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猫にヨーグルトを与える効果・与え方・量・大丈夫なのか|結石

初回公開日:2017年11月11日

更新日:2020年09月19日

記載されている内容は2017年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

体にいいヨーグルトを愛猫に食べさせてみたいと思ったことはありませんか?今回はヨーグルトを猫に与える効果や食べさせ方、そして与えるときの注意点をヨーグルトを食べられない猫がいるのはなぜかということも含め紹介します。ヨーグルトを猫に与えるときの参考にしてください。

猫にヨーグルトを与える効果・与え方・量・大丈夫なのか|結石

猫にヨーグルトを与えて期待できる効果

猫にヨーグルトを与える効果・与え方・量・大丈夫なのか|結石
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ヨーグルトは今や人にも猫にも効果があると、広く注目されています。ヨーグルトはおもに牛乳に乳酸菌を加え、発酵させてできる食品です。ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれています。

乳酸菌はビフィズス菌とならぶ腸内の代表的な善玉菌のひとつです。そしてヨーグルトは手軽に手に入ります。牛乳や乳製品を食べると下痢をすることがない猫であれば、猫もヨーグルトを食べることができます。

猫にヨーグルトを食べさせることで、期待できる効果を紹介しましょう。

便秘の解消

便秘は水分が不足することによってなったり、腸内に乳酸菌が少なくなると悪玉菌が増えるために腸内環境が悪くなるとなったりします。水分不足による便秘には、ヨーグルトでは改善できませんが、悪玉菌が増えることによって生じる便秘には、改善が期待できるでしょう。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸の中の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えてくれる作用があります。便秘の猫にヨーグルトを与えることで、乳酸菌が活性化すると腸の中の善玉菌が増え、悪玉菌を抑えることができ、腸内活動を良い方向へ導きます。

軟便や下痢を正常な便に

軟便や下痢は何らかの細菌や腸内寄生虫やウイルスによるものでなければ、腸内環境のバランスが悪くなって生じることがあります。

この腸内環境のバランスが悪くなって生じる軟便や下痢は、ヨーグルトを与えることで腸内環境が整えられ、正常な便に近づけてくれ、便の臭いもよくなってきます。便の悪臭は腸内に悪玉菌が増えてきていることを教えてくれているのでしょう。

口内炎や歯周病による口臭予防

猫は口内炎や歯周病により口臭が気になる場合があります。ヨーグルトの乳酸菌は口の中の細菌が増えることを抑制してくれます。このことから口臭予防や虫歯対策としても、ヨーグルトは期待できるでしょう。

ヨーグルトを猫に与えてから約20分水を与えないことで、口の中の乳酸菌の働きを活かすことができるでしょう。あるいはヨーグルトを使用しての歯磨きも効果が期待できるでしょう。

免疫力アップや健康で若さを保つ助けをする

ヨーグルトにはビタミンやカリウムが豊富に含まれています。これらは代謝をよくしてくれたり、疲労を回復させてくれる栄養素です。

また乳酸菌の働きで整腸作用により免疫力も上がります。腸内環境がよくなると被毛のつやがよくなったり、健康につながり、若々しくいられるでしょう。

成猫や子猫がヨーグルトを食べても大丈夫?

猫にヨーグルトを与える効果・与え方・量・大丈夫なのか|結石
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ヨーグルトに期待できる効果があるのなら、愛猫にもヨーグルトを与えてみたいと思うことでしょう。しかしその一方で愛猫に与えるにあたり、本来猫には総合栄養食という猫が成長するのに必要な栄養素が含まれているエサと水があれば、十分であるといわれているのに、ヨーグルトを与えてよいのかと不安に思うことがあるでしょう。

ここではいくつかの思い当たる不安や疑問を紹介しましょう。

尿路結石への不安

尿路結石はミネラル分を多く取ることによって生じる病気です。マグネシウムやリンやカルシウムなどのミネラル分を多くとりすぎると、尿のpHバランスが崩れます。尿の中に最初はキラキラとした結晶ができ、やがてはその結晶が石のように固りとなります。それを結石といいます。

尿路に、その結石がつまってしまうことで、痛みや尿が排泄できなくなったりします。尿路とは腎臓、膀胱、尿管、尿道の総称です。腎臓と尿管を上部尿路といい、膀胱と尿道を下部尿路といいます。腎臓に結石ができれば腎臓結石、尿管に結石がたまれば尿管結石、膀胱なら膀胱結石、尿道なら尿道結石といいます。猫に多くみられるのは下部尿路疾患です。

