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スコティッシュフォールドは短命?寿命を伸ばすための方法7つ

更新日:2024年06月15日

垂れた耳にまるい顔、くりくりの目が可愛いスコティッシュフォールド。ほかの猫種に比べると病気や疾患のリスクが高く、平均寿命もやや短めですが、飼い方次第では長く一緒にいることもできます。生活の中でちょっとした工夫や気配りをしてみましょう。

スコティッシュフォールドは短命?寿命を伸ばすための方法7つ
垂れ耳が特徴のスコティッシュフォールドですが、実は全体の7割が立ち耳です。

最近では立ち耳を「スコティッシュストレート」と呼ぶこともあります。

遺伝疾患の影響を抑えるために、アメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアとの交配が行われ、垂れ耳の遺伝子を持たない立ち耳の個体が生まれました。

立ち耳のスコティッシュフォールドは骨や関節などの疾患にかかりにく、耳の通気性もよいため、細菌が繁殖するリスクも垂れ耳よりも低いとされています。

病気にかかるリスクが低いので、垂れ耳の寿命と差があると言えます。

スコティッシュフォールドの耳の特徴2:シングルフォールド

一番軽い垂れ方をしているスコティッシュフォールドの耳を「シングルフォールド」と呼びます。

「フォールド(fold)」とは英語で折りたたむという意味で、その名前のとおり耳が一回折りたたまれている状態です。耳の先端が少し前に垂れ下がっています。

これから紹介するダブルフォールドやトリプルフォールドのように完全にたたまれていないので、立ち耳のスコティッシュフォールドと同じく耳の通気性は悪くなく、遺伝性の病気にもかかりにくいとされています。

スコティッシュフォールドの耳の特徴3:ダブルフォールド

シングルフォールドよりもしっかり垂れている「ダブルフォールド」。

先端が少し垂れているシングルフォールドとは違い、しっかりと折れた耳が特徴です。「ダブル」なので、耳がぴったりと二回折りたたまれています。

このくらいの垂れ耳になると、まさにスコティッシュフォールドという感じですが、耳が垂れているということは遺伝性疾患のリスクも高いということ。耳の通気性が悪くなるのでこまめに耳のチェックをして定期的に耳の中をお掃除をしてあげましょう。

スコティッシュフォールドの耳の特徴4:トリプルフォールド

「トリプルフォールド」は折り目が三重になり、完全にたたまれた状態のスコティッシュフォールドです。耳ぴったりと頭について形が見えず、顔がまんまるに見えるのが特徴です。

ショーで評価が高いのは耳の垂れ方がきついスコティッシュフォールドなので、ショーに多いのはこのタイプです。

スコティッシュフォールドの4つの耳タイプの中で一番病気のリスクが高いのがこのトリプルフォールドです。もちろん耳のお掃除は欠かせません。

病気のリスクが高いので、寿命に影響があると言えます。

寿命を伸ばすための方法7つ

平均寿命が10〜13年と、一般的な猫の平均寿命に比べるとやや短命なスコティッシュフォールド。これは決して「スコティッシュフォールドは病弱」ということではありません。飼い主さんの飼い方次第で、平均寿命を超えて生きることは十分に可能です。

可愛いスコティッシュフォールドが長生きできるように、寿命をのばすためにできることを見ていきましょう。

寿命を伸ばすための方法7つ

  1. 寿命を伸ばすための方法1:不慮のケガや病気のためにも室内飼いを
  2. 寿命を伸ばすための方法2:猫が暮らしやすいように生活環境を整える
  3. 寿命を伸ばすための方法3:去勢・避妊手術を行う
  4. 寿命を伸ばすための方法4:肥満防止のための食事の管理
  5. 寿命を伸ばすための方法5:体の観察を兼ねてのブラッシング
  6. 寿命を伸ばすための方法6:外耳炎予防のための耳掃除(主に垂れ耳)
  7. 寿命を伸ばすための方法7:定期的な健康診断

寿命を伸ばすための方法1:不慮のケガや病気のためにも室内飼いを

猫を飼う上で「室内飼い」か「放し飼い」かで迷う方は多いのではないでしょうか。
外の世界は刺激がいっぱいでとても楽しいでしょう。

しかし、病気を拾ってきたり、ケンカをしてケガをしたり、メスなら妊娠してしまう可能性もあります。ほかにも交通事故など外には危険がたくさん潜んでいます。

生活環境をしっかり整えてあげれば室内で安全に安心して暮らすことができ、飼い主さんも食事の管理ができるしちょっとした体調の変化に気づくこともできます。

ケガや病気を防ぐためにも、室内飼いがです。

寿命を伸ばすための方法2:猫が暮らしやすいように生活環境を整える

猫は「家」ではなく「寝床と食事のあるところ」に居つくとも言われます。安心して眠れる場所と食事が、猫にとって大切です。狭いところを好むので、猫が入るくらいの箱やカゴを用意するのもよいでしょう。トイレは静かで落ち着ける場所に。

キャットタワーで運動、リードをつけて外をお散歩してリフレッシュすればストレスの軽減になります。高いところから飛び降りたりすると足に負担がかかってしまうので工夫が必要です。

室内にはお湯が張られたバスタブや電気コード、誤飲などの危険があります。事故防止のための対策をしましょう。

寿命を伸ばすための方法3:去勢・避妊手術を行う

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初回公開日:2019年08月16日

記載されている内容は2019年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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