なぜ猫はビニールを噛むの？猫がビニールを噛む理由と対処法

ビニールを舐めたり噛む猫がよくいるのですが、どうして猫はビニール袋が大好きなのでしょうか。

猫がビニールを噛むのはきちんと理由があることですが、ここでは猫がビニールを噛む主な理由6つについて解説いたします。

猫がビニールを噛む理由の1つ目は、ビニールの見た目や音が猫の狩猟本能をくすぐっているから、という理由です。

ビニールは軽いので室内の少しの動きでも形を変えますし、踏んだりするとカサカサとした音を立てます。このビニール特有の動きやカサカサとした音が、猫の狩猟本能をくすぐっています。

そのため猫じゃらしにじゃれるように、猫はビニールにじゃれて噛むことがあります。

猫がビニールを噛む理由として、意外なことに猫の健康状態があまりよくなく、本来食べ物ではないはずのビニールを好んで噛む「異食」になっていることがあります。

健康状態・栄養状態が悪い猫は、栄養をとろうとして本来食べるものではないのに異物誤飲をしてしまいます。

猫がビニールを噛む以外に体調不良であることを示す兆候がないかどうか、確認しましょう。エサを変えたばかりでビニールを噛むようになったなら、そのエサが合わない可能性もあります。

猫がビニールを噛む理由の3つ目は、猫がビニールのことをおもちゃだと勘違いしていてビニールを噛むことが遊びになっているという理由です。

飼い主がビニール袋をさわっているのを見ていて、猫が面白いおもちゃだと勘違いしてしまったりすることがあります。

猫にとってビニールやラップなどは形を簡単に変え、音をたてる面白い物です。狩猟本能もくすぐりますが、おもちゃとして舐めてから噛むなど遊んでいる場合があります。

そもそも猫がビニールを噛んだことでビニールの味を気に入り、ビニール袋を好んで噛むという理由である場合もあります。

猫は、とりあえず興味を持ったものは口に入れて確認することがあります。このときにビニールの味を気に入ってしまうと、猫にとって美味しいからという理由で噛むようになってしまいます。

人間の赤ちゃんも口になんでも入れる習性があり、赤ちゃんビニール飲み込む事故が起こることがありますが、猫も同じような理由で誤飲してしまいます。

猫がビニールをよく噛む理由5つ目は、ビニールのクチャクチャした間食が気に入って癖になってしまった、という理由です。こちらも、興味を持ったものを取り敢えず口に入れる猫の習性が原因です。

ビニールはどくとくの感触や舌ざわりがあるので、その感触を気に入ってしまう猫もいます。猫が口をくちゃくちゃさせてビニールを噛むようなら、感触を気に入っている可能性が高いでしょう。

猫がビニールを噛む理由、最後はビニールを噛むことでストレス発散をしているという理由です。猫のストレスがたまっていることを示すストレスサインとして、ビニールを噛んでしまいます。

人と同じように、引っ越しやトイレ・ケージを新しくしたなどの環境の変化などでも、猫はストレスをためてしまいます。猫がビニールを噛むようになったとしたら、何か変化はなかったか考えましょう。

新しくなった環境に慣れていない、または新しいトイレ砂やエサが気に入らないなどの理由がある場合があります。

猫がビニールを噛むだけならまだよいのですが、興奮したりなにかのはずみで食べてしまうことがあります。ビニールは本来、猫が食べるものではありませんのでできれば噛むこともやめさせた方がよいです

ビニールを噛むのをやめさせるにはどうしたらよいのか、対策方法を見ていきましょう。