どうして犬は歯を見せるの？理由と対処法｜歯を見せて笑う理由も！

犬が笑って歯を見せる理由は、リラックスしているからです。気持ちが穏やかにいられる空間にいるとイライラする気持ちがなくなり、静かに過ごすことができます。

そんな穏やかな空間で食事をして、お腹も満たされた状態になった犬はとてもリラックスし、歯を見せて笑うことが多いです。

また、周囲に好きな飼い主や仲良しの犬などがいると、やはり心から安心します。このことで、リラックスできた犬は、笑ってその気持ちを周囲に伝えることがあります。

カーミングシグナルを伝えるために、犬が笑って歯を見せます。このシグナルを見せるタイミングとしては、飼い主が落ち込んだときによく見られます。

飼い主が不安な気持ちになっているとき、犬は口角を下げて口を開きますが、このシグナルは「僕がそばにいるから安心だよ。落ち着いてね」と伝えていることが多いです。

服従しているから犬が笑って歯を見せます。飼いぬしに笑って歯を見せるのは「いつも面倒を見てくれて、信頼のおけるあなたの言うことだからなんでも聞きます」と伝えていると分かります。

はじめて会う人に笑って歯を見せる理由には、「この人は飼い主のような安心感と信頼できるから、言うことを聞こう」と服従心を伝えるために、歯を見せて笑うことが多いです。

犬が笑って歯を見せる理由は、飼い主のマネをしています。大好きな飼い主が目の前でたのしそうに「アハハハ」と声を出しながら歯を見せて笑う姿を見ていると、犬は「自分もマネがしてみたい」と感じます。

真似をすることで大好きな飼い主と距離を縮めたいと感じますし、興味を引いて、好かれたいと感じると、歯を見せて笑うことが多いです。

また、ニッと歯を見せて笑わせて見せる飼い主の行動がおもしろいなと感じた犬は、歯を見せるマネをします。

犬が歯をムキッと見せて怒ってばかりいると気分がよくないし、可愛くないから、なんとかしたいと感じることもあるでしょう。

では、なんとか犬が歯を見せないようにするための対処法を3つ取り上げて、それぞれ詳しくご紹介します。

歯を見せるときの対処法は、たくさん褒めて警戒心を解くことです。好きな人に、「自分がこれをやって出来たから褒めて」との気持ちを伝えるために、歯を見せることがあります。

そのため、歯を見せてくる犬には頭や背中を撫でながら「よく頑張ったね」と褒めてあげましょう。

ものを取ってきてくれたら「ありがとう」と犬が気持ちよくなる部分を撫でることで「この人は自分の気持ちいいところを知っている」と感じます。

このことで、「気持ちが通じる家族のようで安心する」と警戒心が解けて、歯を見せて警戒心を伝えなくなります。

犬が怒っているときは理由を把握しましょう。「ガルルル」と唸り声を出して睨むような目つきをして怒っているときは、「僕が怒っていることに気付いてよ」と伝えています。

その怒りの理由にも、飼い主が相手にしてくれない、怒るようなことをしても謝らないなどの理由があります。

その理由をよくチェックして言葉をかけたり、抱いてあげるなどの対処法を考えられると、犬は歯を剥きだしにして見せることはありません。

歯を見せるときの対処法は、笑顔のときは一緒に遊んであげましょう。笑顔でいる犬は、「ああ、楽しくて笑顔になっちゃう。ねえ、僕の笑顔を見て」と伝えています。

そんな犬の笑顔を受け入れて、一緒に楽しくてボール遊びをしたり、おもちゃで遊べば「歯を見せなくても楽しく遊んでくれる」と感じた犬は、歯をむやみに見せなくなります。

歯を見せる愛犬の気持ちを理解しよう。怒っているとき、威嚇しているとき、警戒しているときなど、犬がイライラした自分の気持ちを伝えるために、歯を見せることがあります。

また、喜んでいるときや楽しいなと感じているときなどは、嬉しさを歯を見せてあらわすことが多いです。

そんな愛犬は言葉を話せないだけに、歯を見せることで自分の気持ちを伝えています。その気持ちを素早く受け止めて触れ合えば愛犬との関係を深められ、指示をよく聞くいい子になるでしょう。