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犬の断尾は必要なのか?その理由と断尾をする犬種8種を紹介

更新日:2023年12月28日

尻尾の短い犬種は子犬の頃に切ってしまっていることをご存知でしょうか。しかし、世界中で愛護団体からの批判により断尾をやめさせる動きもあります。断尾は犬にとって痛いものなのか、断尾にはどのような意味があるのかなど、犬の断尾について紹介します。

犬の断尾は必要なのか?その理由と断尾をする犬種8種を紹介
ドイツ原産の大型犬です。

ボクサー犬の猟犬での役割は、猟師が獲物にたどり着くまで噛み付いて逃がさないようにする役割でした。そのため、1度噛み付いたら離さない習性があります。

現在ドイツでは猟犬よりも愛玩犬として飼育されることが多いため断尾は禁止されていますが、日本では禁止はされておらず任意となっているので、飼い主が希望すれば断尾するスタイルです。

断尾をする犬種6:ドーベルマン

ドイツ原産の大型犬です。ドーベルマンは護衛犬として、ジャーマンピンシャーをベースにジャーマンシェパードやロットワイラー、ワイマラナーなどを合わせて誕生しました。

その後は訓練性のある勇敢な犬として軍用犬や警察犬として使われ、現在は警察犬として多くのドーベルマンが働いています。

見た目は威圧感がありますが、性格は穏やかで優しい性格をしている犬ですので、しっかりとしつけをおこなえば家庭犬としても安心して暮らすことができます。

断尾をする犬種7:アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカ原産の中型犬です。アメリカンコッカースパニエルはイングリッシュコッカースパニエルを改良して誕生しました。

イングリッシュコッカースパニエルは最も小さい猟犬として、鳥を狩る猟犬として働いていたため断尾されています。

その名残からアメリカンコッカースパニエルも断尾されるのが慣習になりました。

アメリカンコッカースパニエルは猟犬よりも愛玩犬としてドッグショーなどで活躍する犬種です。

断尾をする犬種8:ジャック・ラッセル・テリア

イギリス原産の小型犬です。キツネ狩りのためにフォックステリアをベースにビーグルやブルテリアなどの犬と交配で誕生した犬種です。

キツネの住処の穴にもスムーズに入れるようにするため、小型な上に断尾しています。

テリアとブルテリアの血が強い犬種ですので、普段は穏やかでもスイッチが入ると気性の荒い面も持ち合わせている犬種で、しつけは念入りにおこなう必要があります。

断尾に対する各国の対応

猟犬として使われなくなった犬に対して断尾は虐待ではないかという愛護団体からの声もあり、断尾を禁止している国もあります。

以下の国はどのような対応をとっているのか、それぞれ紹介します。

断尾を禁止している国

  • イギリス
  • エストニア
  • オーストリア
  • オーストラリア
  • オランダ
  • キプロス
  • スイス
  • スウェーデン
  • チェコ
  • スコットランド
  • ・・・etc

ヨーロッパ

ヨーロッパでは、イギリス(北アイルランド以外)、エストニア、オーストリア、オーストラリア、オランダ、キプロス、スイス、スウェーデン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェイ、フィンランド、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルグが断尾を禁止しています。

断尾をする犬種を多く誕生させているドイツやイギリスでも禁止されていますので、これから多くの国が加盟し、さらに増えていくことが予想されます。

アメリカ

現在、アメリカでメイン州でのみ断耳が禁止されていますが、断尾はアメリカではまだ禁止されていません。

断尾や断耳は伝統的行為で、獣医学を元におこなっているもののためアメリカは中立の立場をとるとのことでしたが、反対意見は多く寄せられているようです。

これからどのような対応をされるのかが注目されます。

アジア

アジア地域では断尾は禁止されていません。日本でも断尾や断耳はおこなわれています。

禁止を求める声も多く上がっていますので、断尾をしないブリーダーもいますが、ほとんどの場合は断尾をしてから販売されます。

断尾や断耳をしない個体をご希望の方はブリーダーに相談してみると、断尾や断耳をしない個体を迎え入れることができるかもしれません。

犬の断尾を禁止している国は多い

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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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