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犬が死んだらすること・手続き|埋める/保健所/火葬

更新日:2024年11月08日

犬が死んだ時の、安置の方法や埋葬方法、自治体や民間サービスとの違い、土葬するときの注意点、自分と同じ墓に埋葬したいときどうするのか、犬が死んだ時の手続き方法、どこに連絡すればいいかなど、犬が死んだときに悩む項目を解説します。

犬が死んだらすること・手続き|埋める/保健所/火葬

愛犬が死んだらすること

1.自宅の庭や自身の敷地に埋葬

まず犬が死んだら火葬せずそのまま埋葬する方法があります。土葬といいますが、土葬するときは自己の所有する土地または管理する土地であれば、問題ありません。しかし他人の土地や公園などの公共の土地に土葬することは、廃棄物処理法などで罰せられるのでできません。

また土葬の仕方は池や井戸などの水のそばを避け、1m以上の深さに埋葬します。これは死んだ犬が腐敗し悪臭をだしたり、他の動物に掘り返されるようなことがないようにするためです。

たとえ十分な深さに掘ったとしても、土壌や水源を汚染したり臭気を発するようなことがあれば、不法行為責任を問われかねませんので、十分に配慮する必要があります。また、生き物は死んだらやがて土に返っていきます。その自然の摂理を阻害しないように、何も包まず自然のままで埋葬するようにしましょう。

2.自治体やペット霊園で火葬する

火葬する場合は、自治体へお願いをしたり、最近増えてきているペット霊園やペット葬儀社へお願いします。といっても、方法もサービスも値段もそれぞれ違い、また住んでる場所によっては選べるサービスがなかったり、はたまた選べるサービスが色々ありすぎて迷ってしまったりとさまざまです。

少しでも納得いくかたちで見送ることができるように、自分の住んでいる場所にはどういう方法があるのかということを、知っておくことも大切です。

・自治体へお願いする場合

自治体の処理の方法は、それぞれの地域で違います。大きく分けるとゴミ焼却炉で動物をまとめて焼却するところや、動物専用炉で動物を集団もしくは個別に焼却するところがあります。

また、他にも民間へ委託しているところ、市がペット霊園を設けているところもあり、自分の住んでいる自治体がどういう方法をとっているか、問い合わせをしてみるといいでしょう。ペット霊園などと比べると比較的値段も良心的な自治体が多いので、納得いけば利用するといいでしょう。

・ペット霊園を利用する場合

最近ではペット霊園やペットの葬儀会社が増えてきててます。一般にペット霊園やペットの葬儀会社はペットの火葬、お骨の安置、お墓へ葬るなど一連のサービスをしてくれます。また方法や値段もさまざまです。

まず送迎してくれるのか、それとも持ち込みなのかで違います。小型犬や中型犬は自家用車へ乗せていく方法もありますが、大型犬では自家用車へ乗せるのが困難な場合もあるので、そういう場合は送迎をしてくれる霊園を選ぶのがいいでしょう。

次に葬儀を執り行うかどうか、また葬儀は僧侶がお経をあげてお焼香をする本葬儀をするのか、お焼香だけでお別れするのか、葬儀を行わないでそのまま火葬する場合にも、家人が付き添って火葬する立ち合い火葬や、霊園へお任せする一任火葬、他所のペットと一緒に火葬する合同火葬があります。合同火葬の場合、必然的に合同で墓へ埋葬されることになります。

飼い主が納得いく方法を相談してみましょう。

3・火葬までの安置する場所や棺桶

火葬するまでに安置する場所も重要です。犬が死んだら体をきれいに拭いてやります。生前にノミやダニが寄生していた場合、死んだら体温低下とともに寄生虫が外に飛び出してきます。きれいに体を拭いてやりましょう。

口回り、肛門回りなどもキレイに拭いてやるといいでしょう。そしてきれいに拭いたら乾燥させることも大切です。濡れたままだと雑菌が繁殖しやすくなります。お体は乾いた状態で安置するのが望ましいです。

ペット霊園へ葬儀や火葬をお願いする場合は、棺桶を用意してくれる場合があります。葬儀をお願いするときに一緒に聞いてみるといいでしょう。

また簡単に段ボールや適当な箱に新聞紙やタオルを敷いて簡易的につくってやるのもいいでしょう。体が大きな犬の場合、床ずれになることもあるので、クッション性の高い毛布や布団を敷いてあげてもいいです。

部屋の涼しい場所に、手と足を軽く曲げてやり火葬まで静かに安置してやりましょう。

4.遺体が腐敗しないよう冷やしてあげしょう

弔いを考えるとともに重要なことが、犬の体を冷やしてやるということです。死んだら2~3時間立つと死後硬直が始まっていきます。また菌の繁殖や腐敗も進んでいくので、ドライアイスなどで腐敗がすすまないように、冷やしていくことが必要です。大型犬の場合は、知り合いの葬儀社などに相談して入手する方法もあります。

ドライアイスが直接当たらないように、タオルなどに丸めてお腹、頭、背中を重点的に冷やしてあげましょう。

小型犬の場合、アイスノンをお腹の上で抱えるような形で冷やしてあげてもいいでしょう。
また真夏の場合は冷やすだけでなく、冷房などで室内を涼しい状態に保ってやることも必要です。

5.飼い主と一緒の墓に入るのは可能か

長年かわいがって、家族の一員として共に生きてきた愛犬と、同じ墓に入りたいと願う人は少なくないです。

この場合宗教的感情に適合するかが問題になってきます。よって墓地の管理利用規約上の制限や墓地管理者(寺の住職)の反対がないという事情であれば、副葬品として墓地に入ることが可能です。

一度、墓地の管理者に相談をしてみるのがいいでしょう。

犬が死んだらする手続き

皆さん、犬を飼い始めたときに役所で登録手続きをしたのを覚えていますか。犬が死んだら飼い主の義務としてしなければいけない手続きがあります。この手続きを済まさないと、犬が死んでも予防接種の案内状がいつまでも届いたり、またそれを放置しておくと罰金刑が課される場合があります。

悲しみのあまり忘れてしまわないように、しっかり覚えておきましょう。
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初回公開日:2018年01月15日

記載されている内容は2018年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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