【オス・メス別】猫の発情期の兆候と期間｜いつから/いつまで

発情期特有のうるさい鳴き声は避妊、去勢手術によっておさまります。発情期特有のうるさい鳴き声は主にメス猫がオス猫を引き付けるために鳴き声をあげ、オスはその声に応えています。メス猫は避妊手術を受けると高い確率でオス猫に関心がなくなるため、あのような声で鳴くことはなくなります。

猫にとって種を残すため発情期を迎え交尾をするのは自然なことです。そして発情期を迎えた猫のパワーは凄まじく強いです。例えば、網戸を破って外に出るとか、食事も忘れて衰弱していく猫もいるほどです。そのような時期に交尾ができないということが猫にとってとんでもなくストレスを感じることだろうと想像できるのではないでしょうか。

発情期を迎えたオス猫はメス猫へのアピールにスプレーをします。スプレーとは濃いおしっこを部屋の壁などにかける行動のことを言います。メス猫にも発情期にはスプレー行動が見られます。よいオス猫と交配するための臭い付けと考えられています。

避妊去勢手術をすることで発情期におこる困りごとがかなり解決されますが、他にも猫にとってさまざまなメリットがあります。メス・オス別にそれぞれのメリットをご紹介します。

メス猫の発情期が起こる前に避妊手術をほどこすメリットをご紹介します。

人間の女性が煩うようなメス猫特有の病気を避妊手術を受けることで予防ができます。例えば乳がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症などです。避妊手術では卵巣そのものを摘出するので卵胞脳腫などのように卵巣に起こりうる疾患の予防にもなります。

病気の中には命にかかわるものもあり、そういう危険度の高い病気の予防として避妊手術をすすめる獣医師も少なくありません。

もし避妊手術を受けずに猫が成長していったらどうなるでしょう。たくさんの子猫を出産する可能性があります。飼い主の気づかない間に猫が外にでて、そして知らない間に出産していたらその子の猫たちはどうなりますか。おそらく保健所で殺傷処分を受けることになるでしょう。不幸な猫を産まないためにも避妊手術は大切です。

オス猫の去勢には発情期の困りごとを解消するため以外に、どんなメリットがあるのかご紹介します。