが付いている」と嗅覚で感知します。

猫はだいすきな飼い主さんに自分の匂いと異なる匂いが付いていると不快な感情を抱きます。マーキングをするために、もう一度猫は飼い主さんに自分の匂いを付け直します。

マーキングをすることは、飼い主さんに愛情を抱いている証です。そのため、すりすりするという行動は猫の愛情表現の一種でもあります。

時と場合によっては、猫のすりすりが激しいと困るという状況下に置かれることもあるでしょう。

そのような場合に効果的な対処法はあるのか、と知りたい方もいるのではないでしょうか？猫を抱っこをする、あるいは猫に話しかけるなどいくつか効果的な対処法があります。

そこでここでは、猫のすりすりが激しい場合の対処法について詳しくご紹介します。

猫のすりすりが激しく対処の仕方に困っている方は、ぜひご参考ください。

猫のすりすりが激しい場合の対処法として、話しかけることが効果的です。

一見、猫は人間の言葉を理解できないように見えます。実質、言葉の意味を全て理解することはできませんが、簡単な言葉なら理解できます。

また、飼い主さんが自身に向かって話しているということをしっかりと認識することもできます。

猫は飼い主さんに話しかけられると自分に注意が向けられていると感じ、喜びのあまり満足感で満たされます。満足感で満たされた猫は、やがて飼い主さんに対してすりすりしなくなるでしょう。

猫のすりすりが激しい場合の対処法として、撫でることも効果的な方法の1つです。

スキンシップを取ることで、猫は飼い主さんの注意が自分に向いていると認識します。猫にとって、飼い主さんの注意が自分に向いている瞬間は至福の一時です。

飼い主さんが撫でることにより、猫は撫でてもらえたということに対して満足感を感じます。至福の一時を堪能し、満足感を感じた猫は飼い主さんに対してすりすりしなくなるでしょう。

猫のすりすりが激しい場合は、飼い主さんの時間が許す限り存分に撫でてあげましょう。

猫のすりすりが激しい場合に抱っこをすることも効果的なもう1つの対処法です。

抱っこをするなどのスキンシップを取ることにより、猫は飼い主さんの注意が自分に向いていると認識します。

猫にとって飼い主さんの注意が自分に向いている一時は幸福感を感じる瞬間です。飼い主さんに抱っこをしてもらうことで、猫は幸福感で満たされます。

猫のすりすりが激しい時は優しく抱っこをしてあげましょう。飼い主さんが抱っこすることにより、幸福感で満たされた猫はすりすりしなくなるでしょう。

飼い主さんの就寝前や通勤通学前など、猫の欲求を十分に満たすことが困難な状況下の場合もあるでしょう。

そのような場合に猫がすりすりしてきたら、飼い主さんにとって心苦しい選択とはなりますが、時と場合によって無視をすることも大切です。

猫は1度欲求を満たすと学習します。そのため、欲求を満たしてもらうために、日々飼い主さんの就寝前や通勤通学前にすりすりしてくるようになるでしょう。

日々、就寝前や通勤通学前に猫がすりすりしてくることにより、飼い主さん自体が寝不足になる可能性があります。

猫がすりすりしてくるのは、その対象に対して信頼感を抱いている証拠です。猫と飼い主さんの間柄に限らず、野良猫同士においても双方の信頼関係が築けているからこそ、猫はすりすりします。

また、家猫がすりすりしてこない場合は信頼関係が築けていない可能性が高いため、猫が嫌がる行動をしていないか、と今一度自分自身の行動を振り返ってみましょう。

信頼関係を築くことができれば、猫は自ずとすりすりしてくるようになるでしょう。