サビ猫が日本で不な理由とは？幸運を運ぶ！魅力的なサビ猫の性格と特徴

サビ猫とは、黒の茶トラのまだら模様の毛色をした猫のことです。模様が錆に見えることから、サビ猫と呼ばれるようになりました。

別名「雑巾猫」とも呼ばれ、日本では不な猫の柄の1つです。黒でなくグレーが入った猫は「灰サビ」と呼ばれることもあります。

サビ猫は雑種がほとんどですが、純血種でも、ごく稀にサビ柄の猫が生まれてくることがあります。純血種でもサビ柄だと値段が下がるというほど、不な柄です。

元々はリビアヤマネコから始まったとされる猫という種族は、最初はキジトラ猫しかいませんでした。

突然変異や交配を繰り返す中で、さらに柄や色の種類が増え、現在のような何種類もの柄や色の猫が生まれるようになりました。

サビ猫は、三毛猫から発生したといわれています。三毛猫は突然変異で生まれた柄です。世界中へ散らばった三毛猫の中から、黒の割合が多い猫が出てきて、サビ猫が誕生しました。

三毛猫が多くいるのは日本なので、そこから変異したサビ猫も、多く生息しているのは日本とされています。

サビ柄は、海外では「tortoise shell（トーティシェル）」と呼ばれます。亀の甲羅という言葉で、猫の柄を示す際には「べっ甲柄」となります。

べっ甲は1つとして同じ柄がありません。猫のサビ柄もそれぞれに違う柄になることや、光が当たったときにべっ甲のように輝く毛色の様子から、そう呼ばれるようになりました。

日本では「錆」「雑巾」という汚いイメージを持たれ不の柄ですが、海外では「べっ甲」のように美しいと賞賛され、けっして不ではありません。

三毛猫から発生したといわれているサビ猫ですが、三毛猫と同じく、オス猫はほとんどいません。

猫の柄や色は、染色体で決まります。

染色体X1つにつき黒か茶色（オレンジ）のどちらか1色が乗り、白の遺伝子は染色体XにもYにも乗ります。染色体がXXであるメス猫は黒とオレンジを両方持つ可能性がありますが、オスの染色体はXYなので、黒か茶色（オレンジ）のどちらか1色しか持てません。

オスの三毛猫やサビ猫は染色体XXYという突然変異で、30,000頭に1匹と言われます。

サビ猫は、大人しい・繊細・優しい・物静か・控えめなどの特徴があります。これらは、サビ猫のほとんどがメス猫だということに由来しています。

30,000頭のサビ猫がいたとして、内29,999匹はメス猫です。

「サビ猫の性格イコールメス猫の性格」といっても過言ではないでしょう。

ここでは、サビ猫の代表的な性格を2つあげておきます。

サビ猫は母性本能が強く、愛情深い猫だとされています。他の猫が産んだ子猫を代わりに育てるような、面倒見がいいサビ猫もいます。

また、サビ猫は、他の猫にも優しく接することができます。状況をじっと伺い、空気を読むことができるので、他の猫と折り合いをつけて生活することができます。

他の猫に遠慮しがちなので、ストレスをためてしまう可能性もあります。飼い主が注意して様子を見ている必要があります。

サビ猫はメス猫ばかりなので、大人しくて物静かな、いわゆる「猫らしい猫」といえるでしょう。

サビ猫は、繊細な性格の猫が多いです。

元より猫は繊細な生き物ですが、オス猫よりもメス猫の方が繊細といえるので、サビ猫イコール繊細といっても過言ではありません。

環境や飼い主の変化に敏感ですし、「大きな音が大の苦手」というタイプも多いです。大掛かりな部屋の模様替えは、なるだけ避けましょう。

甘えん坊のサビ猫は、同時に寂しがりな猫でもあります。あまりほったらかしにしておくと、ストレスによって体調を崩すこともありますので、注意しましょう。

サビ柄は日本では不な柄です。

飼い猫の柄についてのアンケートでは、有数10に入っていません。10位の灰色猫が5.3%という割合ですので、サビ柄の飼育頭数はそれ以下の割合ということです。

サビ猫が不な要因は見た目です。逆にいうと、見た目以外ではサビ猫が不な理由はありません。

「サビが不なんて信じられない」というサビ猫の飼い主もいます。

ここでは、サビ猫不の要因について説明していきます。