ロシアンブルーの寿命は短い？平均寿命と長生きするための5つの秘訣

新しい家族として猫を迎え入れようとしている方もいます。今後長い間一緒に生活するとなると、できれば元気で長生きしてほしい、と願う方が大半でしょう。

そこで気になってくるのは「寿命」ではないでしょうか。猫の種類や生活環境により寿命は変わってきますが、平均的な寿命に対する研究は日進月歩で進んでいます。

数多く存在している猫の種類の中から、ロシアンブルーに注目してみます。

ロシアンブルーの平均寿命は、10歳～13歳です。

ペットフード協会の調査によると猫全体の平均寿命は、15.33歳とあります。このように見比べるとロシアンブルーの平均寿命は少し短いめです。

しかし、アメリカでは長生きの猫と呼ばれています。また歴代最高齢は25歳といわれており、かなり長寿のロシアンブルーもいます。

ロシアンブルーの平均寿命は10～13歳であり日本の猫全体の平均寿命である15.33歳と比べると寿命が短い印象を受けます。

しかし、猫の寿命は飼育環境に大きく影響を受けます。このため、10～13歳という数字を気にしすぎる必要はありません。

普段の生活の中で飼い主が、ちょっとしたことに気を付けるだけでロシアンブルーに元気で長生きしてもらうことができます。

例えば、室内飼いにしたり、食事の量を気を付けたり、定期的に健康診断に連れて行くなどです。この他にもいくつか長寿の秘訣を紹介しています。

アメリカでのロシアンブルーの平均寿命は15～20歳とされています。

日本の猫全体の平均寿命が15.33歳と考えると、確かにアメリカのロシアンブルーたちはかなり長生きです。

アメリカの猫全体の平均寿命はどのくらいなの？と疑問に思った方もいるでしょう。アメリカの猫全体の平均寿命も15歳前後であり日本と大きな差はありません。

このように、日本とアメリカでロシアンブルーの平均寿命には大きな差があります。このようなことからも、日本のロシアンブルーの平均寿命とされている10～13歳という数字はそこまで気する必要はありません。

ロシアンブルーの歴代最高齢は25歳です。

これはアメリカのペット保険会社の調査により明らかとなりました。やはり、アメリカのロシアンブルーの寿命は長めです。

なぜこのようにアメリカのロシアンブルーの寿命は長いのでしょうか。それは、日本と比べてアメリカの方がペットに関するルールがしっかりと決まっているからです。

ペットの糞の後片づけのことなど、日本よりしっかりとルールが定められているために猫を室内飼いにしていることがほとんどです。

このため、病気やケガをするリスクが少なくなります。結果的にアメリカのロシアンブルーの寿命は長くなるということです。

室内飼いと室外飼いでは、寿命に明確な違いがあります。

ペットフード協会の調査によると、室内飼いの猫全体の平均寿命は16.25歳です。室外飼いの猫全体の平均寿命は13.83歳です。

その差は2.42歳です。こんなに室内飼いと室外飼いでは平均寿命が違います。また、室内飼いの方が他の猫とのけんかによるケガや病気のリスクも減ります。病院に行くことも減り、猫も安心できますし、飼い主も「猫が帰ってこない」と心配しないで済みます。

大切な猫に元気に生活してもらうために、室内飼いをお勧めします。

猫の年齢と人間の年齢の換算表です。猫の3歳以降は、人間が1歳年齢を重ねるごとに猫は4歳年齢を重ねます。

つまり、猫の時間は人間の4倍の速さで流れているということです。

ロシアンブルーの平均寿命が10～13歳なので、表を見てみると人間なら56～68歳が寿命ということになります。

2017年時点での日本人の平均寿命は男性は81.09歳、女性は87.26歳です。このように見ても日本のロシアンブルーの寿命は短いように感じます。

しかし、次から紹介する「長生きするための5つの秘訣」と「ストレスになりやすい原因5つ」を知ることで、ロシアンブルーに健康長寿な人生ならぬ猫生を送らせることができます。

初めに、長生きするための5つの秘訣からご紹介します。

それは、「室内飼いをする」「去勢・避妊手術を行う」「肥満にならないよう食事に気を付ける」「定期的に健康診断をする」「ストレスを減らす」の5つです。

5つの秘訣を理解して、大切な猫が元気で健やかに暮らしていけるようにしましょう。そうすることが、飼い主にとっても幸せなはずです。