犬がしっぽを振る理由と気持ち・しっぽを噛む原因と対処法
更新日:2024年09月11日
犬が何かに注意や興味をひきつけられている時に、この状態になります。犬の聴覚は人間の何倍も鋭いです。飼い主には聞こえていなくても、犬自身が不可解に思う音を聞いてその正体を確かめようとしています。あるいは人や動物、物を見てそれを確かめようとしています。また緊張状態でしっぽが水平になっていると、何かを警戒していること意味します。
しっぽが上がっている
犬自身の自信の表れです。しっぽを立てることで自分の強さを表現し、他の犬などに自分の強さを誇示しています。また威嚇をする際にも、この状態が見られます。
しっぽを下げて振り方が不自然
この場合は、犬が何らかの不安を感じています。飼い主が優しく話しかけてあげてください。信頼している飼い主の声で落ち着くことは多いです。あるいは抱きしめてあげると、犬は守られている気持ちになって不安が解消されます。
しっぽが後ろ脚の間に挟まれて丸くなっている
何かを怖がっています。怒られた時などに見られます。犬がしっぽを挟んでいる時も、飼い主以外が不用意に触るのは避けてください。性質的に臆病な犬ほど、恐怖心からいきなり噛みついてくる場合があります。
犬がしっぽを追いかける理由
犬が自分のしっぽを追いかけてクルクル回る姿は、人間側からすると見ていて楽しく、ほっこりした気分になります。しかし実際は、犬自身が何らかの問題を抱えている可能性もあります。気をつけてあげましょう。ではどのような時に、犬は自分のしっぽを追いかける行動をするのでしょうか。
飼い主の注意を引きたい
飼い主が忙しい、あるいは犬以外のことを楽しんでいる場合に、しっぽを追いかける行動をします。以前にしっぽを追い回していた時にそれを飼い主がおもしろがっていると、犬はそのことを記憶しています。このため、飼い主が喜んでくれるだろう行動をとり、注意を自分の方に向けさせようとしています。
退屈しのぎ
犬にも感情がありますので、退屈することがあります。その時にしっぽを追いかける遊びをします。なお、子犬の場合は、しっぽが「自分の体の一部である」ということを理解していない場合があります。そのため、視界に映るしっぽを好奇心から追いかけます。
ストレスから
例えば犬が何かで遊ぼうとしたときや、おいしそうなものがあったので食べようとしたときに、それが犬にとって危険なものや飼い主の大切なものだったら取り上げるでしょう。人間にとっては理に叶った行動ですが、犬は分からないし納得ができません。それらのストレスからしっぽを追いかけるのです。
または体を洗われるなど、犬にとって嫌いな行為を我慢させられていた時もこのしっぽを追いかける行動が出ます。「やっと終わった、でも腹が立つ」という気持ちを発散させているのです。
または体を洗われるなど、犬にとって嫌いな行為を我慢させられていた時もこのしっぽを追いかける行動が出ます。「やっと終わった、でも腹が立つ」という気持ちを発散させているのです。
不快感
しっぽ付近に不快感があり、それを解消しようとしての行動の可能性があります。痒みや痛みから、噛みたい舐めたいという気持ちになっています。その行動がうまくできずに、しっぽを追いかける状態になっているのでしょう。犬が執拗にしっぽを構う行動をとっている場合は、しっぽ付近の状態をチェックしてあげてください。
初回公開日:2017年11月04日
記載されている内容は2017年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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