猫のお腹がタプタプ！たるみの正体とは？ルーズスキンの意味と役割

多くの場合、猫のお腹がたるんでいたからといって、肥満であるとは断定できません。猫の特徴であるルーズスキンである場合が多いでしょう。

しかし肥満の場合もお腹はたるみます。肥満とルーズスキンの見分け方は、猫のお腹の皮膚のたるみを触ってみて、固い脂肪をつまめるようであれば肥満です。

柔らかく厚めの皮だけがタルタルしている場合はルーズスキンです。

室内飼育の猫の場合、自由に動き回るスペースが狭い場合はどうしても運動不足なりがちです。運動量の少なさから肥満になることでお腹がたるんでしまいます。

そもそも猫の身体は体力を消耗しにくいため、太りやすく痩せにくいです。。子猫時代は活発に動く猫もシニア猫になるにつれ運動量が減り、代謝も落ちていき肥満になりがちです。

一度太ってしまった猫のダイエットはなかなかうまくいきません。お腹のたるみに脂肪をかんじたら、食事量や運動といった日々の生活の見直しからはじめてみましょう。

関節に問題がない猫、シニアでない猫、循環器系に異常がない猫であれば、今まで以上に猫を遊びに誘導してあげてください。

上下運動が一番効果的なので、キャットタワーを使った遊びや家の中の段差を使った遊びをしてあげましょう。猫じゃらしや柔らかいボール状のおもちゃを併用するのもいいでしょう。

ただし、猫は長時間遊ぶのは得意ではないため、運動は1回15分程度にし、1日2～3回遊ばせるよう心がけましょう。

肥満であると体が重いため上下運動を恐れます。無理をさせず、遊びが楽しいことを思い出させてあげましょう。くれぐれも上下運動の際は猫が落下しないよう注意をしてください。

ずばり、肥満はカロリーオーバー（食べ過ぎ）でおこります。 ですから、最も効果的なダイエット方法は食事の量を減らすことです。

しかし、ダイエットをさせようと食事の量を極端に減らしたり、または与えなかったりすると、栄養不足をおこし時に健康を損ねてしまう心配があります。

ダイエットを行う場合は急激に食事の量を減らす事は絶対にやめましょう。

また、ダイエットの前にはまず動物病院へ連れていき獣医師さんに相談しましょう。持病のチェックや適正体重についても確認してから行うことが大切です。

ルーズスキンは野生に近い猫種の方が発達しているとされています。

ルーズスキンの英語名はprimordial pouch（プライモーディアルポーチ）で、日本語で「原始的な袋」という意味になります。

英語でこのように呼ばれるのは、野性の熾烈な生存競争を勝ち残るためにお腹のたるみが発達したと考えられるからです。

アメリカンショートヘアはお腹の皮膚のたるみが目立つ猫種です。

全体的に丸みがある風貌なのでかわいらしい印象がありますが、触ってみると胸板が厚く、筋肉質でがっしりとした体格をしています。脚の筋肉が発達しており、ジャンプ力も抜群です。

イエネコのイメージが強いアメリカンショートヘアですが、もともとはネズミ駆除のために買われていた猫が起源です。実際にアメリカンショートヘアは野生的で狩りの習性が色濃く残っているといわれます。

エジプシャンマウはもともと自然発生種です。品種育成期間に何度かの交雑を経て遺伝性疾患の少ない丈夫な猫になったとされます。

スポッティドタビー種の猫の中では、自然発生の斑点模様をもつ唯一の猫といわれ、毛を剃ると地肌にも斑点があるのが特徴です。 やや人見知りですが賢く穏やかな性格をしています。

エジプシャンマウは身体能力が高く、時速40キロ以上で走ることもできるといわれています。これもルーズスキンあっての身体能力なのでしょう。

ベンガル猫の外見は、先祖のアジアンレパードの野性的な特徴が、色濃く残っています。

野生のヤマネコと短毛種のイエネコを交配して誕生したベンガル、そのワイルドな佇まいと美しいヒョウ柄がかっこよく、そして圧倒的な存在感を醸し出しています。

ワイルドな見た目によらず温和で人懐っこいというギャップとすらっとした筋肉質のボディラインにモフっとしたルーズスキンのギャップ。二つのギャップに魅了されます。