犬の暑さ対策はどうしたらいいの？暑さ対策の重要性やグッズを紹介

犬は体温調節が人間のようにできず、体感温度が人間よりも高いので、暑さ対策を行うことがとても大切です。

家族の一員でもある大切な犬を、暑さから守るために、どんな暑さ対策をとったら良いのでしょうか。

効果的な暑さ対策の仕方や、暑さから守るためのグッズを紹介します。

犬は人間にように汗をかくことができないので、体温を上手に調節することができません。

犬は足の裏にある肉球にしか汗腺がなく、舌を出して舌から水分を蒸発させることでしか、体を冷やすことができないからです。

汗をかくことで体を冷やすことができない犬にとって、暑さを体に溜め込んでしまわないよう暑さ対策をしっかり行うことが重要です。

また、暑い時に犬が舌を出して浅く早く呼吸している時は、体に溜まった熱を舌から水分を蒸発させることで、体を冷やそうとする犬の行動です。

舌から水分を蒸発させすぎると、体の水分はどんどん奪われていきます。体から水分が奪われ、夏バテしてしまわないためにも、暑さから犬を守ってあげることがとても大切です。

犬が体に感じる温度は人間よりも高いことが分かっています。散歩の時などに、地面からの距離が人間よりも近い犬は、地面付近の方が暑いため、暑さの影響をより強く受けてしまうからです。

暑い時の散歩で地面を触ってみたことがあるでしょうか。

コンクリートなどは特に、地面付近がとても高温になっていることに気がつきます。より地面に近い距離を歩く犬を暑さから守るために、効果的な暑さ対策を知ることが重要です。

犬にとって暑さ対策がとても重要だということが分かりました。犬の暑さ対策にはどのような方法があるのでしょうか。暑さ対策の重要性を踏まえた上で、その仕方について具体的に紹介していきます。

犬の暑さ対策の仕方について以下のとおり、5つの項目を挙げます。

暑さ対策の一つとして、窓を開けることが効果的です。窓を開けることで、風が入り、涼しいと感じることができたり、風を取り込むことで湿度が下がり、体感温度が下がる場合があるからです。

室内から外に出た時に、外の方が涼しいと感じることはありませんか。それは風が吹いている時などに、体感温度が下がることによって起こります。

暑い時に、窓を開けて、外からの風を取り入れて、犬が少しでも涼しいと感じられる環境を作ることは効果的な暑さ対策の一つです。

窓を開ける時には、ベランダ側と、その反対側の玄関側もといったように、片側だけでなく、反対側の窓も同時に開けることで、より効果を感じやすくなるでしょう。

犬の暑さ対策において、日陰を作ってあげることも大切です。室内にスダレをつけたり、木陰に行くと、人間も涼しいと感じるように、犬も直射日光から守る日陰を作ることで体感気温が下がります。

日が差し込む窓にスダレをつけたり、遮光カーテンを利用することは効果的です。

スダレは日光を遮ることはもちろん、同時に風を取り込むことができるので、とても良い暑さ対策になるでしょう。

遮光カーテンも日光を遮ることで、室内の温度上昇を抑えてくれる効果があります。日陰を作って、犬が涼しいと感じる環境を作ることは、大切な暑さ対策の一つです。

冷たいもの、体を冷やすものを用意することも、犬の暑さ対策の一つです。冷たいものを利用することで、体温の上昇を抑え、少しでも涼しいと感じることができるでしょう。

例えば、保冷剤をタオルでくるんで、犬のベット付近に置いておくことも効果的です。保冷剤を置いた周りの空気の温度が下がるので、犬の体感温度も同時に下げることができます。

また、扇風機をうまく活用しても良いでしょう。扇風機をかけることで、暑い室内の空気を循環させることができますし、特に扇風機の近くに氷水や保冷剤などを置いておくと、冷たい空気が循環し、室温を下げる効果がより期待できます。

人間もそうですが、犬の暑さ対策をする上で、冷やしすぎには気をつけましょう。外気との温度差に体がうまく対応できず、犬が体調を崩してしまう可能性があるからです。

クーラーを利用する場合は、設定温度に注意しましょう。犬は、一般的に温度が22度、湿度が60パーセントを超えると体調を壊したり、夏バテしてしまう可能性が高くなると言われています。

犬の暑さ対策において、適切なクーラーの設定温度は25〜26度ぐらいです。クーラーや、扇風機、暑さ対策グッズをうまく利用して、暑い夏をのりきりましょう。