猫に香水は大丈夫なのか？猫が好きな香りと嫌いな香りをご紹介

猫が好む香水として知られているのが、「オブセッション・フォーメン」と呼ばれる香水で、メンズ香水の定番として世界中で愛されています。

ニューヨークの動物園で行われたチーターの香水に対する反応を見る実験において、ニナリッチなどの香水を押さえてチーターが11分も匂いを嗅ぎ続けたという記録が残っています。

この実験を機に、オブセッション・フォーメンは猫科の動物に好かれる香水として注目を集めています。

オブセッション・フォーメンはカルバンクラインというブランドから発売されています。カルバン・クラインの全ての香水が好まれているのかというと、そういうわけではありません。

猫がオブセッション・フォーメンを好む理由としては、ジャコウネコの肛門から分泌された物質に由来するムスクの香りが含まれていることなどが挙げられています。

シャネルはセレブも好む香水をいくつも展開していますが、その中でもシャネルの五番の香水は猫に好まれる傾向にあるといわれています。

その理由はオブセッション・フォーメンと同じく、シャネルの五番もジャコウネコに由来するムスクの香りがするからです。

これらの香水を身にまとうことで、猫が興味を持って匂いを嗅ぎに来てくれる可能性が高まります。

ただし、香水が猫にとって有害であることには違いないため、香水を振りかけた部分を猫になめさせたりしないように気を付けましょう。

猫が好む香りもあれば、猫が嫌う香りも存在します。猫にあまり好かれないという人は、猫が嫌いな匂いを発している可能性があります。

反対に、猫が庭に入って来て困るなど、猫を遠ざけたい人であれば猫が嫌う匂いを猫除けとして使えることでしょう。

珈琲といえばカフェインが豊富に含まれている飲料として知られています。猫にとってカフェインは有害な物質であり、匂いについても嫌悪する猫が多く見受けられます。

猫に嫌われる傾向がある人は、珈琲を飲んだばかりの口で猫に接しているケースが考えられるため、口臭をケアしてから猫に近づいてみましょう。

柑橘類の酸味が強い香りも、猫が嫌う匂いの1つです。強い酸味を伴った匂いを猫は毒として認識してしまうことが理由といわれています。

ミカンやユズ、グレープフルーツといった果物の果汁はもちろんのこと、柑橘系の消臭剤を衣服に振りかけていると猫に嫌われる可能性が高まります。