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犬の断尾は必要なのか?その理由と断尾をする犬種8種を紹介

更新日:2024年06月14日

尻尾の短い犬種は子犬の頃に切ってしまっていることをご存知でしょうか。しかし、世界中で愛護団体からの批判により断尾をやめさせる動きもあります。断尾は犬にとって痛いものなのか、断尾にはどのような意味があるのかなど、犬の断尾について紹介します。

犬の断尾は必要なのか?その理由と断尾をする犬種8種を紹介

断尾をするデメリット

猟犬、牧洋犬としては効率よく仕事をおこなうために必要なものですが、愛玩犬としての断尾をするメリットはあるのかといえば特にありません。

断尾をする犬種なので犬種標準に近づけるために現在も断尾がおこなわれているだけです。

もちろん、断尾をすると狂犬病を防げるというのも昔の人が作った迷信ですので、狂犬病を防ぐためには予防接種のみとなります。

断尾をおこなわないブリーダーも増えてきたので、尻尾の長いプードルやコーギーなども見かけるようになりました。

平衡感覚や身体能力

断尾をおこなったことによる平衡感覚や運動能力の低下は特にありません。猟犬や牧洋犬も特に問題なく働くことができています。

平衡感覚や身体能力に何らかの影響があるのであれば、愛玩犬への断尾は早い段階でおこなわれなくなっているでしょう。

しっぽによる意思疎通

犬の尻尾は感情を表す大切な場所です。

尻尾が短い犬種は感情が分かりにくいため、耳や表情、行動などで感情の把握をしてあげてください。

尻尾の短い犬の尻尾の振り方はとても可愛いものですが、尻尾が振れずにおしりを振ることで椎間板ヘルニアになる可能性もあるので注意してあげてください。

断尾をする犬種8種

現在も愛玩犬として飼育されているのにもかかわらず断尾されている犬種は以下の犬種たちになります。

断尾をしないことで尻尾の長い個体を見ることもありますが、まだまだ断尾が当たり前になっている犬種です。

断尾をする犬種の紹介をします。

断尾をする犬種

  • プードル
  • ウェルシュ・コーギー
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ピンシャー
  • ボクサー
  • ドーベルマン
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • ジャック・ラッセル・テリア

断尾をする犬種1:プードル

愛玩犬として根強いのあるフランス原産のプードルも断尾されています。

プードルはカモ猟をする猟犬として古くから猟をしながら人間と暮らしていました。カモ猟で邪魔にならないように古くから断尾されている犬種です。

様々なトリミングを楽しむめるトリミング犬種としてもの高い犬種なので、現在は断尾されていないプードルも多くみるようになりました。

断尾をする犬種2:ウェルシュ・コーギー

コーギーはイギリス原産の短足胴長の中型犬で、カーディガン(長毛)とペンブローク(短毛)の2種類が存在します。

日本で見る尻尾の短い断尾されている種類はペンブロークになります。カーディガンも牧畜犬として働いてきましたが、断尾の慣習があるのはペンブロークのみです。

しかし、愛玩犬としてのある犬種ですので、ペンブロークも断尾しない個体が飼育されるようになってきました。

尻尾の長いコーギーも可愛らしさ満点です。

断尾をする犬種3:ミニチュア・シュナウザー

おじいちゃんのような眉毛と口髭が特徴的なドイツ原産の小型犬です。

ミニチュアシュナウザーもネズミの駆除や家畜を誘導する仕事をしていた使役犬です。古くは大型犬として働いていましたが、愛玩犬の需要が高まり小型化されました。

テリア犬種として、気性が荒い部分もありますが、使役犬として働いていたため聞き入れはよく、しっかりしつけをおこなえば普段は穏やかな犬種です。

断尾をする犬種4:ピンシャー

ドイツ原産の小型犬です。ミニチュアピンシャーとしての歴史は長く、古くから存在している犬種です。

ピンシャーの祖先犬であるヘル・ピンシェルは、ドーベルマンと同じ祖先であり姿が似ていることから、ピンシャーの断尾と断耳が慣習となりました。

があり飼育頭数の多いミニチュアピンシャーですが、現在も尻尾の長いミニチュアピンシャーを見かけることはなく、販売されているミニチュアピンシャーも短い耳と短い尻尾の状態で販売されています。

断尾をする犬種5:ボクサー

次のページ:断尾に対する各国の対応

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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