口元など犬の顔の表情から犬が今どんな気持ちなのか読み取る方法

犬の恐怖は時に攻撃につながります。「身を守るために戦う」と判断した場合には、対象を攻撃します。犬が何かを怖がっている表情は、覚えておいたほうがいいでしょう。

また、子犬は成犬に比べて怖がりです。社会性が身についておらず、未知のものがたくさんあるので恐怖を感じやすいのです。

犬の顔から恐怖を読み取れるときは、取り除ける場合は恐怖の対象を取り除き、安心できるようにしましょう。

犬が恐怖を感じているときは、目を見開きます。逃げるか戦うか判断するために、相手をじっと見ます。多くの情報を集めようと大きく目を見開きます。

怯えているときは瞳孔も開きます。また、目を大きく見開くので白目が多くなります。目の印象がいつもと異なるので、怖がっている犬の顔はわかりやすい表情と言えます。

不安な時、警戒している時、恐怖を感じている時の犬の耳は下に倒れています。

耳を倒すという行為には、自分の体を小さく見せることで相手に対する敵対心が無いことを伝える意味があります。

恐怖の対象と戦おうとしているというよりは、敵わないようなので服従の意思を示しています。

口を固く閉じているのは、警戒している犬の顔です。家の中でも散歩中でも、口をギュッと閉じていたら犬は何かに警戒しています。

何を警戒しているのか辺りの様子をうかがってみましょう。犬がどんなことに警戒するのかわかります。

犬は警戒心の強い動物です。犬が警戒するのは、散歩中なら初めての場所に行ったり、見慣れない犬が近づいてきたりしているときです。家の中なら何か大きな物音がしたり、知らない人が訪れたときです。

犬の顔の表情には、「今どんな気持ちなのかな？」と考えてしまうものもあります。

犬は表情豊かなので、人間のようにいろいろな表情をします。喜怒哀楽だけではない犬の顔を知れば、犬との関係がもっと深まります。

リラックスした犬の顔は、眠そうな顔と似ているので、わかりにくい表情であると言えます。リラックスしていることに気づかないと、「眠いはずなのに寝なくておかしいな？」と思ってしまうでしょう。

リラックスしているということは、安心できる環境にいる、飼い主を信頼できているということです。飼い始めたばかりのころは緊張していた犬が、打ち解けてくれたら嬉しくなります。

目がトロンとなっているのはリラックスしている状態です。眠い場合と非常によく似ているので少しわかりにくいでしょう。

肉体的によほど疲れているときでなければ、緊張状態で眠くなることはほとんどないでしょう。眠気とリラックスは密接な関係があります。

リラックスして緊張が緩んでいるときは、眠いときと非常に近い状態と言えます。

犬がリラックスしていると、口元が緩んで笑顔になります。

犬は、不安や緊張を感じているときは口を固く閉じます。口を開いていても、唸り声をあげていれば怒っているときですし、あえいでいるようなときは強い不安やストレスを感じているときです。

犬の犬歯は上下にありますが、下の犬歯が見えるときは犬がリラックスしているときです。現在の環境になじみ、飼い主であるあなたを信頼している証拠です。

ワクワクしている犬の顔は、慣れるまでは気持ちがわかりにくい表情と言えます。ワクワクすると興奮した状態になるので、「一体何を興奮しているんだろう？」と思うことでしょう。

しかしそれがワクワクした表情だとわかれば、「今はすごく楽しみなことがあるんだ」と理解できます。犬は好奇心旺盛な動物です。

一般的に小型犬は特に元気で好奇心旺盛と言われています。好奇心でワクワクしている犬は予想外の行動をすることもありますので、注意して見ておくことも大切です。