口元など犬の顔の表情から犬が今どんな気持ちなのか読み取る方法

犬の目が見開いて明るい表情をしていたら、甘えている証拠です。犬が目を見開くのは情報を集めようとしているときで、威嚇や恐怖でも目を見開きます。

しかしそのときの表情が明るければ、甘えている犬の顔です。犬は表情豊かな動物です。明るい表情か暗い表情かは見ているとわかります。

目を見開いているのは、何かもらえるのではないかと期待している場合もあります。

口元が緩んで下の歯が見えているようなときは、甘えている表情です。犬は口元でも感情を表します。楽しい気分のときは、まるで人間のように口角が上がって笑顔になります。

今まで犬と接する機会が少なかった方は、「犬が笑うなんて信じられない」と思うでしょう。「犬　笑顔」で画像検索してみると、笑顔としかいえない犬の顔がたくさん見つかります。

今まで知らなかった犬の表情に出会えるのも、犬を飼って親しくなる醍醐味です。

落ち込んでしょんぼりした犬の顔は、見ているほうも哀れになってしまいます。

いたずらをして叱られてしまった、雨の日が続いて散歩に行けない、遊びたいのに飼い主が構ってくれないときなどは、犬は落ち込んだ表情になります。

犬は落ち込んだ気持ちを長く引きずることはありませんが、もし少しでも余裕があれば一緒に遊んであげるなどして、犬を元気づけてあげてください。そうすることで、犬との仲が深まるでしょう。

犬が落ち込んでいるときは、耳は力なく下に垂れ下がります。落ち込んでいるときも、耳は感情を表現しているのです。

もともと耳が垂れている犬種もいますので、その場合は耳だけを見ても落ち込んでいるのかよくわからないものです。細かく観察して、犬の気持ちを理解できるようになりましょう。

犬は、落ち込んでいるとき口を閉じます。甘えているときやリラックスしているときは口元が緩みますが、警戒しているときや緊張しているときは口が閉じます。

落ち込んでいるときはリラックスした状態とは言えないので、口も閉じます。

落ち込んでいる犬の顔は、顔と目が下を向いています。目は伏し目がちになっています。

人間でも落ち込んでいるときは自然と視線が下を向き、うなだれてしまいます。犬も同じです。下を向いている犬の顔は、いかにもしょんぼり落ち込んでいる様子です。

犬も人間と同じように、眠いときは眠そうな表情をします。

犬は活発な動物であるように見えますが、実は睡眠時間が長い動物です。成犬で12～15時間、子犬や老犬は18～19時間の睡眠時間が必要です。

外敵から身を守る野生の名残から眠りが浅く、長い睡眠時間を必要とするのです。眠い顔をしているのに気づかずに、無理に遊ばせてはかわいそうです。

眠いときの犬の顔を覚えて、眠そうにしていたらゆっくり寝かせてあげましょう。

犬の目が閉じかかっているときは、眠いときです。目がトロンとしていたり、いつもより細く見えたら眠いサインです。人間も眠いときは瞼が重くなり、目を開けられなくなってきます。

犬の目が閉じかかっていたら、ゆっくり寝かせてあげましょう。犬は音に敏感なので、テレビなどの音量を下げるのも大切です。

犬は眠るときに体温が上がるため、耳の内側がピンク色になります。

犬を飼い始めて間もないとき、犬の耳がいつもと違う様子だと、病気ではないかと心配になってしまいます。

実際、「犬の耳　赤い」などと検索すると、さまざまな病名が出てくるので驚いてしまうでしょう。

犬は眠いとき耳の内側がピンク色になると知っていれば、無用な心配はなくなります。しかし、油断していると病気の発見が遅れてしまうので、日頃から犬の全身の様子を観察するようにしましょう。

口元がちょっと緩んでいるのは、眠い犬の顔です。犬の口元が緩んでいるのは、力が抜けている証拠です。

ほかには、口をくちゃくちゃさせる場合があります。子犬が母犬の母乳を飲んでいたときの愛情表現の一つで、リラックスしたときに現れる仕草です。

口元が緩む、目が閉じかかるなどは、人間が眠いときの特徴と似ているので感情がわかりやすいです。犬が眠そうな顔をしていたら、眠りやすいように快適な環境を整えてあげましょう。