健康な尿のpHは中性なのですが、アルカリ性に傾いた場合にはストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石になりやすく、健康な尿より酸性に傾いた場合にはシュウ酸カルシウム結石になりやすくなります。結石を作らないためには、尿を中性に保つことが重要となります。尿のpHバランスは食餌の内容によって、影響を受ける場合があります。

ではヨーグルトを猫に与えると、結石になってしまうのでしょうか。ヨーグルトにはミネラル分が含まれていますが、猫にヨーグルトを大量に与えるのではなく、猫に与えるのに推奨している量を守って与えるのであれば、尿路結石になるようなミネラルの量ではないので、心配しないですむでしょう。

しかし尿路結石は食餌ばかりでなく、別の要因でなる場合があります。心配な場合は動物病院での定期的な尿検査をするとよいでしょう。

食べない時にヨーグルトを与えても大丈夫?

猫が食欲がなくて食べないときにヨーグルトを与えてもいいのでしょうか。ヨーグルトはなめらかで口当たりがよいでしょうから、舐めさせたり、食べさせてあげたいと思うことでしょう。

いつもヨーグルトを食べ慣れていて問題がないのであれば、腸の働きを活性化するために守るべき量で与えることは、食べるきっかけにもつながりますから、食べさせることは可能でしょう。

しかしまずは猫がなぜ食べないかを知るべきです。便秘で食べられないのか、あるいは腎臓や肝臓など内臓疾患のために食べられないのか、動物病院で診察を受け、獣医師と相談したうえでヨーグルトを与えてもよいと指示があった場合に与えたほうがよいでしょう。

子猫に食べさせてもいいの?

子猫は母猫の母乳を飲んでいる間は、ミルクの乳糖を分解する酵素であるラクターゼが小腸で作られ活性化しています。しかし自力で食べられるようになる離乳食の頃になると、徐々にそのラクターゼの活性が弱くなります。乳糖はそのままの状態では小腸で吸収することができません。

これは猫だけでなく人も含む哺乳類は、授乳が終わるとラクターゼの活性が低下することから、牛乳やヨーグルトなど乳製品をとると、お腹の調子が悪くなることがあるのはこのためです。このことで体調が崩れることを乳糖不耐性による症状といい、おもな症状として消化不良や下痢となります。

しかし離乳した後も猫にミルクを継続して与えると、ラクターゼは活性が低下することなく、牛乳を飲んでも、ヨーグルトを食べても下痢を起こさないでいられる場合があります。

子猫にヨーグルトを与えることは可能ですが、子猫に下痢を起こさせることは、危険な衰弱につながります。ごくごく少量で、健康状態を細かく観察ながら与えましょう。

獣医師のアドバイスをききましょう

獣医師によると、ヨーグルトを猫が食べることは否定していません。むしろ効果的であるとしています。ただし食べたことによって、吐いたり下痢をしたり、皮膚をかゆがるようなアレルギー症状がでるようであれば、無理に食べさせず、中止することをすすめています。また便検査をすることもすすめています。

猫にヨーグルトを与える前に、かかりつけの動物病院の獣医師にアドバイスを受けるとよいでしょう。あらかじめ相談をすることによって、かかりつけの獣医師はその猫の日ごろの病気や健康状態からヨーグルトを食べた方がよいか、あるいは食べないほうがよいかを教えてくれることでしょう。

猫に与えるヨーグルトの適量とは?

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猫に与えるヨーグルトの適量は、1日につき小さじ1杯~2杯くらいが目安です。最初のうちは少ない量からはじめ、便の状態を確認しながら与えましょう。

ヨーグルトを食べて吐いてしまったり、下痢になってしまったら、すぐにヨーグルトを食べさせることを中止して、動物病院で診察をしてもらいましょう。

猫はヨーグルトの酸味や香りが苦手な場合もありますが、多くの猫はヨーグルトを好み、もっと欲しいという場合があります。

たくさん食べていいの?

猫にもっと欲しいとねだられても、推奨している量を限度に与えましょう。

ヨーグルトには脂肪分が多く含まれています。たくさん食べることにより太る原因になります。ヨーグルトは低脂肪のものを選びましょう。

またヨーグルトをたくさん食べさせてしまうと、尿路結石になる場合がありますので、注意が必要です。

一度に大量に食べるよりも少しの量で続けるほうが大切で、よい効果が得られるでしょう。

猫へのヨーグルトの与え方

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猫にヨーグルトをどれくらいのペースで与えたらよいのでしょう。たくさん食べさせてはいけないのならば、余計に気になるところです。

猫の肥満が気になる場合には、3日に1回くらいで与えるのが好ましいでしょう。太って急激に好きなヨーグルトが食べられなくならないよう、太らない程度の量で継続できるほうが猫の健康には大切です。

毎日与えてもいいの?

