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マンチカンは突然死が多い?かかりやすい病気や長生きさせる方法も紹介

更新日:2024年07月10日

マンチカンは突然死が多いといわれている理由をご存じでしょうか。本記事ではマンチカンが突然死するといわれる理由やかかりやすい病気、適切な飼育方法などを詳しく解説しています。マンチカンを飼っている方もそうでない方も、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

マンチカンは突然死が多い?かかりやすい病気や長生きさせる方法も紹介
「マンチカンと突然死って一体どういう関係があるの?」
この記事のタイトルを見て、そう思われた猫好きさんも多いことでしょう。

この記事ではマンチカンの特性や性別での違い、かかりやすい病気や突然死との関連性など、マンチカンを飼育する時に気を付けたい情報について詳しくご紹介しています。

この記事を読むことで、マンチカンが突然死するといわれる理由や、飼育に関する正しい知識、長生きしてもらうために出来ることを詳しく知ることができるでしょう。かかりやすい病気など、予防に役立つ情報も満載です。

マンチカンを飼っている方や、これからマンチカンを家族に迎えることを検討している方、ペット業界に携わる方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。

マンチカンの寿命は何年?

手足の短い姿が特徴的なマンチカンは、その愛らしさで猫の中でも高い人気を誇っています。そんなマンチカンの寿命は、平均的に11歳〜13歳といわれており、一般的な猫は15歳前後まで生きるとされている中では少しだけ短めです。

あくまで上記は平均値で、平均寿命よりも長生きすることもあるのですが、マンチカンの平均寿命が短い理由の一つに突然死が挙げられます。

マンチカンは突然死のリスクがあるといわれる理由について、ここから先は突然死のリスクについても詳しく見ていきましょう。

オスとメスで違う?

マンチカンだけに関わらず、猫はオスとメスとで平均寿命に若干の違いがあります。一年ほどの差になりますが、メスの方がオスよりも長生きするといわれているのです。

メスの方が長生きといわれる理由は、生まれつきメスの方がオスより多く生命維持に関わる染色体を持っていることが挙げられます。他にも縄張り意識の強いオスと違い、メスは喧嘩をすることも少ないため、負傷するリスクが少ないことも一因だと考えられるでしょう。

もちろん生育環境や個体差などにも左右されますが、性別によってかかりやすい病気なども異なりますので、寿命の差が出るのはごく自然のことといえます。

突然死が多いって本当?

マンチカンに突然死のリスクがあるといわれている理由は、悪徳なブリーダーが禁止されている方法でマンチカンを交配させたことによる、遺伝子的な問題である可能性が高いです。

同じマンチカンでも足が短く生まれるのは2~3割とされていますが、だからといって足の短い個体同士で交配させると、遺伝子的な問題が起こりやすくなります。死産などで出生前後に命を落としてしまうケースや、内臓の奇形などで突然死してしまうケースもあるのです。

こういったことから、現在足の短いマンチカン同士での交配は禁じられてはいるものの、実情としてはルールを守らないブリーダーが未だに存在するといわれています。

突然死してしまう病気とは?

前述の通り、マンチカンは不正な交配によって短命な個体が生まれやすいことが突然死に関係していました。マンチカンの突然死のリスクは遺伝的な要素も一因と考えられますが、猫全般にいえる突然死のリスクがある病気は一般的にあまり知られていません。

猫のかかりやすい病気の一つに心筋症がありますが、これは健康な猫でも突然発症する可能性がある心臓病です。何の前触れもなく発作が起こり、突然死につながるとされていて、幼猫からシニア猫まで幅広い年齢層で発症するとされています。

マンチカンは突然死が多いとイメージ付けられる原因は、不正な交配によって奇形や短命な個体が増やされていることに加え、猫の心臓病による突然死が原因の一つと考えられるでしょう。

マンチカンがかかりやすい病気

実はどの猫種にもかかりやすい病気というものが存在します。それは猫種によって病気に対する免疫力に偏りが生じるとされているためです。逆に雑種の猫は様々な猫種の免疫力を受け継いでいることから、かかりやすいとされる病気が少ないといわれています。

マンチカンにもかかりやすいとされる病気がいくつかありますので、ここから先はその病気について詳しく見ていきましょう。あらかじめどのような病気になりやすいのか知っておくことで、症状が出たとしても早期発見につなげることができ、突然死を未然に防ぐことにも有効です。

感染症

マンチカンの病気の中でも特に気をつけたいのが「猫伝染性腹膜炎」です。この病気は猫が元々体内に持っているウイルスが何らかの原因で突然変異を起こし、下痢や嘔吐の症状に加え、腹水が溜まったり高熱が出たりするとされています。

元々原因となるウイルスを所有している猫でも発症しないケースがあるといわれていますが、一度発症してしまうと完治は難しく、対処療法が治療の基本になります。

また、猫伝染性腹膜炎は死に至る確率が高いとされているため、突然死のリスクを避けるためにも早期発見がとても重要です。

漏斗胸

漏斗胸とは肋骨の一部が不自然に陥没した状態で体内に食い込み、肺や心臓を圧迫することから心肺機能が低下し、呼吸困難などの症状を併発してしまう恐れがある病気です。

漏斗胸は遺伝的な要素が強いため、生まれつき漏斗胸を持つ仔猫や、稀に後天的に発症する個体もいるといわれています。

生後数ヶ月の仔猫の場合は手術して肋骨を正しい位置に固定することで、骨の形を矯正することができるとされています。成長期を過ぎた個体や症状のレベルによっては保存療法で経過を観察するという方法が一般的です。
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初回公開日:2022年07月20日

記載されている内容は2022年07月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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