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死ぬ前に犬は泣く?飼い主がしてあげたいことや死んだ後にするべきことも紹介

更新日:2023年10月29日

犬が死ぬ前に泣くというのは本当なのでしょうか。最期まで愛情を注いで看取ることが飼い主としての務めといえます。この記事では犬の死期が近づいたとき何をすれば良いか、命に関わる症状や、犬の看取り方などを解説します。参考にして下さい。

死ぬ前に犬は泣く?飼い主がしてあげたいことや死んだ後にするべきことも紹介
「犬は死ぬ前に泣くって本当なの?」
「犬が危険なときの症状にはどんなことがある?」
「犬が死ぬ前に飼い主として尽くしてあげたい」
このように、犬が死ぬ前や死んだ後のことで、様々な疑問を感じることはないでしょうか。自分のペットの死を想像することは、飼い主として悲しいことです。しかし、万が一のときのために、犬の死に関する必要最低限の知識を押さえておくことが大切です。

この記事では、犬が死ぬ前に泣く事実や、命に関わるときの症状、犬が死ぬ前にしたいことなどを解説します。もしも犬が死んだら何をすれば良いかも含めて紹介するため、いざというときに備えることができる内容です。

本記事を読むことで、犬の死に直面したときの心構えができます。また、死を迎えるときに慌てることなく迅速に対応できるでしょう。

犬が死ぬ前に泣くのかという点が気になっている方や、犬を飼っている方は、この記事をもしものときの参考にして下さい。

死ぬ前に犬は泣くの?

犬が死ぬ前に泣くというのは本当なのでしょうか。飼い主として犬の生態が気になる方は少なくないでしょう。最期をきちんと看取るためにも理解を深めておかなければなりません。

犬が死ぬ前に泣くことはないと考えられています。涙を流して泣くという事実はありません。しかし、泣くのではなく鳴くことはあるとされているのです。

犬が声を出して鳴くという行為は、病状の痛みにより発する場合や、意識的に飼い主さんに呼びかけている場合など様々です。最期に甘えたいという犬の本能で声をあげるケースも多くあります。

犬の命に関わる症状とは

犬は命に関わる状態であるときに、日常とは違う症状を見せることがあります。例えば、発熱することや食欲がなくなるなど心配な症状です。

犬が重篤である場合や、死が近づいているときは、いつもと違う行動を取ります。普段から十分観察しておくことが大切といえるでしょう。

こちらでは、犬の命に関わる症状を解説します。もしも、愛犬から次のような症状が見られたときは、すぐに病院に連れていくなど飼い主としての任務を果たして下さい。

体温が異常に上昇する

体温が異常に上昇して発熱する場合があります。犬の体温は基本的に高いことが特徴ですが、40℃以上の場合は発熱していると考えて良いでしょう。もしも、平熱の0.5℃を上回ったときは発熱していることを認識しておいて下さい。

発熱したときに、食欲不振や元気がなくなる、などの症状を見せることがあります。よく観察して、長時間41.1℃を上回る場合は危険な状態と捉えて下さい。

出典:発熱|壱岐動物病院
参照:https://1013.jp/%E7%99%BA%E7%86%B1/

食欲がない

ご飯を食べる量が減る、ご飯を食べようとしない、など犬の食欲がないときに、命の危険に関わることがあります。食欲不振は多くの病気に該当するためです。

ストレスや不安など精神的な悩みがあるときにも食欲不振は起こります。しかし、ストレスなどに該当しない場合は注意が必要です。

食欲不振は、食欲がない状態が継続することで危険度が増します。とくに成犬の場合、何も食べない状態が24時間を超えるようならば危険と考えて下さい。

出典:食欲不振|壱岐動物病院
参照:https://1013.jp/%E9%A3%9F%E6%AC%B2%E4%B8%8D%E6%8C%AF/

発作がある

犬に発作の症状が出たときに命に関わることがあります。発作はてんかんや喘息、内臓の病気などが原因のケースがあるのです。

体をけいれんさせたり、意識がなくなる、足をバタバタと動かすなどの症状があるときは注意して下さい。とくに発作が5分以上続くことや、発作の後ですぐに次の発作を繰り返す場合は「重積発作」といって脳に損傷が生じて命に関わることがあります。

出典:発作|いろは動物病院
参照:http://www.rihono.com/dog/

息苦しくなる

犬が息苦しくなったとき、様々な病気が考えられます。気管系の病気や心疾患、犬糸状虫症、胸水などです。また、ヘルニアや熱中症などの可能性もあります。

気管系の病気には、気管支炎や肺炎などがあり、ウィルスや菌が感染することが原因です。この場合、呼吸が速くなり咳などの症状を伴います。

また、心臓の血液が逆流する心疾患にも注意して下さい。呼吸が速くなる以外に粘膜が紫色になることが特徴です。

出典:ワンちゃん(犬)の病気|りほの動物病院
参照:http://www.rihono.com/dog/

嘔吐や下痢がある

犬が突然嘔吐することがあります。嘔吐を何度も繰り返したり、血液が混入するなどの症状がある場合は病気の可能性があるため注意が必要です。また、嘔吐した際に、排便のようなにおいがしたときは腸閉塞の可能性があるため病院で診察を受けて下さい。

また、下痢も危険な症状の1つです。血が混ざっていたり、下痢が継続して続いたりするなどの場合は腫瘍や腸炎の可能性があるため、診察を受けた方が良いでしょう。

出典:犬や猫のこんな嘔吐には要注意!|横須賀市のつだ動物病院
参照:https://tsuda-vet.com/%E7%8A%AC%E3%82%84%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E5%98%94%E5%90%90%E3%81%AB%E3%81%AF%E8%A6%81%E6%B3%A8%E6%84%8F%EF%BC%81/

尿に関する不調

尿に関する不調があったとき、腎臓病や尿路結石、尿道閉塞など様々な病気が潜んでいる場合があります。

尿がいつもより多い、頻尿気味、血が混ざっている、尿が漏れる、などの症状がある場合は要注意です。尿の不調に加えて、嘔吐する、あまり元気がない、体を痛がる、といった症状が見られたら泌尿器系の病気の可能性があります。早めに診察を受けましょう。

出典:泌尿器外科 | 三宅動物病院
参照:http://miyake-ah.com/medical/urological/

体が震える

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初回公開日:2022年06月17日

記載されている内容は2022年06月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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