猫にヨーグルトを毎日与えてもよいのでしょうか。毎日人がヨーグルトを食べるのを猫がみていて欲しがる場合もあるでしょう。

猫に毎日ヨーグルトを与えることはできます。とくに便秘の猫なら毎日推奨している量を続けることで、快便にはならなくても、ヨーグルトを食べることにより多少の改善へと助けてくれることでしょう。

毎日食べる場合には、とくに猫の体重、便の状態、排尿の状態、アレルギー症状が出ていないかを気にしてあげましょう。

人が食べるときにほんの少し猫におすそ分けしてあげるくらいでも、ヨーグルトを継続して食べることが大切でしょう。

猫に加糖のヨーグルトを与えても大丈夫?

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ヨーグルトには無糖のものと加糖のものがあります。猫にはどちらを与えたらよいのでしょう。

人が食べるヨーグルトの多くは加糖のものが多くあります。猫に加糖のヨーグルトを与え続けると、肥満や糖尿病につながる恐れがあります。

猫にヨーグルトを与える場合には、無糖のものであり、なおかつ牛乳でも、やぎのミルクであっても、ミルクを乳酸菌で発酵させただけの純粋なプレーンタイプと呼ばれるヨーグルトを選びましょう。

カロリーを抑えるために人工甘味料を使用しているヨーグルトの中には、猫が食べてよいと確認のできていないものが含まれている可能性がありますので、猫に与えるのは避けた方がよいでしょう。

目的別ヨーグルト選び

無糖でプレーンタイプのヨーグルトは種類が豊富で迷うことがあるでしょう。そのようなときは、猫にヨーグルトを与える目的が整腸作用のためか、免疫力を上げるためか、口臭予防のためかと考えてみるとよいでしょう。

どのヨーグルトにも乳酸菌が含まれていますから、ヨーグルトで得られる効果はありますが、期待する効果が充実するように、目的に合ったヨーグルト選びをするのはいかがでしょう。

例えば便秘改善などの整腸作用や免疫力を上げるためなら、乳酸菌LG21や乳酸菌1073R-1を配合したヨーグルト、または乳酸菌シロタ株を配合した飲むヨーグルトがあります。

口臭予防を考えるのなら、LS1乳酸菌やロイテリ菌はヒト由来の乳酸菌ですが、口の中の悪い細菌を抑え、歯周病や口臭を防ぐ働きがあります。

これらのヨーグルトは機能性ヨーグルトといいます。

猫にヨーグルトを与えるときの注意点

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猫にヨーグルトを与える場合には、まず最初にその猫がヨーグルトを食べられる体であるか確認する必要があります。それは与えても良いとされる量より少なめにヨーグルトを舐めさせてみて、吐いたり下痢を起こすかどうか様子をみましょう。

吐いてしまったり、便がいつもより軟らかすぎたり下痢をするようなら、ヨーグルトや乳製品が食べられない猫なので、無理に与えることはやめましょう。

ヨーグルトを食べ続けている猫の様子が、何らかの悪い状態になった場合には、速やかに動物病院で診察をしてもらいましょう。

ヨーグルトが大好きな猫でも、継続して食べているうちに乳製品のアレルギーにかかってしまったり、尿路結石になってしまうこともあります。猫が体をかゆがっていないか、フケが多くなってはいないか、排尿はきちんとできているかなど、いつも猫の状態を気にかけてあげましょう。

猫用ヨーグルトという選択

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人が食べる無糖でプレーンタイプのヨーグルトを猫に与えるのは簡単ですが、人が食べるヨーグルトだと腸に負担がかかりそうで心配と思う方は多いでしょう。あるいは人が食べるヨーグルトを猫に与えたら吐いてしまったり、下痢になってしまったけれど、免疫力を上げたり、便秘を少しでも改善してあげたいと思うこともあるでしょう。そのような場合には、猫用のヨーグルトを与える方法があります。

犬猫専用のヨーグルト、または犬猫用の乳酸菌のサプリメントは、人が食べるヨーグルトが食べられない猫でも食べることができます。市販の乳酸菌のサプリメントは心配と思う場合は、動物病院に相談して乳酸菌製剤を処方してもらう方法もあります。

ヨーグルトを仲良く食べて健康でいよう!

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ヨーグルトは人にも猫にも健康をもたらす発酵食品です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の効果や猫に与える方法、また猫にヨーグルトを与える際の注意点を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

無糖でプレーンタイプのヨーグルトなら、飼い主と愛猫が仲良く分け合って食べることができる、素晴らしい食品といえるでしょう。

人と同じように猫も高齢化となってきました。ヨーグルトを食べて、飼い主である人も猫もさらに免疫力を高め、ともに元気で仲良く長生きしましょう。

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