スコティッシュフォールドは短命？寿命を伸ばすための方法7つ

去勢・避妊手術はかわいそうと思う方もいるでしょう。しかし、これらの手術のメリットに生殖器の病気の予防やストレスの軽減があります。

発情しているのに交尾ができないことは動物にとって大きなストレスです。去勢をすることでオスは攻撃性が抑えられ、ケンカなどの問題行動も少なくなります。マーキングもしなくなります。

去勢・避妊手術によるデメリットはほとんどありませんが、太りやすくなるので食事の管理をしっかりしてあげることが大切です。

規則正しくバランスの良い食事をとることは、健康的に長生きすることにつながります。

スコティッシュフォールドの食事はほかの猫と同じですが、運動量が少なめなので個体に合わせて調整します。必要なカロリーや量は年齢や体重によって異なり、回数も年齢に合わせて変えていきます。去勢・避妊手術をした猫は太りやすくなるので、様子を見て量を減らしましょう。

人間と同じように不規則な食事は体によくありませんし、肥満も寿命を縮める原因になってしまいます。時間と場所を決めて食事を与えてあげましょう。

ブラッシングで健康のチェック、ほかには抜け毛の予防やストレス解消の効果があります。

長毛種のスコティッシュフォールドなら毛のもつれや毛玉も防止できます。

猫の毛は健康のバロメーターとも言われ、体調が悪くなるとツヤがなくなったりフケが出たりするので、定期的なブラッシングで体調の変化にいち早く気づいてあげることができます。

猫は親しい猫同士で毛づくろいをします。大好きな飼い主さんにブラッシングしてもらえば、ストレスも軽減され精神的に安心することができるでしょう。

垂れ耳のスコティッシュフォールドの耳は通気性が悪く、細菌が繁殖しやすいので外耳炎にかかりやすいのも特徴です。かゆがっていたり、触ったときに痛がったら要注意です。

こまめに耳のチェックをして、定期的にコットンやガーゼに専用のクリーナーを染み込ませて耳の中を拭き取ってあげます。綿棒は汚れを奥に押し込んでしまったり、鼓膜を傷つける恐れがあるのでできません。

立ち耳、シングルフォールドは垂れ耳ほど外耳炎の心配はありませんが、予防のためにも定期的にチェックと耳掃除をしてあげてください。

動物病院でしっかり血液検査や尿検査、レントゲン検査をしてもらえば、家で毎日健康チェックをしていても見つけられない内臓の病気や骨の異常などを早く見つけることができます。

健康診断が大切な一番の理由は病気の予防や早期発見のためですが、定期的に受診し健康なときのデータが病院にあれば、具合が悪くなったときにどの数値が異常なのかがわかります。

予防と早期発見で寿命をのばすためにも、年一回は動物病院で健康診断を受けましょう。

垂れ耳のスコティッシュフォールドはほかの猫種に比べて病気にかかるリスクが高く、平均寿命も短いのが現実です。

立ち耳のスコティッシュフォールドはそのリスクは低い傾向がありますが、肥満や運動不足、ストレスなどで病気にかかってしまう可能性は十分にあります。

猫は体の痛みや不調を隠す動物です。飼い主にもわかるほどの異常が現れたときには、症状が進みすぎて手遅れということも。

少しでもおかしいな、と思ったら動物病院を受診しましょう。