チワックスは失敗なの？性格や飼い方のポイントも合わせて紹介！

てんかんは小型犬によく見られる病気になります。症状はけいれん発作で、突然はじまって数分で治まる場合が多いです。

てんかんの発作はいつ起きるのか分かりません。また、治る病気ではなく内服薬で症状を抑える病気でもあります。

てんかんの発作は、命に関わってくる場合もあります。数分で治まらず、複数回発作が続くようであればかなり注意深く対処をしてあげましょう。

出典：犬と猫のてんかん治療最前線!!｜konomi動物病院
参照：https://konomiah.com/shorei/case/474/

膝蓋骨脱臼は、膝蓋骨と呼ばれる膝の骨が、普段はまっている滑中溝というくぼみから外れてしまう病気です。小型犬によく見られます。

発症は先天性のものや、成長するにつれて症状が出てくる場合が多いです。滑中溝が浅かったり、膝のじん帯や筋肉のバランスの悪さであったりが病気の原因であると考えられています。

その症状は様々で、無症状の場合もあれば重症で足を使えなくなってしまう場合もあります。時折足を挙げたり、跳ねるような歩き方をしたりしている場合はこの病気である可能性があるでしょう。

出典：犬の膝蓋骨脱臼｜クルーズ動物病院
参照：https://crews-doubutsu-byouin.jp/column/mpl.html

椎間板ヘルニアは、ダックスフンドに多い病気です。神経が傷つく病気で、進行すれば症状が重くなることがあります。

軽症のときは、背中を痛がっているような様子で段差の登り降りを避けたり、抱き上げると悲鳴を上げたりする姿が見られるでしょう。重症化していくと徐々に麻痺が見られ、最終的には痛覚も失ってしまいます。

出典：犬の椎間板ヘルニアのグレードと治療について解説｜動物再生医療センター病院
参照：https://hospital.anicom-med.co.jp/arm-center/owner/explanation/discherniation-grade/

水頭症は、脳室内に過剰に脳脊髄液が溜まってしまう病気です。それにより脳が圧迫され、障害が起きてしまいます。

水頭症は無症状の場合もあり、珍しい病気ではありません。よく見られる症状は神経症状で、多岐にわたります。例を挙げるとふらついたり、視力障害が起きたりなどです。

発症するのは先天性の場合もあれば、成長後に出てくる場合もあります。症状は発症してすぐには出ず、脳圧が徐々に高まっていくことから進行し、脳障害が出るレベルに達すると見られるようになることが多いです。

出典：水頭症（すいとうしょう）｜あいむ動物病院
参照：https://www.119.vc/illness/archives/5

クッシング症候群は、副腎ホルモンが過剰に分泌されることで起きる病気です。副腎ホルモンはとても重要なホルモンで、そこに異常が生じることで体にも異常が見られるようになります。

症状としては、皮膚炎が挙げられます。その他にも、糖尿病や血栓症などの合併症が多く発症する場合もあるため、注意が必要です。

クッシング症候群になると、皮膚炎だけでなくお腹が膨らんだり異常な量の水を飲んだりといった変化が見られます。そうした体の変化や飲水量の変化などはよく観察しておくようにしましょう。

出典：クッシング症候群｜洋光台ペットクリニック
参照：https://www.youkoudai-pet.com/case/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4/

これまで紹介したように、チワックスのかかりやすい病気は恐ろしいものです。そんな病気にかかるリスクを減らすためにも、病気を防ぐ方法を知って実践してあげることが大切でしょう。

ここからは、病気を防ぐ方法をくわしく紹介していきます。病気を防ぎ、愛犬がいつまでも元気で長生きできるように手助けをしてあげましょう。

病気にかかりはじめのときは、何らかのサインを発している場合が多いです。そんな病気の前触れにいち早く気がつき、病気の進行を防ぎましょう。

特に「膝蓋骨脱臼」と「椎間板ヘルニア」はなりはじめのサインが分かりやすいです。病気は犬によって進行度がことなるため必ずサインが出るとは限りませんが、足腰がおかしな様子であれば注意深く見てあげましょう。

足腰が痛そうな様子であったり、歩き方や座り方がいつもと違ったりすれば、それは病気のサインである可能性があります。また、動くことを嫌がっているならばそれも病気である可能性を考えてみましょう。

このようなサインは、より早く気づいてあげることが大切です。異変にすぐ気がつくことができるように、普段から愛犬の様子はよく見ておきましょう。

運動はそれなりにさせてあげるようにしましょう。小型犬であるためそこまでの運動は必要ありませんが、肥満の予防や筋力を増強させるために運動をさせます。1日に2～3回、10～15分ほどのお散歩に連れて行ってあげるのが良いでしょう。

ただし、過度な運動は禁物です。チワックスは足腰に負担がかかりやすいため、運動をさせすぎると足腰にダメージがいってしまいます。運動をするのが大好きな子であっても、運動量はセーブしてあげてください。

食事を管理することも大切になります。チワックスにとって肥満は大敵です。足腰にとってかなりの負担になりますし、病気につながってしまう可能性もあります。

チワックスは過度な運動もできません。適正な体重を保つためには、食事に気をつけるのが良いでしょう。食事やおやつは高カロリーのものを避けてください。あげすぎたと感じるならば、おねだりをされても与えないように気をつけましょう。

チワックスの足腰への負担を減らすためには、暮らしている環境を整えてあげることも重要です。フローリングのままでは滑りますからカーペットを敷いてあげたり、階段などの大きな段差に飛び乗ることがないようにゲートでふさいだりしましょう。

人間用のソファやベッドに飛び乗るようなら、犬用の階段を設置してあげると良いでしょう。足腰への負担を考え、どうすれば愛犬が快適に暮らせるのかを考慮した環境を用意してあげてください。